マーケティング研究 他社事例 その245 「成長する中古スポーツ自転車のサービス」 ~高級自転車の中古車市場をけん引~
細いタイヤにU字型のドロップハンドル、高いサドル、停車時に車体を支えるスタンドさえ取り払って、スピードを追求する自転車がロードバイクです。
さっそうと走る姿を街などで見かけて、乗ってみたいと思った人もいると思います。
そんなロードバイクやマウンテンバイクといったスポーツタイプの自転車を中心に買い取り・販売をしているのがさいたま市のちゃりカンパニーです。
扱う自転車は、中古にも関わらず、数万~数十万円と高額です。
それでも販売は右肩あがりで、2014年8月期に1億2千万円だった売上高は2017年8月期に9億5千万円までふくらんだのです。
現在では、直営店舗とフランチャイズ合わせて21店舗を展開しています。
ネット販売も組み合わせて販路を広げています。
自転車を買い取る場合は、まず電話やインターネットで車種などを確認して仮査定をしたうえで、店頭に持ち込んでもらいます。
出張買取や宅配買取の仕組みもありますが、スポーツ自転車に集中した中古販売企業は珍しいと思います。
競合となるのは、ネット上のフリーマーケットです。
商品の売り出しから発送まで個人が行うネット上のフリマに比べ、ちゃりカンパニーでは買取や査定を行う為に、その分販売価格は割高になります。
しかし、むしろそういった手間の部分に同社ならではの付加価値が秘められています。
ネット上のフリマは出品のハードルが低いだけに、示される情報が乏しい場合があり、買う側には商品の状態がわかりにくいという不満があります。
スポーツ自転車は時速数十kmというスピードを出せる為に、部品の欠陥は命に関わります。
車体の骨組みにあたるフレームにひびが入っていたり、ブレーキが不調だったりしても、出品者は気づかずに売ってしまうケースも十分考えられます。
これまで中古自転車の安全性に関する十分な基準がなかったと考えるちゃりカンパニーは、独自に安全性チェックの仕組みを作り、さらに社内のテストに合格した従業員を査定士は超音波を使った機器で肉眼で見えずらい欠陥まで見つけ出すほか、偽ブランドも見分けます。
結果、安全性が確保された正規品だと判断できた自転車だけを販売しているのです。
現在では、スポーツ自転車という、高価格でかつ今後も健康志向の高まりなどによる需要が見込める商材でヒットを出している同社ですが、あぐらをかいている訳ではありません。
一時的なブームが押し上げているという危機感をもっている同社は、スポーツ自転車のハードルを下げて、乗る人を増やすという新しい事業の柱をたてたのです。
スポーツ自転車は購入すれば最低でも数万円かかり、高いもので100万円を超えます。
それだけに値段を見て購入をあきらめてしまう男性客も多いと思います。
それなら女性もターゲットにしようと思い立ち、まずは気軽に乗ってもらいたいとの発想から、自転車乗り放題サービスの「スニークルロングタイムシェア」を開発しました。
会員として登録すると、月額3,480円で高級タイプの自転車を借りることが出来るこのサービスは、ロードバイクはもちろん、タイヤが小さく車高が低いミニベロや、坂道も運転しやすい電動アシスト付きといった女性にも使いやすい自転車を多く揃えたのです。
さらに、スポーツ自転車は高価格な為、盗難被害も多いと言います。
そこで、損害保険も手掛けるSBIホールディングスと業務提携を行い、リーズナブルな保険も開発したのです。
これも市場を育成していきたいという会社としての方針があるからです。
ちゃりカンパニーのサービスは女性など今まで利用の少なかった層を開拓していきそうですね。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
細いタイヤにU字型のドロップハンドル、高いサドル、停車時に車体を支えるスタンドさえ取り払って、スピードを追求する自転車がロードバイクです。
さっそうと走る姿を街などで見かけて、乗ってみたいと思った人もいると思います。
そんなロードバイクやマウンテンバイクといったスポーツタイプの自転車を中心に買い取り・販売をしているのがさいたま市のちゃりカンパニーです。
扱う自転車は、中古にも関わらず、数万~数十万円と高額です。
それでも販売は右肩あがりで、2014年8月期に1億2千万円だった売上高は2017年8月期に9億5千万円までふくらんだのです。
現在では、直営店舗とフランチャイズ合わせて21店舗を展開しています。
ネット販売も組み合わせて販路を広げています。
自転車を買い取る場合は、まず電話やインターネットで車種などを確認して仮査定をしたうえで、店頭に持ち込んでもらいます。
出張買取や宅配買取の仕組みもありますが、スポーツ自転車に集中した中古販売企業は珍しいと思います。
競合となるのは、ネット上のフリーマーケットです。
商品の売り出しから発送まで個人が行うネット上のフリマに比べ、ちゃりカンパニーでは買取や査定を行う為に、その分販売価格は割高になります。
しかし、むしろそういった手間の部分に同社ならではの付加価値が秘められています。
ネット上のフリマは出品のハードルが低いだけに、示される情報が乏しい場合があり、買う側には商品の状態がわかりにくいという不満があります。
スポーツ自転車は時速数十kmというスピードを出せる為に、部品の欠陥は命に関わります。
車体の骨組みにあたるフレームにひびが入っていたり、ブレーキが不調だったりしても、出品者は気づかずに売ってしまうケースも十分考えられます。
これまで中古自転車の安全性に関する十分な基準がなかったと考えるちゃりカンパニーは、独自に安全性チェックの仕組みを作り、さらに社内のテストに合格した従業員を査定士は超音波を使った機器で肉眼で見えずらい欠陥まで見つけ出すほか、偽ブランドも見分けます。
結果、安全性が確保された正規品だと判断できた自転車だけを販売しているのです。
現在では、スポーツ自転車という、高価格でかつ今後も健康志向の高まりなどによる需要が見込める商材でヒットを出している同社ですが、あぐらをかいている訳ではありません。
一時的なブームが押し上げているという危機感をもっている同社は、スポーツ自転車のハードルを下げて、乗る人を増やすという新しい事業の柱をたてたのです。
スポーツ自転車は購入すれば最低でも数万円かかり、高いもので100万円を超えます。
それだけに値段を見て購入をあきらめてしまう男性客も多いと思います。
それなら女性もターゲットにしようと思い立ち、まずは気軽に乗ってもらいたいとの発想から、自転車乗り放題サービスの「スニークルロングタイムシェア」を開発しました。
会員として登録すると、月額3,480円で高級タイプの自転車を借りることが出来るこのサービスは、ロードバイクはもちろん、タイヤが小さく車高が低いミニベロや、坂道も運転しやすい電動アシスト付きといった女性にも使いやすい自転車を多く揃えたのです。
さらに、スポーツ自転車は高価格な為、盗難被害も多いと言います。
そこで、損害保険も手掛けるSBIホールディングスと業務提携を行い、リーズナブルな保険も開発したのです。
これも市場を育成していきたいという会社としての方針があるからです。
ちゃりカンパニーのサービスは女性など今まで利用の少なかった層を開拓していきそうですね。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。