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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 その13 ニチガスの攻勢

2017-08-02 07:23:37 | ビジネス
こんにちは、彩りプロジェクトです。

このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。

少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。

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ニチガスの攻勢

「ニチガスにする~の賛成です!!」
お笑い芸人の出川哲郎さんと女優の本田翼さんを起用したCMはお茶の間にも流れているので、目にした方もいらっしゃると思います。

このニチガスですが、どのような会社か皆さんご存知でしょうか?

会社名は日本瓦斯です。
関東一円でLPガス事業を手掛けている会社ですが、一部地域では都市ガスも展開し、縮小する業界で成長してきました。

今年の4月に家庭向け都市ガス小売りが自由化したのはご存知だと思います。
これにより、東京ガスや大阪ガスなどの既存のガス会社が地域独占してきた市場に、どんな企業でも参入出来るようになりました。

国内最大の市場である首都圏で暴れまわっているのがニチガスというわけです。

暴れまわっているので、東京ガスの顧客をさぞかし奪っているんだろうな~と思うと思いますが、現在、東京ガスの顧客に対して、10分の1程度の顧客数しかありません。
しかし、LPガスの分野で過去10年間において、減少していく厳しい市場において、営業利益2.4倍、顧客数は1.6倍と勝ち抜いてきた会社です。

それが暴れまわっている証です。
ガス企業でこのような成長を遂げた会社は他にありません。

ニチガスが成長するには、徹底的なコスト管理が必要でした。
LPガスの市場の伸びが期待できない以上、ガスの価格を下げて他社から顧客を奪い取るしかありませんでした。

どのようにコストカットするか?
業務のシステム化を目指し、クラウドシステムを早期に導入したのです。
一般のガス会社は顧客が増えると、管理に手間がかかり販管費が上昇します。
ニチガスでは顧客が増えても、定額制のクラウドシステムに移行している為に、反比例減少が起こり、利益を生み出していたのです。

さらに、2011年には、JPモルガン・チェース系のファンドから出資を受けました。
国内のエネルギー会社は外資の導入を嫌う傾向がありますが、旧来の発想で成長するには限界がある事を分かっていたのです。

着実に国内の自由化の準備を進めてきたニチガスですが、最近では営業姿勢が批判されているようです。
営業の際の不手際が苦情として、消費生活センターなどに多数苦情が寄せられているようです。

それもそのはずです。
ファンドからの出資を受ける際に年間11万件~12万件の顧客獲得を目指すとしていたのです。
ところが、実績では5万件です。
それでも業界平均を上回っています。
それだけも特質するべき数字ではありますが、まだまだ上を目指しているのです。
成長段階での、こういった不祥事を乗り越え次の一手は、プラットフォーム作りです。

ソフトバンクグループが、携帯ユーザーに電力自由化の際に、ソフトバンクエナジーと契約すると割り引きを行うとしたものです。
このような顧客を抱え込んで、プラットフォーム化し、ワンストップサービスを展開しビジネスチャンスとするのです。

TSUTAYAカードもプラットフォームビジネスで伸びて来た会社です。
このプラットフォーム化は実に効率的な手法です。

ニチガスの場合は、東京電力と提携する事で、電力とガスのどちらも展開出来る体制が作られているのです。
また、すでにニチガスはUSENとプラットフォームの利用を前提に相互送客の準備を進めているので、様々な異業種との協議しているとみられています。

そして、さらに実はニチガスが最も売りにしていきたいのが、クラウドシステムです。
配送所はすでに無人化が完了しており、各顧客のエネルギー消費状況をAIで需要を予測したり、問い合わせに自動対応したりするサービスを開発しています。
ウェブでの決済システム会社とも資本提携する事で、新しい決済システム(フィンテック)などのサービス導入を目指しているようです。

進化のスピードをとめないニチガスには今後も注目ですね。



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