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(yottin blog)

「甲越軍記」を現代仕様で書いてみた 武田家 63

2024年04月06日 19時54分02秒 | 甲越軍記
 天文十三年三月、山本勘助は上州箕輪より、真田弾正忠幸隆を召し連れて帰って来たとの言上に晴信は、たいそう喜ばれた。
幸隆は背丈高く、人物卑しからず、言語分明にしてまことに豪傑であった。
晴信は機嫌よく幸隆に盃を賜った、そして禄を定めてから幸隆に真田家の由緒を尋ねた。

ある書に曰く、清和天皇の皇子貞秀親王を滋野親王と申す
この親王の御子、幸恒が初めて信濃国海野に在して海野をもって氏とする
幸恒十八代の孫、海野弥平四郎幸弘が木曽義仲に仕え、その後、海野小太郎幸氏、鎌倉へ赴き、右大将源頼朝公に仕える
幸氏より二十代の孫、海野信濃守棟綱という人あり、足利家に仕え、その子、左京大夫幸義、信州の村上頼平に従い信州小県郡真田に住み、よって真田を氏とする。
幸義後に浪々の身となり、上州箕輪に蟄居し弾正忠幸隆は幸義の嫡子なり
これによって先祖以来代々信濃に住み、彼の祖父棟綱までは信州小県郡を領し諸侯にてありし間、武田家陪臣の人と等しからず、特に左京大夫幸義の時、村上頼平に仕えし時、三百貫と聞いたので、晴信も幸隆に対し三百貫の地を与えられた。

以後、晴信は勘助、幸隆と日夜軍法兵略を語り合ったので、武田家の武備はますます強化されて、近隣に鳴り響いた。
信州四家、村上、小笠原、木曽、諏訪は度々、甲州に攻め入り狼藉を働いたが、都度武田勢に打ち破られて、次第に彼らの領地は武田領に編入されていった。
その為、今まで信州の有力武士に従っていた国境付近の国人、芦田下野守などが次々と信濃四家との約定を破って、武田になびいた。
信州と甲州の境、軽井沢から平尾岩村田に通じる中間に小田井という地があり、そこには小田井又六郎という城主が居た。
彼の弟、小田井次郎左衛門という者あり、両名共に武略勇気人に優れていたので、晴信は味方に取り込もうと、芦田を送って説かせたが、かえって小田井は憎しみを沸かせて芦田領に攻め込んで放火、狼藉を繰り返した。
芦田はたまりかねて、武田に援軍を要請してきたので、晴信は総勢八千騎をもって甲府を発って信州へ向かった。

小田井は小豪族と言えども、その背景には村上、諏訪が後詰することも考えて抑えの兵を進める評定を行った
その結果、板垣信形を先鋒に田中、小諸を押し通って極月十四日に追分に出て、ここで兵の手配りをした。

その後、上州の住人、倉賀野越中守、同六郎、同淡路守、松本兵部之丞、和田左衛門尉、五甘厩橋の輩が五六千人が小田井の後詰として向かっているとの報せが届いた。
晴信は真田弾正忠幸隆に三千五百騎を与えて、沓掛宿へ向かわせ押さえとした。 
また山本勘助に二千余騎をつけて、追分の北一里小室との間に置いた
これは小室、前山など当年霜月に降参した者どもが信用おけず、もしも小田井に寝返った時の為の備えである。
板垣の先陣と晴信旗本勢あわせて三千五百騎は追分と小田井の間一里ばかり小田井に近づき、城から十余町に陣を敷いて取り囲んだ。



睡眠の常識

2024年04月06日 06時50分36秒 | 病気と健康
 まだまだコタツは離せないが、さすがに日中は無理
でも夜になると5度以下になるのでコタツに入ってテレビを「聴いてる
聴いているうちにウトウトと少し寝てしまう
ほんとテレビはドラマやドキュメンタリー、野球、相撲、駅伝、マラソン、歴史もの以外は見なくなった。

睡眠の常識も変わった、どう変わったかなんて2週間前まで知らなかったが、ラジオを聞いていたら、そこで睡眠の話題が放送された
アナウンサーが言うには「高齢者は8時間以上寝るのは健康上良くない」というものだった
大谷翔平のパワーの源の一つは「たっぷり睡眠」と聞いたから、まねようと思っていた矢先これだ!

裏付けということで、ネットでも調べたら、こんな記事があった
厚生省の研究らしいので

今年2月に厚生労働省が公開した「健康づくりのための睡眠ガイド2023」。14年に定められた前回の「睡眠指針」から約10年を経て改訂された“新ガイド”の特徴の一つが、必要な睡眠時間がライフステージによって異なることを明確にした点だ。 「睡眠ガイド」によれば、各年代に応じた推奨睡眠時間は、1~2歳児が11~14時間、3~5歳児が10~13時間、小学生が9~12時間、中高生が8~10時間、成人が6時間以上。しかし、子どもや成人について「睡眠不足」の問題が強調される一方、高齢者については「8時間以上にならないこと」と睡眠のとりすぎに注意が向けられ、長時間睡眠による死亡リスクすら指摘されているのだ。

ということです、ラジオで言っていたことと一致していました
時代と共に常識は変わっていくのですね。


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