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2024パリ五輪のマラソン代表が内定 大雨の中で~

2023年10月16日 07時36分49秒 | マラソン/駅伝
 東京の中心部で開催されたMGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ)は生憎の大雨、気温も13度と寒くオリンピック代表を決めるには「どうかな」と思うような日であった。

話しは反れるが、私もマラソンがスタートして間もなく有志による「ささゆり」の植栽に参加した。
毎年行われる作業で、今年で10年くらいになるだろうか
私が参加したのは今回が初めてでした、こちらも雨で中止かなとも考えたが、東京と違い小雨であったから決行された。
標高50mほどの丘陵地帯の自然公園の林の中で行われ、30名ほどが参加した
私はシャベルで土をほじくって穴をあける、そこに球根を2~4個埋めるが合計500球今回植栽した。
 球根の多くが野ネズミにやられて時期になって咲くのは、その五分の一ほどである、それでも最初に比べれば多くなった
心無い人間が盗掘していくこともあるそうだ。
先日の復旧作業と言い、今日の土堀と言いちょっと土木作業に目覚めてきたかもしれない。 野外で力作業をするとさび付いた体がほぐれて、動きが良くなるような気がする。

 さてMGCに戻す、結果を言うと男女ともに上位1位、2位が文句なしでパリ五輪代表内定となる。
3位は暫定的に代表の権利を得るが、この後行われる敗者復活戦ともいうべき地方でのファイナルチャレンジレースが2~3あり、そこで今までの日本人記録の3位記録を超えた選手が代表内定となり、今回のMGCの3位は代表になれない。
3位記録を破った選手が複数なら、その中の一番良い記録の選手が代表となる
誰も3位記録を破れなければ、今回のMGC3位の選手がパリ五輪の代表となる
今回3位で出場が微妙な選手もとうぜんファイナルチャレンジに挑戦するだろう。

MGCは男子優勝が小山直城、2位が赤崎暁で代表内定となった、二人共私は名前を知らなかったが、小山選手はゴールドコースト・マラソンで優勝している実力者だった。代表候補の最右翼と目された大迫選手は3位、因みに奥さんはSKE48の元メンバー。 今回がマラソンレース130回目のマラソンオタク川内優輝選手が4位、日本記録保持者の鈴木健吾選手は途中棄権

女子は出場最年少24歳、マラソン3回目の鈴木優香選手が優勝
2位にはベテランの一山真緒選手が入った。 一山選手は鈴木健吾選手の奥さんだ、3位は細田あい選手だった。
代表候補と目された前田穂南選手は7位、安藤友香選手は10位、東京五輪では代表だった鈴木亜由子選手は12位だった。



大雨の中を2時間半も走り続けた女子は寒さで疲労困憊、やせ型の前田選手や鈴木亜由子選手などには厳しい天候だった。
そんな中で上位の3人は雨にも負けず力強く、粘り強く走って表彰台を得た。

雨の中、後輩の太田選手のゴールを見守る鈴木亜由子選手


男子では35kmまで川内選手がスタート直後から独走だった
一時は200mほどリードしたが、そこで追いつかれた。
しかし粘って4位でゴールした。

日本男子選手のマラソンレベルは1億円の賞金が効果を発揮したのかこの数年で大いに上がり、停滞していた日本記録が次々と塗り替えられた
鈴木健吾選手が2時間4分56秒を出し、5分台、6分台も大迫ら数名が記録した
7分台や8分台を出す選手も多くなり、確実に底上げしている。

しかし世界はもっとすごい進化を続け、特に今はケニアとエチオピア勢が凄い
先日、ケニアのキブタム選手が2時間0分35秒というとんでもない記録を出した
日本最高記録と比べて1.5kmも先行する記録だ
非公認では2時間を切った記録もある。
2時間2分台でも6人、3分台も入れると29人もいる、そしてタンザニアの1人を除いてあとは全部ケニアとエチオピアである。
無制限に出場して良いなら20位以内は全てケニアとエチオピアで占められるかもしれない。
だがオリンピック代表は各国2~3人だから、日本選手も頑張れば条件次第で8位入賞は狙えるだろう。
今回優勝した小山選手は力強く無表情で淡々と走る姿に期待感が湧いてきた
記録が伸びていく可能性を見た気がした、楽しみである。

今日の勝者のインタビューを聞いても「優勝」と言う言葉は誰も言わず、「入賞を目指す」と言っていた、明らかな実力差を実感している。

女子は現役だと新谷仁美選手が2時間19分台、安藤友香選手、細田あい選手が21分台である
世界は先日エチオピアのアセファ選手が、男子に遜色ない2時間11分53秒という大記録を樹立
ケニアのコスゲィ選手の2時間14分4秒を大幅に更新した。 いずれにしても20分をなかなか切れない日本女子との差は歴然である。
高橋尚子、野口みずき選手が世界を制したような時代は再びやってくるのか?