神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

帰って来た寅ネコ ただいま参上!

2023年04月18日 22時12分14秒 | フーテンの寅ねこ わんにゃん
「へへへ おいちゃん おばちゃん いま帰ったぜ」


「おやまあ驚いた! 寅!おまえ生きてたのかい?」
「おいちゃん! やっと帰って来たのに、それはないだろう・・」
「まあいいや 中にへえって茶でも飲もうや」
「さくらは元気かい?」
「ああ 残念だねえ さくらは東北へ桜見物に行ったばかりだよ」
「そうかい そりゃあ残念だった 会いたかったのによお」
「寅 たしか最後に出て行ったのは去年の暮れだったから・・・」
「そうさなあ 110日ぶりってとこだな」
「3か月以上どこに行ってたんだ? 今度はゆっくりできるんだろ? さくらが戻るまでここにいなよ」
「おいちゃん ありがとうよ せっかくだけどよ、そこが渡世人のつらいところよ、ようやく祭りがやれるようになって「テキヤ稼業」も忙しいのさ
すぐに次の土地へ行かなきゃならねぇのよ」
「そういわずに今日だけでも泊まって行けよ」
「お言葉は、ありがたいけど、そうもしてられないのさ、ゆるしてくんな
ちょいと横にさせてもらうよ」
「・・・・・」

「あああ~疲れた ちょっとだけ寝させてもらうよ」


「おやまあ寅ちゃん 寝ちゃったよ やっぱり家がいいんだね」
「それにしても外でねるこたぁねえだろうに」
「まあ、そっとしておやりよ、幸せそうに寝てるじゃないか」

「オッ 起きたようだよ 何か考えてるみたいだよ」


「へへへ 考える人(ネコ) な~~~んちゃってね」

「なんだ また冗談かよ くだらねぇ 何にも考えてなんかいないじゃないか」
「へっ! 貧しいね これだから学問のない庶民は嫌なんだよ
おいちゃんにロダンを語った俺がバカだった」
「なんだい? そのロタンってのは?」
「ああぁ 教養がない人間ってのは悲しいねぇ」
「へっ! なに言ってやがる 小学校中退のおまえに言われたくねえよ」
「なんだと いくらおいちゃんでも、それは言い過ぎだぞ」
「てやんでぃ それは、こっちのセリフだ!」
「やめなよ二人とも 大人げない」
「ヘヘヘ 悪かったな 言い過ぎたよ 許してくんな」

「おいちゃん おばちゃん せわになったなあ、おれはこれで当てのないない旅に出るから達者でいろよ 長生きするんだぜ、さくらによろしくな」

「寅、そういわないでもうすこしいたらどうだい
「すまねぇ 何度も言うが、そこが渡世人のつらいところなのよ、黙っていかしてくんな あばよ」

「さあて どこへ行こうかな」

「とらあ~~またこいよ! 漢字なんかなくてもいいから手紙よこすんだぞ」
「ああ わかったよ それじゃごめんなすって」

              終


藤が満開

2023年04月18日 07時53分37秒 | 花鳥と昆虫・爬虫類・魚
 仕事を辞めて間もなく一年半になる、時間が出来たので散歩をするようになったが、それ以外は小さな畑を30分ほどいじるだけで、運動不足が顕著だ。
それで考えたのは、今は営業していない会社の中の片づけ、雑誌類とか、過去の帳面だとか結構重いから、それを倉庫などに運ぶだけでもかなりの運動量になる、しかも2時間もやると歩数も6000歩くらいになって、一石二鳥の良い発汗運動になった。

 一仕事終えて、小さな花壇を見たら、なんと藤が満開ではないか
毎年、ブドウのように垂れ下がっているのが5~6くらいあったが、今年は15房を下らない、しかも長く大きいのでなかなか見ごたえがある。
荒れるに任せていたから、葉と蔓、それに混植の笹竹も絡んで、見た目はいまいちだったから、本腰を入れて、そちらの整理も始めた。

 いらない葉を積み、竹を切り、紫の房が周囲から見えるように、日が当たる様に・・・先は地面についていたので、荒縄で縛って地上から50cmくらいまで持ち上げて固定した
藤棚を作るほどではないが、本格的に手入れすればかなり見栄えがする棚になるかと思う。

 元地主さん(同年代の女性)も私を見つけてやってきて30分ほど世間話をしていたが、藤を見るよう勧めたら驚いて見て「良い匂いがプンプンする」と喜んでいた。













主去りし館の荒れ果てた花壇に 誰を待つのか
立派に咲き誇る藤の花