滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0810/80:農業問題】第一回穀物サミット

2008-10-12 22:58:39 | Weblog

農家の意識改革や日本の農業を見直すことを目的にした民間企業らによる第一回の穀物サミットが10月11日守山市でおこなわれました。

この穀物サミットは、守山市の本願寺赤野井別院の輪番で米の販売事業も手がけている守山市の中村章生さんと、大阪の大手米卸業者、「幸南食料株式会社」の川西修代表の思いが一致して今回初めて開催されたもので、サミットの冒頭、開催の実行委員長である川西代表が「この40年間で日本の自給率は80%から40%に減少している。農業に対して憧れを持つ若者を育て日本で十分食糧を確保できるようにしなければならない」と穀物サミットにかける思いを述べました。

サミットでは国会議員や農学博士など業界の代表者ら12人が集まり、国内の自給率や食育などについて意見を交わしました。この中では「米粉を使った加工食品の開発など農業の流通・販売を促進する政策を国が進めなければいけない」と言った意見や、「農業がもっと消費者の求めている物を考え、自ら儲かる工夫をしなければならない」と言った意見などが出され、農業が直面している危機に対するさまざまな考え方に来場者らが聞き入っていました。

実行委員会によりますと今回の穀物サミットには多くの米卸業者らの賛同があり、およそ1000人の来場者があったということで、今後、日本の農業や自給率について考えられるこのような機会を全国で続けていきたいと話しています。

(10月11日、びわ湖放送・電子版)

http://www.bbc-tv.co.jp/houdou/news/news_today.php