滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0810/45:県内経済動向】負債総額10億円超、倒産11件:滋賀の9月倒産概況

2008-10-06 23:26:41 | Weblog

 信用調査会社が10月6日発表した滋賀県内の9月倒産概況(負債額1000万円以上)によると、倒産件数は10件を上回り、負債総額も10億円を超えた。中小企業を中心とした倒産が相次いでいる。

 帝国データバンク滋賀支店の集計(法的整理のみ)によると、倒産件数は前月比5件減の11件で、建設関連の破たんが目立った。負債総額は同29・3%減の12億1400万円。5億円超の大口倒産が1件あり、9月単月で3年ぶりに10億円を上回った。

 業種別では、建設と食品の各4件で最多。要因別では、販売不振など景気変動要因が8件で最多だった。

 同支店は「不動産開発会社の大型倒産が相次いだうえ、世界的な金融不安も高まっている。建設関連を中心に高水準の企業倒産が続きそうだ」とする。

 また、東京商工リサーチ滋賀支店によると、倒産件数は前月比2件減の14件、負債総額は同181・9%増の28億3100万円だった。

(10月6日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008100600109&genre=B1&area=S00

【0810/44:高齢者医療】後期高齢者医療制度維持を訴え:高月町長、滋賀県議会特別委で

2008-10-06 23:16:09 | Weblog

【写真:滋賀県議会の特別委員会で、後期高齢者医療制度の制度維持を訴えた北村高月町長(中央)=大津市・県庁 】

 滋賀県議会の少子高齢化対策特別委員会が10月6日開かれ、後期高齢者医療制度について参考人招致された北村又郎高月町長が「度重なる制度変更は、現場の市町や住民が混乱する」と述べ、現行制度の枠組み維持を訴えた。

 75歳以上を対象に今春導入された同制度について北村町長は、「6月に決まった負担軽減策をや制度変更が重なり、そのたびに制度周知などで市町の負担が増し、住民も制度そのものに不安を募らせている」と指摘した。

 そのうえで「高齢化で高騰する医療費の抑制、という趣旨を明確に示すべき」と強調。世代間の受益と負担のバランスを議論し、負担増となる若年世代へも理解を呼び掛けるべきだと指摘した。

 北村町長は同制度を運営する県後期高齢者医療広域連合の副広域連合長を務めており、制度の現場の声を聞きたいとする特別委の要望で招かれた。

【関連ニュース番号:0809/184、9月26日など】

(10月6日付け京都新聞・電子版)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008100600124&genre=A2&area=S00

【0810/43:野洲市長選・市議補選】市長選、新人4人が舌戦スタート/告示

2008-10-06 23:10:07 | Weblog

 ◇市議補選は3人立候補

 任期満了に伴う野洲市長選と市議補選(改選数2)が5日、告示された。山崎甚右衛門市長(74)の後継者を選ぶ市長選は▽前市総務部次長、舩橋登志夫氏(54)▽元市議、藤村洋二氏(61)▽同、荒川泰宏氏(55)▽前県理事、山仲善彰氏(57)=連合滋賀推薦--のいずれも無所属の新人4人が立候補。04年の旧野洲、旧中主両町の合併後、初の市長選で、目立った争点はないが、情勢は混とんとしている。

 一方、市議補選は新人3人が立候補した。

 投開票は共に12日で、4日現在の有権者数は3万9894人。【南文枝、金志尚】

 ◆候補者の第一声(届け出順)

 ◇生き生きとした街づくり--舩橋登志夫(54)=無新
 舩橋候補は同市小篠原の事務所前で出陣式。支援者らを前に「地方が疲弊していると言われているが、生き生きとした街づくりをしたい」と主張。「地域の力を活用し、地域別の課題に取り組む」などと力を込めた。

 ◇民間で働いた経験生かす--藤村洋二(61)=無新
 藤村候補は同市小篠原の事務所前で出陣式を開き、市議らも熱弁を振るった。その後、選挙カーで市内を回り、自治会館などで「野洲の財政は厳しい。民間で働いた経験を生かし、役所を改革していきたい」と訴えた。

 ◇一人一人の声、市政に反映--荒川泰宏(55)=無新
 荒川候補は、同市市三宅の事務所で出陣式を行い、市議や地元の自治会長らが駆けつけた。荒川候補は「開かれた市長室にして、一人一人の声を市政に反映したい。リーダー自らが痛みを持ち取り組む」と力強く話した。

 ◇住み良く安心できる街に--山仲善彰(57)=無新
 山仲候補は、同市妙光寺の事務所前で出陣式。山崎市長や市議、民主党の国会議員、県議、連合滋賀の幹部らが勢ぞろいした。山仲候補は「みんなが住み良く暮らせ、安心できる街を作っていきたい」などと訴えた。

 ◇野洲市長選
舩橋登志夫(ふなはし・としお) 54 無新

 [元]市総務部次長[歴]市税務課長・教委委員会次長▽関西大

藤村洋二(ふじむら・ようじ) 61 無新

 市サッカー協会長▽市観光物産協会理事[歴]近江鉄道社員▽市議▽同志社大

荒川泰宏(あらかわ・やすひろ) 55 無新

 農業▽市野球協会長▽合気道野洲道場後援会長[歴]NTT西日本社員▽市議▽京都産業大

山仲善彰(やまなか・よしあき) 57 無新

 [元]県理事▽滋賀骨髄献血の輪を広げる会監事[歴]県知事公室長・琵琶湖環境部長▽同志社大

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 ◆立候補者(届け出順)

 ◇野洲市議補選(改選数2-3)
立入三千男 64 無新 JA経営管理委員[歴]旧野洲町議

太田健一  36 共新 党市役員▽スポーツ指導員

岡野定雄  60 無新 会社員[歴]小南自治会副会長

(10月6日付け毎日新聞・電子版:同日付けその他各紙も報道)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081006ddlk25010268000c.html

【0810/42:ダム問題】芹谷ダムの中止を正式表明:「川づくり会議」で滋賀県方針

2008-10-06 23:01:50 | Weblog

 芹谷ダム(多賀町)建設計画について滋賀県は10月5日、彦根市内で開いた県民対象の「芹川川づくり会議」で、同ダムの中止方針を正式に表明した。県方針に対して、参加者からは賛否の意見が出される一方、水没地区住民の生活再建に十分な対策をとるよう求める声が相次いだ。

 同会議には建設予定地の多賀町、芹川下流の彦根市の住民ら約110人が参加した。県側はダム事業を県の河川整備計画に盛り込まない方針などを表明。財政難や県内で芹川以上に改修が必要な河川が多いことを理由に上げた。芹川の治水は川にたまった土砂の除去と堤防強化で対応するとした。

 参加者からは「いつ起こるか分からない洪水に対する備えがダムのはず。将来的には建設するとの方向を示すべき」といった批判と、「満杯になった後のダムは無力で、かえって下流は危険にさらされる」と中止を支持する声が相半ばした。

 建設予定地の住民への対応について「県が言い出したダムで、地元は辛抱を重ねてきた」として、生活基盤を早急に整備すべきとの意見が上がった。

 今後、嘉田由紀子知事が10月中に最終決定したうえで、11月の県公共事業評価監視委員会への諮問を経て、ダム事業の中止が正式決定する。

【関連ニュース番号:0810/39、10月5日など】

(10月6日付け京都新聞・電子版:同日付けその他各紙も報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008100500120&genre=A2&area=S00

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081006ddlk25010292000c.html

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20081006/CK2008100602000021.html

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20081005-OYT8T00656.htm

http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/081006/shg0810060338000-n1.htm