黙祷。
晴れ。晴天だった。気温も割と高め。
青森県新型コロナウイルス感染者数は、百七名。いっかなゼロになりません。青森県の全人口が百二十四万人程度なので、感染者数は全体の0.0086パーセント程度。限りなくゼロに近いです。と、いうかこの後に及んで誰が感染しているのか、そこが不思議。こんなに減っているのにね。
今日は朝からずっとトライアンフTR6/SSのメンテナンス作業を実施していました。年に二、三回の作業ですが、相変わらず億劫です。億劫ですが、これもまた、バイクの醍醐味ですのでやります。……怪我は余計でしたが……。
早速開始。メーターギヤケーブル接続部からオイルが漏れますので、その対策のために液体ガスケットを塗布しなければなりません。と、いうことでいの一番にギヤオイルを抜きます。車両下はこんな感じです。真ん中の、いかにもやる気がなさそうなボルトがオイルを抜くためのドレンボルトです。
オイルを抜きます。失敗してずっと手で支えなければならない羽目に。次回から楽できるよう、何か考えます。一番いいのは、専用の台を作ること。
オイルが抜けたのでボルトを取り付けします。ご覧のように工具が入らず、これ以上は締めることが出来ません。自動トルク調整器、なのかも知れません。ここまで締めて、緩んだり外れたりしたことはありませんので。不必要なトルクをかけてナメてしまうよりはずっといいです。
ちょっと気になっていた箇所を修理交換します。以前、オルタネーターが破損した際に過電流が流れ、配線が焦げてしまったようです。そのまま忘れて乗っていましたので特に問題は無いのでしょうが、黒焦げは気持ちのいいものではありません。と、いうことで焦げているメス側のギボシを交換。綺麗に治りました。
続いてギトギト作業開始。クラッチ、フロントブレーキレバーのギトギトに続き、スイングアーム部分も新しいグリスを注入します。毎回書きますが、スイングアームがある車両でニップルが装着されていながらこの作業をしない方の気が知れません。ガタついたら終わりだよ? 私はマメにやる派ですので、注入します。写真左のニップルから透き通った青いグリスが出ています。つまり、充填完了、という意味。全体的にギトギトです。
ここもギトつかせました。クラッチケーブル接続部分です。古いグリスとサヨナラし、新しいグリスを塗りたくりました。ちなみに、余分なグリスはきちんと拭き取っております。
プライマリーオイルを抜く前に、クラッチにパーツクリーナーを吹き付けて洗浄。プライマリーオイルを抜いてボルトの止水テープとガスケットを新調。
エンジンオイルを抜いてオイルタンク内部を清掃しました。泥は消え、綺麗になりました。エンジン下部からも抜いています。写真を謝って消してしまいましたが、面倒なバルブクリアランス調整も完了しております。詰まっている部分と、緩んでいる部分がありました。プラリマリーチェーンの張りは今の所大丈夫です。ドライブチェーンの張りもチェックし(今回は調整不要)、清掃してからチェーンオイルを吹き付けています。
ここからなぜ写真が無いかと申しますと、指を切ってしまい、スマホカメラを向けられなかったからです。エンジン下部に取り付けするメタフォームガスケットの穴を私のTR6/SSに合わせて拡大中、つい強く持ってしまい、メタフォームガスケットのメタル部分が指の肉に食い込みました。けっこう深いですが、今は血も止まっておりますし、指先に感覚もあります。きちんと手袋を装着して作業すべきでした。
明日、汁を投入し、バッテリーを接続すれば春のメンテナンス作業は完了です。けっこう疲れました