カブ旅1〜一日目、あまちゃん巡礼〜

2017-09-10 21:34:02 | バイク:モーターサイクル

  雨後晴れ。凄い雨でした。

 昨日(9日)今日(10日)と岩手県久慈市へスーパーカブにてツーリング。早起きして出撃、無事に帰還しました。今回の目的は、二つの巡礼でした。

 本日は一日目の模様をば。

 国道7号線を南下し、鹿角を抜けて田子方面へ。

 

 田子町は食欲そそるにんにくの匂いがあちこちから立ち上る、にんにくの町でした。ガーリックステーキごはんを密かに朝食に食べようと目論んでましたが、オープンは十一時、とのことで断念。先が長いのであまり待っても(この時八時半頃だったのです)仕方ないので断腸の思いでした。

 次はツーリングマップルに掲載されていて、どうも秘境っぽい雰囲気の鳥越観音を目指します。「絶壁の洞窟に慈覚大師の観音堂」と来ては見たくなります。が、ここが大変でした。入り口を探して彷徨い、入り口を見つけても本当にここでいいのかと疑念を抱き、着いてみると来るんじゃなかったと後悔するような場所(笑)。

 

 これです。

 

 鳥居の奥には獣道のような参詣道が……。途中ですれ違ったご夫婦に励まして貰いました。四百メートルって、平地だと大したことありませんが、登坂(しかも獣道のような)だとあんなに過酷なんですね。汗だくの酷い有様の上、蚊とかがブンブン飛び交う中、ここまで来たらという一心で登り続けます。

 

 着いた〜〜〜!! 素朴な狛犬が迎え、登ると仁王像がある門もきちんと備わっています。観音堂は本当に洞窟の中で、建物はありません。登るのが怖いような階段があり、扉があり、その扉を開けると……。

 

 観音様がいらっしゃいました。こういう場所を信仰するのって、日本人らしいです。きちんと参詣。まずは無事に下山出来ますように。

 帰り道、えっちらおっちら登って来るマダムの姿。ここではなぜか互いに励まし合う、思いやり溢れる古き良き日本の姿が垣間見得ます(笑)。

 無事に下山今度はひたすら久慈市を目指します。そう、一つ目の巡礼、それはあれだ。

 

 ココ。あまちゃんファンならば一度は訪れるべき場所。ま、あまちゃんファンでなくとも一度は訪れ、二度三度と訪れてもいい場所です。運営しているマダム達もきさくでいい人たちでした。

 

 きちんと飾ってます。

 

 当然、食べます(笑)。生うに丼 ¥2,000也。醤油もわさびも不要です。

 北限の海女保存のため、実演鑑賞費¥500を納付、北限の海女さん達の素潜りを拝見します。

 

 準備する海女さん達。なんだかこの日は波が高く、いいのかなと思ってましたが、スイスイ泳いじゃうのネ……。すぐ沈む私では到底無理です。

 

 上がった海女さんとパチリ。爽やかな海女さんはいいですが、おっさんの顔は見苦しいので隠します。ちなみに、どんな表情かはご想像にお任せしますが、少なくとも相当緩んでいる事は確かです(笑)。

 

 ベテランの海女さん。階段からではなく、岩場から登って来るあたりがかなりワイルド。うにの獲得量が尋常じゃありませんでした。ちなみに、陸を歩くより海を泳いでいる時間の方が長いらしいです(談)。

 

 獲れたてのうにを食べられます。こんなに美味しかったっけ? と思いました。海で獲れたてのうにを食べたのはもはや三十年振り位でしょうか。それにしてもこの北限の海女さんの伝統は今後も受け継いて頂きたいです。日本の伝統が失われていくのは寂しいですからね。いい人たちでした。いい人と言えば……。

 

 こういうコスプレで現れるお兄さん。気さくで、いい人でした。何でも東京からお越しとか。

 この後、釜石市へ行こうと目論んでましたが、小袖海女センターのマダム達のお話ですと、「ここから三時間はかかるよ(片道)」とのこと。無理っす。あっさり断念し、本日宿泊する久慈市内を目指します。海岸沿いが凄い景色でした。往復、十二分の堪能。道幅が狭いので、車は注意ですね。

 

 久慈市へ到着し、街中を散策します。ブームが去ってしまい、残念な様子でしたが、あまちゃんの影響は色濃く残っていました。またこのドラマ、見たくなったなぁ〜。

 

 オマケ。鳥越観音参詣のご利益かさっしーが当たってしまいました(笑)。

 これで一日目のスーパーカブによるカブ旅が終了。夜はもう起きていられませんでした