人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

タイヤ交換に潜むお客様の心理!

2014年07月20日 | タイヤビジネス
「ガソリンスタンドでタイヤを替えないと危ないと言われました、心配なので見ていただけませんか?。」

「パンクしている可能性があると言われました 検査していただけませんか?。」

このような理由で私たちタイヤ専門店にコンタクトをしていただく
お客様が目立ちます。
こういった依頼は「専門店冥利に尽きます」ので
どうぞご遠慮なく申しつけください。


知らない店に何かを頼むには勇気がいります。
専門店といっても小さな店で入り安い環境ではないかもしれませんが
それでもご来店されるのは お客様の心理の中に
「本当に信用できるのは こういうところだ。」という
情報があるものです。
「お父さんがタイヤのことならあそこで相談しなさいといった。」
「友達からあそこが親切に対応してくれたと聞いたから。」
などと話してくださいます。
「タイヤ専門店」としてありがたいことです。


一方で親切を装いながら恐怖感を煽る販売手法を取る販売店もあることにビックリします。
お客様と信頼関係が構築できれば 相談やアドバイスになるものが
事実を大げさな表現をしたり理屈ばかり話せば 
お客様は「引いてしまい」不信感を持たれて 販売には結びつきません。

お客様にとって私たちが専門店であることの始まりは
まず信頼関係の構築を第一に考えることです。
それは あいさつであり 笑顔であり おもてなしのしぐさであり 尊敬であり 親近感であり
人と人との有益な関係性です。
私などは時に乱暴なべらんべえ調で話すのですが
決して不快に思われず逆に親近感を持っていただけるケースが多いのです。
世の中は グローバル化とか効率化・数値化といったデジタルが溢れていますが
アナログのホッとする情感を失っては人はロボットとなっていってしまうようで
不気味な気がします。



タイヤの見積もりを依頼されるお客様の背後に
必ずお思いが引っ付いています。
電話であれ対面であれ まず信頼感を得る努力が
専門店を専門店として思っていただく始まりです。

例えば 今しがた「205-65-16」の安いタイヤの値段を教えてください。 という電話がかかりました。

すかさず 「お車はアルファードでしょうか?」 と尋ねました所 
「そうです」とおっしゃいました。


205-65-16というサイズから車種を言い当てるのは
タイヤ専門店にとって難しい事ではありません、
数多くのタイヤ交換をするうちに 自然にその車種ならではのタイヤサイズを
覚えてしまうのは普通です。
お客様に逆質問をすることで タイヤサイズから車種を言い当てるだけで
「オッ この店は違うな~やっぱり専門店で買おう」と思っていただけるなら
商売人冥利に尽きます。
こんな会話がファーストコンタクトでお客様から信頼感を得るためのコツです。
タイヤ専門店としてのプロ根性のなせる技です。
こうした小さなこと一つ一つがお客様の中に信頼感を植えつけている。

するといろいろな相談がやってきて(もちろんタイヤに関してですが)
お店も25年たちましたが まだ存在を許されてているようです。
ありがたいことです。


もちろん失敗も無数しています 
特に冬の繁忙期にはぶっきらぼうな対応もしでかします。
それでも許されていますから 世間様の懐は深く暖かいアナログな世界です。
白黒デジタルなら 一つの失敗が命取りで
敗者の復活はありません。

このような世界は 職人的商売の世界で教える事はできません。
いっしょに学べたのは 同世代がみんな車に興味があった時代があったからです。
今の時代には無理な事といってもいいでしょう。
個人経営のタイヤ専売店が後継者を得ず廃業する背景は
私たちにも同じように被さっています。

全てお客様の心理から 
読み取れる時代の変化が 
先行きを楽しくさせてくれるし
逆に先行きを不安にもさせてくれますが どうせなら楽しい道を進みたいものです。


いつの時代も タイヤは無言で語りかけてくれています。
タイヤが語りかけてくれる方向はへ進んでいます。



お前 何を寝ぼけた事を延々と書き込んでいるの馬鹿じゃない!
今はそんなめんどくさい事より ネットで買ってタイヤも付ける時代だよ!
そんな事より値段の安さが大事なの 付き合いだの信頼関係などいらない!
こういう声も もちろんありやがて多数派を占めるかもしれません。

しかし山でもきれいに植林されたヒノキの山がちょっとした大雨で山崩れを起すのに
大も小もそれなり一所懸命に生きている雑木林が崩れずに生態系も豊かな事から
世の中もどこに行ってもオートバックスやイエローハット
マクドナルドやサイゼリアなどになる社会は
ヒノキの植林された山のようで キレイで整っているようですが
自然な姿とはほど遠い感じがします。

そういうところとは別に????の私たちの店が
存在を許される社会のほうが
健全で楽しい気がします。
タイヤ販売にも多様性が必要なのでしょうね!
コメント
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