不安を感じたならまずタイヤ空気圧の確認を！

タイヤを扱う私たちは　タイヤがただの「モノ」や部品でなく
重要な「モノ」として　あるいは「仲間」として　大切な「友」のような感じを抱きます。
お客様の車に装着する際　　トルクレンチで最終的に締めるとき
「長持ちしてあげてね　守ってあげてね　お願いします」と
心で声を掛けて送り出します。
おそらくタイヤも　その心意気を感じて
一生懸命使命を果そうと思っている・・・そう思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今日も一本のタイヤが　己が犠牲になりながらも
無事オーナーを連れてきてくれました。




高速走行中にセパレーションを起してバーストです。
トレッドが剥離しています。
原因は空気圧の低下した状態で　高速走行をしたので
スタンディングウエーブ現象を誘発し　
異常発熱を引き起こし　遂に剥離してバーストしたのです。
それでも事故にならず　お客様もご無事でした。


こうしたことを未然に防ぐのは　
タイヤ空気圧のチェックという
一手間で可能なんです。

知らずうちに空気圧は低下するものなのです。
いくら窒素を充填してあるといっても　何かが刺さっていて
ジワジワ空気圧が低下する事例も　仕事柄毎日のように目にしています。

夏期に路面温度が急上昇すると　タイヤ内部の発熱につながり
その結果がバーストですから　
予防策は　めんどくさがらず空気圧のチェックする事に尽きます。


こういう面から　タイヤはただの部品でなく
ちゃんとめんどうを見てあげる家族のひとり　とは大げさですが
大切に思って　高速走行する前ぐらいは空気圧のチェックをお願いします。