![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/4c/2702b0929d40079960628f223b0b0645.jpg)
このゴムの木に
カイガラムシが住み着いて
週に一度の水やり時に
濡れたティッシュペーパーで削ぎ取って除去しています。
先週の除去から 約1週間やっぱりこそっと繁殖していました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/98/bbc64659239a04a468f84bbc18eeaa4a.jpg)
比較的新しい若葉が
樹液を吸いやすいのか密集していました。
ネットなどを見て
除去にはよく効く薬剤があるそうですが、
やっぱり人の手で除去する方が
状態をよく観察する習慣もできるので
なるべく薬剤は使わないようにしています。
手間を惜しんでいると
カイガラムシはどんどん増えていくそうですから!
でもそれも自然の一部です、生きるための寄生ですから共存というのが正しいのでしょう、
それを人間はエゴで 汚らしいとか 大事な観葉植物だとか
被害者意識を盾にして
抹殺すべく殺虫剤を無意識で使用します、
薬局へ行けば そうした害虫駆除の薬剤が大量に販売されています。
防衛本能があるので 虫に対して被害者意識が働くのはやむをません。
田舎の母も 蜘蛛やハチにバズーカ殺虫剤を浴びせています。
私たち人間も
期待していた人に裏切られたり 嘘をつかれたり 約束を破られることも多々あります。
すると誰もが被害者意識を持って
相手=黒 自分=白といった
分かりやすいデジタル区分をして
自己正当化をするくせを誰もが持ちます。
創業時 開業の前の日
それまでアルバイトをさせてもらっていた建設会社が不渡り手形を出しました。
それがどういう意味なのか開業に日に知ることとなりました。
「ここの仕事に代金はお前が払ってくれるのか?」
「えっ ここは○○建設さんに請け負ってもらった仕事です。」
立場上 自分お店になる店舗の仕事を
自分がアルバイトしている会社に請け負ってもらって
建築費を安くするために 自らが現場監督?するような形で。
下請け業者さんにしてみたら 私が依頼主に見えたのでしょう。
それから私は被害者意識に捉われるようになりました。
晴れの開業日の前の日に 倒産に巻き込まれてケチが付いた。
その対応で仕事どころではない、なんて運が悪いんだ!
お世話になっておきながら
恩人であるべき人を 運が悪い許せない そんな気持ちが取り巻くようになったのです。
おそらく被害者意識という立場に逃げ込んで自分を正当化したのです、
自らを弱者に追いやって納得したかったのでしょう。
でもそれでは 自縄自縛してしまい心の余裕も失ってしまいます。
販売にも殺気が出てしまって
お客様も買い気が起らず売り上げも上がりません。
見事に支払日に支払いが出来ず
返品して罵詈雑言を浴びて大恥をかく始末です。
悪いサイクルが回っていきました。
それがしばらくして
思い違い心得違いだったと思えるようになったのは
ある人が
「その建築会社の社長さんに感謝しましょう。」
と 言って「ありがとうございます」と唱え始められたのです。
それは不思議な感覚でした、
それまで色々と応援してくださる人の話を聞きに行っても
「君なら出来る、頑張れる」と味方して励ましてくださる人ばかりでしたが
被害者意識に纏われた自分に 加害者に当たる人に感謝しなさい。
と 言われるのは すぐに納得できることではありませんでしたが
それから自分の中で 被害者意識が薄くなって行き
後ろを振り向かず 前を向いていけるようになって行って
何故かそれから商売も順調に行き出したのです。
ある時 ハッとしました。
倒産に至る経営状況なら
開業の前の日(6月30日)でなく
1か月前の(5月31日)だった可能性もあったわけです。
もしその日なら 建築中の店舗も完成を見ることなく
建築途中のやりかけの店舗で 引きつ仕上げてくれるところも無く
途方に暮れていたところだった。
運がわるいんではなく なんて運が良いんだ!
それまで頑張ってくれた社長さんを恨みかけていた私は考え違いをしていて
「感謝するのが本当だった」と 心の底から判ったのです。
一種の覚醒のようでした。
それからです
都合が悪いことや嫌なことが起きても
被害者意識を持たないようにして なるべく感謝するように・・・・・。
この意識はカイガラムシにも向けられて
殺虫剤は使用せず自らの手で除去することで なるべく共存の道を・・・・・・。