横山光輝先生がこのアニメより数年前に、雑誌で「マーズ」を連載していた時に、最終的に人類に幻滅しガイア―を爆破する設定が斬新でした
映像でもOVAで発売されていたのですが、全4巻予定で2巻まで発売されて、発売中止になっています
TVシリーズの作品は、原作の設定の一部は使われていますが、全く違った作品に仕上がっていて、SFでもロボットアニメでもなく、少女漫画でも見ているかのようで、「エースをねらえ!」や「ベルサイユのばら」でも見ているような気になり、最後まで見ていられませんでした
そんな内容ではありますが、一応キットの箱も目立つので、このあたりで手を出してみようと思い、せっせと組み始めました
MODEROIDシリーズは、シンカリオンを4体ほど組んだのですが、全てあげてしまったので、完成品としては初めて飾れる事になりました。が…
ある程度は予想していたのですが、ガイヤー以外は殆ど木偶の坊です
関節が殆ど無いので、組み立ても単純で、しかも似たような機体を2回造るので、組み立てキットとしては最低ランクです。
MODEROIDシリーズは、彩色パーツが悲惨ですが、これはその中でも更に酷いので、デカール処理部分の塗装と一緒に、一通り塗り直しています。
6神体状態では、ポーズを付けるのもままならないので、合体させてみましたが、この状態でも動きが悪いです
設定では、動くと爆発するとか、主人公の体力が減ると合体が維持出来ないとか、合体後も立っているだけの存在のようです。
重量感とカラフルな色合いで、大型ロボの感はありますが、模型でなくても良かったのではと思います。
昭和の初期の玩具を思わせる背面、何も無く平べったいのが、あの事の玩具の標準でしたね
正面と比べると、手抜きではと思えるくらい殺風景過ぎて、寂しさを感じます。
キットとしては、忠実に再現されてはいますので、このあたりは原作の問題ですね。
唯一の武器マーズフラッシュですが、構えにくい上に、パーツが干渉して肘があまり動きません
脚部はかなり可動しますが、腕部の可動が良くないし、胴体パーツとの干渉が問題です。
個人的に、放送当時の「ファイナルゴッドマーズ」という、甲高い声が大っ嫌いで、六神合体終了で毎回チャンネルを回すので、ラストとEDを知りません。
ちょっと消化不良気味なので、さっさとディスプレイして、次の製作にかかる準備をしながら、在庫整理も併用しようと思います
差し替え変形とはいえ、これだけパーツが余るのは、どうなんでしょうね。
ここまであからさまにやる時は、せめて両形態でフル可動をさせるとか、価格帯を絞らないと、将来的に残念なキットの仲間入りしそうですね。