仕事しながら模型を造りつつ、食後の運動とリハビリも兼ねて在庫整理をしていますが、書籍関係も整理しないと、かなり量が増えている気がします
完全に保存用になっている、文庫版の単行本のコーナーを眺めながら、色々と昔の事を思い出しています
14歳まで、厳格な祖母の家で暮らしていたので、テレビの歌番組やバラエティ番組は禁止状態でした
娯楽と言えば漫画位だったのですが、内容によっては破り捨てられる事も多々ありました。
中学の時に、下級生から少女漫画を見せられて、何故かその手のものはフリーだったので、結構読み漁りました。
元々絵を描くのは得意だったので、その時代にかなりの数を模写して、ギャグから劇画まで一通り原画があれば、どのようなアレンジもサイズに関係なく描けるようになりました。
記載している4冊の文庫版は、通常版・ワイド版・デラックス版等を買い続け、読み返すことはあまり無いかもしれませんが、最終的にこのサイズで永久保存にしようとしているものです
高橋亮子「つらいぜ!ボクちゃん」
これが少女漫画を読むきっかけになった作品ですが、高橋亮子さんの作品は当時の「少女コミック」での連載(記憶にあるのは「坂道のぼれ!」)が終了するまで、他誌の短編に至るまで全て読んでいます。
今更ですが、これを見せてくれた中学時代の後輩の松原さん、ありがとうという言葉以上に感謝しています。
槇村さとる「愛のアランフェス」
槇村さとるさんの作品は、これ以外は「ダンシング・ゼネレーション」位しかまともに読んでいないのですが、何故かこの作品の描画に惹かれています。
アランフェス協奏曲自体は、かなり昔から聴いていましたが、この作品は過去見た中では、無理に曲に合わせた感じがせずに、綺麗にストーリー展開が描かれている作品だと思っています。
新谷かおる「クレオパトラD.C.」
新谷かおると言えば「エリア88」なのでしょうが、個人的には「砂の薔薇」とこの作品が好きです。
女性を主人公にする作品は数多くありますが、主人公より優秀な仲間が集って、様々な場面を展開していくストーリーは、当時あまり無かったので、気に入って今でもたまに引っ張り出します。
たがみよしひさ「軽井沢シンドローム」
これは色々と思い出深いのですが、第一巻初版当時に偶然書店で手に取った(何故か記憶に無い)のがきっかけで、今でも形を変えつつ残っています。続編のSPROUTは通常の単行本で所有しています。
退職・別離・喧嘩と嫌な事が重なって、精神的に追い詰められて今で言う「うつ状態」になりかかっていた時に、「とりあえず失業保険の申請でもしておきなさい」と言われて、足立公共職業安定所だったと思いますが、バスを降りた目の前にあった書店(あれ以来行っていないな)で、何気に購入したのがきっかけで、新聞の文章を読むのが辛い時に、何故かこの漫画だけは読んでいて精神的に安定していました。
思い起こせば、幼少期に横山光輝さんの「鉄人28号」を買って貰ったのが、アニメとメカにハマったきっかけなのかも知れません。
最近はデジタル化が進み、当の本人も老眼化が進み、紙媒体よりは電子化に切り替えた方が良いのかも知れませんが、この先太陽フレアでデータが全て吹き飛んだ時(そんなに長生きしないって)に、紙媒体の有難さが分かるはずです