東海研修会C1所属の田中沙紀さんが、８日の研修会初戦に勝ち「直近12勝４敗」でB2に昇級し、女流棋士の資格を得た。
ここまで田中さんは11勝４敗で、昇級には「○」か「●○○○」が条件だったが、初戦勝利でアッサリと決めた。
私は戦前の田中さんに話を聞く機会があったが、本人は「昇級の自信がある」とのことだった。いまだから書けるが、これは本当に昇級すると思った。大勝負に向けて、すくんでいなかったからだ。
田中さんは女流棋士志望による研修会再入会だから、近日中に「田中女流２級」が誕生する。師匠は大野八一雄七段。再入会時に木村義徳九段からバトンを渡されていた。泉下の木村九段も、よろこんでいることだろう。
なお、大野門下では初の女流棋士となる。実質は先に何名かいるのだが、登録上は、そういうことになっている。
さて田中さんはやっと念願が叶ったわけだが、女流棋士としてはここからがスタートである。いままで以上の精進が求められるが、とりあえずいまは、女流棋士になれたよろこびを満喫してください。
あらためて田中先生、おめでとうございます。
ここまで田中さんは11勝４敗で、昇級には「○」か「●○○○」が条件だったが、初戦勝利でアッサリと決めた。
私は戦前の田中さんに話を聞く機会があったが、本人は「昇級の自信がある」とのことだった。いまだから書けるが、これは本当に昇級すると思った。大勝負に向けて、すくんでいなかったからだ。
田中さんは女流棋士志望による研修会再入会だから、近日中に「田中女流２級」が誕生する。師匠は大野八一雄七段。再入会時に木村義徳九段からバトンを渡されていた。泉下の木村九段も、よろこんでいることだろう。
なお、大野門下では初の女流棋士となる。実質は先に何名かいるのだが、登録上は、そういうことになっている。
さて田中さんはやっと念願が叶ったわけだが、女流棋士としてはここからがスタートである。いままで以上の精進が求められるが、とりあえずいまは、女流棋士になれたよろこびを満喫してください。
あらためて田中先生、おめでとうございます。
６月２９日に亡くなられた木村義徳先生も喜んでおられることでしょう。
大野八一雄七段門下として期待しております。
田中さんの昇級は今年最大のニュースでしたね。
将棋ブロガーで話題にしているのは私くらいでしょうが、それもいいでしょう。
田中さんの今後の活躍が楽しみです。
>願えば夢は叶うもの
とか「精一杯努力すれば必ず夢は叶う」と良く言われますが，見方を変えると，これらは非常に残酷な言葉だと思います．
例えば将棋を好きである程度強い子供たちの少なからずはプロ棋士になりたいと願うでしょう．更にプロ棋士になれた人たちはほぼ全員が名人を目指すと思います．
ですが，プロ棋士になる夢が叶うのは将棋の強い子供たちのごく一握りだし，プロで先生と呼ばれるようになっても名人になれるのはそれこそ数十人に一人という現実があります．
ですが，「願えば夢は叶う」とか「精一杯努力すれば夢は叶う」という言葉は，現実に願いが叶わなかった人にとっては「お前の願い方や努力が足りなかったから夢が叶わなかったのだ」つまり「夢が叶わなかったのはお前自身のせいだ」と言ってるに等しいのです．
プロ棋界に限らずどの世界でもその世界に入れば頂点に立ちたいと一度は願い夢見るのは珍しくありません．そしてそう願った人たちの少なからずは喉から手が出るほど強く願いそのために血の滲むような精一杯の努力をするでしょう．ですが現実に頂点に立てる人（例えば科学者でノーベル賞を授けられる人）は極く僅かなのです．
頂点に立ちたいと願い人並み外れた努力をしながら現実には立てなかった人たちに「お前の願い方が足りなかったからだ，精一杯努力しなかったからだ」と追い打ちをかけるのは余りにも残酷だと思うのですよ．
蛇足
同様に論理的には等価なはずの対偶で考えると実は非常に残酷な意味になる常套句には次のものもあります．
正義は必ず勝つ．
これは実に残酷な表現です．何故ならば対偶をとると「負けたならば悪だ」になるからです．
冥王星さんのおっしゃる通りです。
この言葉を使えば冥王星さんのようなコメントが来るかな、と思ったのですが、果たしてそうなったので驚いております。
まだ申請中ということなのでしょうかね？？？
新期棋戦が始まるまで間があるので、まだ研修会で指すつもりなのかもしれません。
あるいは、女流棋士会かLPSAかで迷っているかもしれません。