一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

7月12日のLPSA芝浦サロン・島井咲緒里女流二段のかわいらしさ

2013-07-22 00:14:49 | LPSA芝浦サロン
12日(金)は、田町にある「LPSA芝浦サロン」に行った。きょうの担当は、島井咲緒里女流二段。
午後3時半の回に予約を取ったので、その時間に入る。中では島井女流二段が指導対局を行っていた。手合い係は大庭美夏女流1級。先客にはR氏やTod氏がいた。きょうは夜にジョナ研があるので、彼らと駒込へ赴くことになろう。ただし私がサロンに来ることは彼らには言ってなかったから、彼らは意外そうな顔をしていた。
テーブルには6面が並べられていたので、瞬間最大6面指しがあったということだ。芝浦サロンはきょうも盛況である。
時間なので、席に着く。島井女流二段にお会いするのは、昨年10月に阿佐ヶ谷で行われた「勝負師の彼女じゃ…イヤですか?」以来だ。指導対局となると、おととし10月21日の芝浦サロン以来、1年9か月ぶりとなる。
「お久しぶりですね」
と島井女流二段。島井女流二段はおととしの7月に結婚した。それ以来彼女への興味はやや薄らいだが、相変わらずキュートで、やっぱり緊張してしまう。ノースリーブのブラウスから覗く腕が抜けるように白い。島井ちゃんは究極の色白なのだった。
「きょうは島井先生だから来ました」
「えぇ? でもいままで来てくれなかったじゃないですかァ」
「それは…島井先生が幸せそうだからさァ」
「……」
というバカ話をする。
さて島井女流二段とは「チョコレート勝負」を継続中である。芝浦サロンで最大12局を指し、島井女流二段が8勝すればチョコレートを進呈する。私は5勝すればそれを回避できるわけだが、私が勝っても島井女流二段からのご褒美はなし。島井女流二段はどちらに転んでも損はない、片懸賞だ。
私の先手で対局開始。▲7六歩△3四歩▲2六歩。ここで△4二飛なら▲6六歩を試してみるつもりだったが、△4四歩だったので、ふつうに駒組を進めた。島井女流二段は穴熊に組み、必勝態勢を取る。
私は急戦策を採ったが、この仕掛けが図に当たり、中盤では下手有利。もう勝った気分でいた。
R氏は対局が終わり、いまは女性と対局をしている。常連のYa氏も小さな女の子に将棋を教えている。Ya氏は教え上手だ。ちょっと来ない間にサロンでは女性客が増えたようだが、LPSAの地道な活動が花開きつつあり、よろこばしい。なおTod氏は、島井女流二段に飛車落ちで臨んでいた。
石橋幸緒女流四段が来て、ホワイトボードに何かを貼る。あとで分かったのだが、そこには渡部愛さんが日本将棋連盟からも女流3級として正式に認められた旨が書かれてあった。これで渡部女流3級は、ようやっと公式戦のスタートラインに立ったわけだ。渡部女流3級のこれからの活躍に期待したい。
中盤、私は着実に駒得を果たし、大優勢になった。私が逆の立場だったら、バカバカしくて投了しているかもしれないところだ。
しかし勝負事はゲタをはくまで分からない。私がひょいと飛車を浮いた手が温泉気分の悪手で、島井女流二段に得意のシマイ攻めで食いつかれ、一遍に勝負になってしまった。
ここで島井女流二段に精気が戻った。途中から2人入って、島井女流二段はあっちこっち回らねばならないはずだが、どうもこちらの将棋に集中してくれているようだ。ありがたいような、申し訳ないような気がする。
大盤には、真田彩子女流二段-中倉宏美女流二段戦(女流王座戦)が並べられている。これはリアルタイム。これに勝てば本戦ベスト8になり、来期の一次予選が免除される。
私たちはもちろん宏美女流二段を応援しているが、中盤でひるんだ手を指し、敗勢になっていた。しかし現在は宏美女流二段も踏ん張って、むずかしいところも出てきているらしい。
島井女流二段、△7六歩。指した直後に島井女流二段が後悔したが、私にはそれほど悪い手には見えなかった。ただその後は私が読み筋どおり指し、最後は島井穴熊玉を、長手数の即詰みに討ち取った。
投了する島井ちゃんがかわいらしい。私から見れば、優勢→不利→勝勢、という流れで、これ以上ない展開だったが、上手からすればおもしろくなかろう。感想戦は熱く行われた。
島井女流二段は感想戦好きである。私も緩めていただいたので、よろこんで付き合う。ケラケラ笑いながら。けっこう言いたいことを言った。
悔しさを隠しきれない島井女流二段、
「いや~、そうかー! あー、ちょっ…大沢さん、次も絶対、来てください!!」
と叫ぶ。天使の笑顔でそう請われては、次の回も行かなければなるまい。
真田-宏美戦は、真田女流二段が勝ったようだ。宏美女流二段、終わってみれば中盤から我慢続きで、ストレスの残る負けだったと思う。
宏美女流二段は今年度8勝を挙げ好調だが、2敗してみると、現在継続中の棋戦は倉敷藤花戦のみ。トーナメント戦の一発勝負は厳しい。
時刻は6時を過ぎた。せっかくサロンにお邪魔したのに1局だけとはアレだが、駒込も気になる。R氏の判断で、私たちは駒込に向かうことにした。
「あっ、待ってください」
と島井女流二段。受付に回り、「勝負師の彼女じゃ…イヤですか? Vol.2」のリーフレットをくれた。昨年10月に行われた企画の第2弾だ。表紙には島井女流二段、宏美女流二段、囲碁の万波奈穂二段、麻雀の涼崎いづみさんが映っている。昨年と同じメンバーだ。島井女流二段の写真映りがよく、アイドルのようである。
今回もお邪魔したいが、開催日が8月17日(土)だった。これはダメである。例年どおりなら、その日私は沖縄にいるからだ。私は恐縮しながら、サロンを出た。
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