12日は、昼前に鳩間島から石垣島へ戻り、行きつけの日本そば屋でランチを摂ったあと、午後から小浜島を日帰りした。
いいところだった。私が最初にここを訪れたときは例によって雨で、いい思い出がなかったから、小浜島は面白くない、と決め付けてしまったのだろう。やはりヒトの教えには耳を傾けるものだと痛感した次第。
昨年の5月31日、東京・新宿のホテルで「LPSA1周年記念パーティー」が行われた。そのとき私も図々しくお邪魔したのだが、待合室で植山悦行七段に「一公君、こっちこっち」と手招きされたときはビビった。なぜなら、その周りにはプロ棋士しかいらっしゃらなかったから。私はプロの先生とお話できるような器の人間ではないので、そちらへ合流するのは丁重にお断りした。
それはともかく、この日は木村一基八段もパーティーに参加していた。プログラムも滞りなく終わり、散会となったときのこと。
木村八段と私が、たまたま帰りのエレベーターで一緒になった。地下1階(だったと思う)に着き扉が開く。驚いたのはこのときである。
木村八段が、この階で降りる人のために、開いたドアを手で押さえてくれたのである。その行為に甘えつつ、私も降り、木村八段も最後に降りた。
いかがであろうか。もし私がプロ棋士のA級八段だったら、間違いなくサッサと降りて、後ろも振り返らず帰途に就くところである。しかし木村八段は、このパーティーに来た方は皆さん将棋ファンだからと、私たちに気を遣ってくださったのだ。そればかりか木村八段は私のようなものに「お先に失礼します」と丁寧にお辞儀をし、颯爽とその場を離れて行かれたのだった。
木村八段は、かつてLPSAのファンクラブイベントに「シークレットゲスト」として登場したときも、「シークレット」のため、出番の時間(約1時間)まで、衝立の影でじっと待っていた、という逸話を持つ。
やはりこれらの行為は、普通の棋士にはできないことだと思う。木村八段に女性ファンが多いというのも、肯ける気がする。しかしこの「優しさ、思いやり」が、勝負事ではマイナスになっているのではないか、ひいてはタイトルを取れない理由のひとつではないか、とも思うのだ。何かもっとふてぶてしいものがあったら、すでにタイトルのひとつやふたつは獲っていたのではないか(もちろん、いままでタイトルを獲った棋士がふてぶてしい、という意味ではない)。
現在木村八段は王位戦七番勝負で3勝1敗と優位に立っている。ぜひもう1勝をもぎ取って、タイトル獲得の栄誉に浴してほしいと願っている。
いいところだった。私が最初にここを訪れたときは例によって雨で、いい思い出がなかったから、小浜島は面白くない、と決め付けてしまったのだろう。やはりヒトの教えには耳を傾けるものだと痛感した次第。
昨年の5月31日、東京・新宿のホテルで「LPSA1周年記念パーティー」が行われた。そのとき私も図々しくお邪魔したのだが、待合室で植山悦行七段に「一公君、こっちこっち」と手招きされたときはビビった。なぜなら、その周りにはプロ棋士しかいらっしゃらなかったから。私はプロの先生とお話できるような器の人間ではないので、そちらへ合流するのは丁重にお断りした。
それはともかく、この日は木村一基八段もパーティーに参加していた。プログラムも滞りなく終わり、散会となったときのこと。
木村八段と私が、たまたま帰りのエレベーターで一緒になった。地下1階(だったと思う)に着き扉が開く。驚いたのはこのときである。
木村八段が、この階で降りる人のために、開いたドアを手で押さえてくれたのである。その行為に甘えつつ、私も降り、木村八段も最後に降りた。
いかがであろうか。もし私がプロ棋士のA級八段だったら、間違いなくサッサと降りて、後ろも振り返らず帰途に就くところである。しかし木村八段は、このパーティーに来た方は皆さん将棋ファンだからと、私たちに気を遣ってくださったのだ。そればかりか木村八段は私のようなものに「お先に失礼します」と丁寧にお辞儀をし、颯爽とその場を離れて行かれたのだった。
木村八段は、かつてLPSAのファンクラブイベントに「シークレットゲスト」として登場したときも、「シークレット」のため、出番の時間(約1時間)まで、衝立の影でじっと待っていた、という逸話を持つ。
やはりこれらの行為は、普通の棋士にはできないことだと思う。木村八段に女性ファンが多いというのも、肯ける気がする。しかしこの「優しさ、思いやり」が、勝負事ではマイナスになっているのではないか、ひいてはタイトルを取れない理由のひとつではないか、とも思うのだ。何かもっとふてぶてしいものがあったら、すでにタイトルのひとつやふたつは獲っていたのではないか(もちろん、いままでタイトルを獲った棋士がふてぶてしい、という意味ではない)。
現在木村八段は王位戦七番勝負で3勝1敗と優位に立っている。ぜひもう1勝をもぎ取って、タイトル獲得の栄誉に浴してほしいと願っている。
洋志は、木村さんとは接近遭遇がありませんが。経験上では丸山さんが、ひそやかにマナーのよさを持っている方だと思います。確か両者、佐瀬門下ですね。例外もあるが、あそこは人柄のよい人が揃っている。
3泊4日なので、行ける島はせいぜい2つなので家族とよく相談しないと・・・。
木村さんを応援したくなるエピソードですね^^
連投します。
東急東横・将棋まつりの最終日(8/12)、メインイベントの席上対局は羽生名人vs木村八段。
相矢倉の定跡形から先手の羽生名人が先攻。
羽生名人の怒涛の猛攻にもめげず、木村八段は防戦一方ながらも凌ぎに凌ぐ。
この日は、「渋谷」の受け師。
お気楽解説者は鈴木八段&野月七段。
仲良しの木村八段に対しては、言いたい放題で会場が沸く。
(野月さんの解説がとてもよかった)
木村八段はなんとか即詰みを逃れると、一転して体が入れ替わる。
息つく暇もない王手ラッシュで羽生玉を即詰みに討ち取った。
超満員の客席からは割れんばかりの拍手。
木村王位誕生は間違いないと思います。
おふた方とも、「指させて指せの佐瀬先生」門下でしたか。私ももう少しヒトに気遣いをしなくてはダメですね。木村八段を見習います。
LPSAファンさん
旅は計画しているときが一番楽しいもの。ご家族とよく相談して、楽しい旅行をなさってください。
よっしーさん
木村八段、タイトル戦で負けても負けても這い上がって、着実に力をつけている気がします。
王位戦では応援しています。もちろん深浦王位もがんばってください。
(70歳初タイトルだったりして。。。。)
「木村王位」もいいですが、「木村名人」も懐かしい響きで、いいですね。