一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段、あと一歩

2022-11-03 00:22:52 | 将棋雑記
2日はテレビ朝日「徹子の部屋」に羽生善治九段が出演したが、録画をうっかりした。12日の放送と勘違いしていた。まあ、しょうがないね。

   ◇

10月31日に指された第72期王将戦リーグ、永瀬拓矢王座VS羽生九段戦で、羽生九段が勝ったのにはビックリした。何しろ羽生九段はそれまで、対永瀬戦4勝12敗。羽生九段の数少ない天敵で、私は、本局も羽生九段が負けるんだろうな、と思った。
しかし羽生九段は勝ち切った。これでリーグ戦は堂々の5勝0敗。ほかの1敗者は豊島将之九段しかいないから、最悪でもプレーオフ進出確定である。
現在最も熱くなるタイトル戦は、藤井聡太竜王VS羽生九段であろう。しかしちょっと前ならいざ知らず、最近の羽生九段は負けが込み、タイトル戦は夢のまた夢である。
そこでこの王将戦は、久々の大チャンスとなったわけだ。
あとは豊島九段の成績如何だが、豊島九段の逆転挑戦の目を書くとこうなる。

○豊島九段VS●渡辺明名人(15日)
○豊島九段VS●服部慎一郎五段(11日)
○豊島九段VS●羽生九段(22日)
プレーオフ ○豊島九段VS●羽生九段

これ以外の星は、すべて羽生九段の挑戦となる。
ちなみに三者との対戦成績は、対渡辺15勝22敗、対服部1勝1敗、対羽生26勝19敗。
対渡辺名人戦に分が悪く、羽生九段としては、渡辺名人に期待したいところだ。
羽生九段に立場を戻すと、もし渡辺名人が敗れても、自身が豊島九段に勝てばいいわけだが、対豊島九段戦の直近10局は1勝9敗と散々である。その中には昨年の王位戦挑戦者決定戦の負けもある。唯一の1勝は昨年の王将リーグで、これは好材料かもしれない。
私としては羽生九段のタイトル100期を見て整理をつけたいわけだが、それ以前に羽生―藤井の番勝負を見たい。とりあえず服部新人王、渡辺名人に頑張っていただくしかない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「勝手にマッカラン勝負」を... | トップ | 西山女流二冠の不可解(第30... »

コメントを投稿