現在、福間香奈女流名人と西山朋佳女流三冠による第51期女流名人戦五番勝負が展開中だが、第52期女流名人戦予選が、11日までにすべて終わった。
当ブログでは昨年12月17日に、予選通過者の予想をしたので、その答え合わせをしよう。
当時の記事を再掲しつつ、結果を書いてみる。
【1枠】
両端にいる伊藤沙恵女流四段と山根ことみ女流三段が勝ち上がってくる可能性が高い。どちらも今年度公式戦で20勝している実力者だ。山根女流三段の対抗は上田初美女流四段。伊藤女流四段は対抗がなく、そのぶん勝ちやすいか。伊藤女流四段のリーグ入りと予想しておこう。
・伊藤沙恵女流四段→伊藤沙恵女流四段
決勝は伊藤女流四段と上田女流四段の決戦になったが、伊藤女流四段が勝って2期ぶりの復帰を決めた。展開予想もほぼ当たりで、我ながらいい読みをしていると思った。
【2枠】
2枠は実力者の加藤桃子女流四段が本命、といいたいところだが、この棋戦から中七海女流三段が参戦する。大器、ついに始動セリ。中女流三段が勝てば両者が当たるが、中女流三段が勝ってそのままリーグ入りするだろう。いやリーグ入りはおろか、挑戦者の有力候補である。
・中七海女流三段→宮澤紗希女流初段
大番狂わせがあったのが、この2枠である。準決勝で中女流三段が磯谷祐維女流初段に負けたのだ。中女流三段はリーグ入りはもちろん、挑戦者の有力候補とさえ考えていたので、この結果には本当に驚いた。勝った磯谷女流初段は大殊勲だった。
ところが、その磯谷女流初段が宮澤女流1級に敗れるという、小波乱があった。これぞトーナメントの恐ろしさである。
いまは女流順位戦ができて女流棋士の対局数も多くなったが、女流名人戦リーグで真剣勝負が9局指せるのも大きい。宮澤女流初段はいい勉強になるだろう。
【3枠】
女流1級・女流2級の参加が7名と多い。そんな中、本命を書くなら、香川愛生女流四段か。そこに野原未蘭新女流二段と塚田恵梨花女流二段が割って入る感じ。
まあでも、つねに高勝率をキープしている香川女流四段が厚いか。では、香川女流四段で。
・香川愛生女流四段→野原未蘭女流二段
香川女流四段は準決勝で岩佐美帆子女流1級に屈した。その岩佐女流1級も決勝で野原女流二段に負けた。2枠と似た展開だが、野原女流二段は若手の実力者だし、香川女流四段が出てきても、勝っていた可能性が高い。
【4枠】
前期陥落の鈴木環那女流三段を推す。そもそも前期2勝しかできなかったのが不思議で、鈴木女流三段はリーグ常連でしかるべきだ。
中井広恵女流六段も推したいが、中井女流六段は伏兵にコロッと負けるところがある。
「将棋フォーカス」のイメージが強い山口女流三段は、本業で頑張りたいところだが、どうか。まあ、鈴木女流三段でキマリであろう。
・鈴木環那女流三段→中井広恵女流六段
鈴木女流三段が2回戦で敗れ、まったく分からなくなった。
結局右の山からは山口女流三段が決勝に進出し、左の山からはある意味順当に、中井女流六段が勝ち上がってきた。
決勝は、古豪……いやベテラン……いや、熟女・中井女流六段の勝ち。4期ぶりのリーグ入りとなった。さすが中井女流六段、腕に歳は取らせない、というところ。
以上、正解は1枠のみだった。いつもながら予想は難しいが、展開予想はそんなに的外れではなかったと思う。
第52期女流名人戦リーグも、現在の五番勝負の敗者がリターンマッチする可能性が高い。
しかしそれでは面白くないのである。リーグ入りした皆様には、打倒福間・西山の気持ちで、頑張っていただきたい。
当ブログでは昨年12月17日に、予選通過者の予想をしたので、その答え合わせをしよう。
当時の記事を再掲しつつ、結果を書いてみる。
【1枠】
両端にいる伊藤沙恵女流四段と山根ことみ女流三段が勝ち上がってくる可能性が高い。どちらも今年度公式戦で20勝している実力者だ。山根女流三段の対抗は上田初美女流四段。伊藤女流四段は対抗がなく、そのぶん勝ちやすいか。伊藤女流四段のリーグ入りと予想しておこう。
・伊藤沙恵女流四段→伊藤沙恵女流四段
決勝は伊藤女流四段と上田女流四段の決戦になったが、伊藤女流四段が勝って2期ぶりの復帰を決めた。展開予想もほぼ当たりで、我ながらいい読みをしていると思った。
【2枠】
2枠は実力者の加藤桃子女流四段が本命、といいたいところだが、この棋戦から中七海女流三段が参戦する。大器、ついに始動セリ。中女流三段が勝てば両者が当たるが、中女流三段が勝ってそのままリーグ入りするだろう。いやリーグ入りはおろか、挑戦者の有力候補である。
・中七海女流三段→宮澤紗希女流初段
大番狂わせがあったのが、この2枠である。準決勝で中女流三段が磯谷祐維女流初段に負けたのだ。中女流三段はリーグ入りはもちろん、挑戦者の有力候補とさえ考えていたので、この結果には本当に驚いた。勝った磯谷女流初段は大殊勲だった。
ところが、その磯谷女流初段が宮澤女流1級に敗れるという、小波乱があった。これぞトーナメントの恐ろしさである。
いまは女流順位戦ができて女流棋士の対局数も多くなったが、女流名人戦リーグで真剣勝負が9局指せるのも大きい。宮澤女流初段はいい勉強になるだろう。
【3枠】
女流1級・女流2級の参加が7名と多い。そんな中、本命を書くなら、香川愛生女流四段か。そこに野原未蘭新女流二段と塚田恵梨花女流二段が割って入る感じ。
まあでも、つねに高勝率をキープしている香川女流四段が厚いか。では、香川女流四段で。
・香川愛生女流四段→野原未蘭女流二段
香川女流四段は準決勝で岩佐美帆子女流1級に屈した。その岩佐女流1級も決勝で野原女流二段に負けた。2枠と似た展開だが、野原女流二段は若手の実力者だし、香川女流四段が出てきても、勝っていた可能性が高い。
【4枠】
前期陥落の鈴木環那女流三段を推す。そもそも前期2勝しかできなかったのが不思議で、鈴木女流三段はリーグ常連でしかるべきだ。
中井広恵女流六段も推したいが、中井女流六段は伏兵にコロッと負けるところがある。
「将棋フォーカス」のイメージが強い山口女流三段は、本業で頑張りたいところだが、どうか。まあ、鈴木女流三段でキマリであろう。
・鈴木環那女流三段→中井広恵女流六段
鈴木女流三段が2回戦で敗れ、まったく分からなくなった。
結局右の山からは山口女流三段が決勝に進出し、左の山からはある意味順当に、中井女流六段が勝ち上がってきた。
決勝は、古豪……いやベテラン……いや、熟女・中井女流六段の勝ち。4期ぶりのリーグ入りとなった。さすが中井女流六段、腕に歳は取らせない、というところ。
以上、正解は1枠のみだった。いつもながら予想は難しいが、展開予想はそんなに的外れではなかったと思う。
第52期女流名人戦リーグも、現在の五番勝負の敗者がリターンマッチする可能性が高い。
しかしそれでは面白くないのである。リーグ入りした皆様には、打倒福間・西山の気持ちで、頑張っていただきたい。
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