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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第35回将棋ペンクラブ大賞贈呈式に行く(B面・前編)

2023-10-09 00:12:21 | 将棋ペンクラブ
第36期竜王戦七番勝負が開幕した10月6日(金)、「第35回将棋ペンクラブ大賞贈呈式」が、東京都中央区で開催された。2020年はコロナで中止。2021年はネット配信のみ。2022年は会食なしの開催。そして2023年の今年は4年ぶりに、立食ありの本来の形に戻る。私は同会員であり、大賞にも多少絡んでいるので、強引に時間を作り、参加の運びとなった。
いつもはスーツにネクタイの正装なのだが、今回はノーネクタイにしてみた。しかし革靴が勤務先に置いてある。そこで甚だアンバランスだが、スニーカーを履いていくことにした。
場所は朝日新聞社本社2階にある「レストランアラスカ 築地店」。以前は毎日新聞本社に入居する「レストランアラスカ 竹橋店」を利用していたが、閉店になった。早い話が、毎日新聞社から朝日新聞社に移行したのである。
朝日新聞社へは社屋前への路線バスがあるが、夜はない。よって、東京駅丸の内南口始発の路線バスを使うことになる。有楽町駅前から乗り、さてどこで降りるのが近いかと考えていたら、数寄屋橋バス停で大勢の客が乗ってきた。下りにだけあるバス停である。いまは江東区有明がベッドタウンとなっているが、そちらに向かうのだろうか。
いずれにしても激混みになってしまったので、築地3丁目で降車した。そこで、アラスカへのイメージは左側エリアだったのだが、信号を渡った先に案内地図を認めた。確認すると、こちら側(右側エリア)だった。あぶないところだった。
国立がん研究センターがあり、その先に思い切って行くと、朝日新聞社だった。ときに18時06分。開場18時、開演18時30分だから、理想的だ。方向音痴の私にしては、迷い道なしで行けたことになる。こんなところで運を使っているから、私はいつも、重要なチャンスを掴み損ねている。
1階の左にゲートがあり、そちらは朝日新聞社への入口だろう。アラスカ築地店はすぐ前の階段を上がった2階右手にあった。
受付で並んでいると、左に見覚えのある人がいる。郷田真隆九段で、郷田九段は今回の技術部門大賞受賞者だ。
「あぁあぁ、郷田先生は受付はいいですから」と星野氏だかWas氏が言い、郷田九段は入口に向かった。
いつも思うのだが、私のような人生の落伍者が、住む世界の違う方々と同じ空気を吸っていいのかと思う。
会費8,000円を払う。もらったプログラムの下部には、番号が振られている。私は大谷選手と同じ「17」で、これがお楽しみ抽選番号になるのだ。
入場すると、上野裕和六段がいた。上野六段は技術部門の優秀賞を受賞している。
「お久しぶりです」と言われ、恐縮する。上野六段には指導対局を受けたこともあるが、私のことは覚えていないだろう。それでもその一言がうれしい。
アラスカ築地店は、竹橋店より狭い気もするが、適当な広さだった。中央には料理がスタンバイされており、本来の姿に戻ったと実感する。
壁際にある椅子に腰掛けると、湯川博士氏が老紳士と話しているのが見えた。私は知人と会っても挨拶をしない悪癖があり、今回もダンマリである。
徐々に会員が集まってきたが、皆さんしっかりネクタイをしている。会社帰りなのだろうか。クールビズになって久しいが、現在は元に戻っているのだろうか。
向かいの席には、木村晋介会長、西上心太氏が着席した。木村会長は、なんだか雰囲気が違う。
窪田義行七段も来場した。何はなくとも、窪田七段である。毎年こうして来場くださるのはうれしい。
バトルロイヤル風間氏の姿も見える。渡部愛女流三段は別室から顔を出した。それぞれ、恒例の似顔絵描きと指導対局を控えている。
定刻になり、受賞者が上座に集った。向かって左から、観戦記部門大賞・大川慎太郎氏、同優秀賞・加藤まどかさん、文芸部門大賞・橋本長道氏、技術部門大賞。郷田氏、同優秀賞・上野氏。
司会進行はKan氏。いよいよ将棋ペンクラブ大賞贈呈式が始まった。
(つづく)
コメント (2)
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