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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「将棋ペン倶楽部 通信57号」

2021-06-16 00:05:04 | 将棋ペンクラブ
14日に、「将棋ペン倶楽部 通信57号」が届いた。今号は私の投稿が掲載されているので楽しみだった。
今号は全48頁。表紙は加賀さやかさんによるイラストで、香川愛生女流四段を描いている。さやかさんは年齢不詳の美魔女で、同会に不可欠な存在だ。
その下に目次があり、2頁目の井出洋介氏「パイコマ交遊録」の次、4頁より拙稿の記載があった。題して「銀の妙手」。今年の将棋大賞で、藤井聡太二冠が「△3一銀」で升田幸三特別賞を受賞したが、これを機に、歴史上の銀の妙手を振り返ってみたのだ。
升田九段の「△3五銀」から森内俊之九段の「△1二銀」まで。コアな将棋ファンなら知っている将棋ばかりだが、これらをひとまとめにしたところに、本稿の価値がある。
ただ文章は毎度のことながら、投稿時には完璧に思っていても、活字になるとアラが見えるものである。今回もそうで、いくつか修正箇所が見かった。もう訂正できないがいくつか挙げると、
・4頁上段8行目、「聡太」は削除。
・5頁上段1行目「▲5七角」の前に、「△3四金に」を加筆。
・6頁上段4行目「第5図は」を削除。6行目文末に「である」を加筆。
その他にも説明が不適切なところがあった。もっとも私は、文章を2回読んで意味が理解できなければ、文章自体が悪いと心得ているが、今回それは回避しているので、これらの瑕疵はまあ佳しとしよう。
そのほかは、黄信号氏、美馬和夫氏、水野保氏、榊原智氏のレギュラー執筆陣。水野氏は冒頭で、藤井二冠の名銀や升田九段の「△3五銀」、中原誠名人の「▲5七銀」、加藤一二三十段の「▲3一銀」、羽生五段の「▲5二銀」に触れていた。銀の名手のテーマでダブるとは、何と奇遇だろう。
ただ私は、加藤十段の「▲3一銀」は失念していた。もっとも本文には記さなかったが、今回の私の「銀」は、升田実力制第四代名人と、5永世名人のものだけ紹介するつもりだったので、この不覚にも目をつぶろう。
今号はほかに、アマ強豪・野山知敬氏の投稿もあった。美馬氏や野山氏の原稿と同じ冊子内に拙稿が載るとは、誇らしいことだと改めて思う。
さらに、圷麻紀さんの「アンケートから見える将棋ペンクラブへの期待と、観戦記の可能性」も読みごたえがあった。前号で渡辺明名人の色紙懸賞があったが、そこに記されていたアンケートをまとめ、分析したもので、異色の読み物になっている。
もちろん集計結果も興味深かったが、麻紀さんの文章のうまさには舌を巻いた。余談だが、幹事連中はみな、文章がうまい。これはどういうことなのだろう。
湯川博士氏の編集後記では、例の銀のダブりに触れられていた。水野氏の原稿は、通信号は総頁が限られているので、多少の整理を要求したとのこと。今号の私の原稿は5頁2/3もあったので、肩身が狭かった。
コメント (5)
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