10月28日(日)に録画したNHKEテレ「将棋フォーカス」を観た。今週の特集は「かりんの武者修行」で、今回は第9弾。私はそんなに見た覚えがないが、かつて渡部愛女流王位や旧室谷由紀女流二段がアシスタントをしていた時、とりあえず録画だけしといて観なかった回がいっぱいあるので、その時にもやっていたのだろう。
今回は千駄ヶ谷にある津田塾大学の将棋部が相手。同年代の女子大生を相手に3番勝負となった。
第1局、後手の乃木坂46・伊藤かりんさんが四間飛車に振ったのに驚いた。もちろん中飛車党だったからで、新戦法の開拓は本人のヤル気を証明するものである。
そして中盤、▲3七桂・4六飛・4七歩、△3五歩の局面で、かりんさんが△3六銀と打った手に驚いた。善悪は分からないが、何となく手厚いではないか。玄人筋はこういう手を評価しそうな気がするのだ。
この将棋はもちろん、かりんさんが快勝した。
続く第2局は相四間飛車。これは難しい戦いだったが、最後はかりんさんがトン死で勝った。
最終第3局は部長が相手。しかもこの女子は囲碁がアマ六段ということで、これだけ強いと、将棋にも考え方を応用できそうな気がする。さすがにこれは、かりんさんの分が悪いと思われた。
ところがこれもかりんさんは堂々とした戦いぶり。中盤、△3三角に当てて▲4四銀と打った手が、これまた手厚そうな一手。終盤も緩みなく寄せた。いやはや強い!
かりんさんが日本将棋連盟の企画で森内俊之九段と二枚落ち戦を戦い、初段免状を授与されたのは3月だったか。私はこういう「お好み対局」での勝敗を評価しないので、かりんさんの「初段」も眉唾で見ていた。
しかし今回の将棋を見る限り、初段は十分にありそうである。とにかく手厚い将棋になったのがすごい。対局態度も凛としていて、女流棋士のようだ。
いままで将棋番組のアシスタントといえば、古くは参議院議員の山東昭子、ちょっと昔では岩崎ひろみがいたが、いずれも仕事のひとつと割り切って、収録以外では勉強しなかったと思われる。
しかしかりんさんは違う。たぶんプライベートでも相当勉強していると思う。
将棋は私たちレベルのアマなら、死ぬまで棋力が向上し続けると思う。かりんさんもそうで、今後の努力次第でどんどん上に上がれる。次のステージが果てしなくあるわけだ。今後のかりんさんに期待したい。
なお、今回の「将棋フォーカス」の再放送は、今日15時(失礼、15時30分は誤り)からある。
今回は千駄ヶ谷にある津田塾大学の将棋部が相手。同年代の女子大生を相手に3番勝負となった。
第1局、後手の乃木坂46・伊藤かりんさんが四間飛車に振ったのに驚いた。もちろん中飛車党だったからで、新戦法の開拓は本人のヤル気を証明するものである。
そして中盤、▲3七桂・4六飛・4七歩、△3五歩の局面で、かりんさんが△3六銀と打った手に驚いた。善悪は分からないが、何となく手厚いではないか。玄人筋はこういう手を評価しそうな気がするのだ。
この将棋はもちろん、かりんさんが快勝した。
続く第2局は相四間飛車。これは難しい戦いだったが、最後はかりんさんがトン死で勝った。
最終第3局は部長が相手。しかもこの女子は囲碁がアマ六段ということで、これだけ強いと、将棋にも考え方を応用できそうな気がする。さすがにこれは、かりんさんの分が悪いと思われた。
ところがこれもかりんさんは堂々とした戦いぶり。中盤、△3三角に当てて▲4四銀と打った手が、これまた手厚そうな一手。終盤も緩みなく寄せた。いやはや強い!
かりんさんが日本将棋連盟の企画で森内俊之九段と二枚落ち戦を戦い、初段免状を授与されたのは3月だったか。私はこういう「お好み対局」での勝敗を評価しないので、かりんさんの「初段」も眉唾で見ていた。
しかし今回の将棋を見る限り、初段は十分にありそうである。とにかく手厚い将棋になったのがすごい。対局態度も凛としていて、女流棋士のようだ。
いままで将棋番組のアシスタントといえば、古くは参議院議員の山東昭子、ちょっと昔では岩崎ひろみがいたが、いずれも仕事のひとつと割り切って、収録以外では勉強しなかったと思われる。
しかしかりんさんは違う。たぶんプライベートでも相当勉強していると思う。
将棋は私たちレベルのアマなら、死ぬまで棋力が向上し続けると思う。かりんさんもそうで、今後の努力次第でどんどん上に上がれる。次のステージが果てしなくあるわけだ。今後のかりんさんに期待したい。
なお、今回の「将棋フォーカス」の再放送は、今日15時(失礼、15時30分は誤り)からある。