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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2月24日の大野金曜教室(前編)

2017-03-04 00:23:38 | 新・大野教室
2月24日(金)は相当迷ったのだが、大野教室の金曜教室に行った。同教室は午後6時から10時まで。私は6時からの参加が可能だがそれもあと何か月かで終わる。今のうちに金曜教室を楽しんでおこうと思った。とはいえ今月の大野教室参加は今月5回目で、これでは私に将棋バカのレッテルを貼られても反論できない。
川口駅の改札を抜ける前に、駅構内の立ち食い蕎麦屋でかけそばを食らう。やはり腹に何か入れておかないともたない。
入室すると、子供たちのほかにTod氏の姿があった。Tod氏は先日定職に就き現在は多忙なはずだが、しっかり勉強にきている。すばらしいことだと思う。
まずは大野八一雄七段に角落ちで教えていただく。
「今日はこれ一局で終わらないと思うけど…」
と大野七段。金曜教室は指導対局のぶつかり稽古の趣があり、2局は指導対局がいただけるのだ。
相居飛車の立ち上がりとなり、私は1筋を突き越す。途中で気分が変わって、本局は端攻めをテーマに行こうと思った。
しかし中盤で中央をじりじり押され、下手敗勢。そのまま中押し負けした。
感想戦では、私は▲7八玉・▲6九金型で戦ったのだが、大野七段の教えは、▲8八玉・▲7八金型と万全の状態にして戦えばよかったとのこと。前回も矢倉に組むつもりで気が変わったのだが、どうも私は矢倉が指せない体質なのかもしれない。
U君が来た。手にスマホを持っているが、親御さんが買ってくれたらしい。佳き方向に使ってほしいと思う。
2局目はTakai君と指す。先日は私が二枚落ちで対局し、たちまち吹っ飛ばされた。それも道理で、彼は将棋会館では初段だが、某道場では三段で指しているらしい。私も三段程度の棋力だが、それでどうして二枚落ちの手合いになるのかよく分からぬ。
ただTakai君、さっきは大野七段に飛車落ちで教わっていたが、初手△3四歩に▲6六歩?として居飛車穴熊に組むなど、おかしなところがある。まだつけ入る隙はあると思った。
というわけで私の二枚落ちで対局開始。しかしやっぱりTakai君は強く、中央から急所を衝いてくる。こう指されたらオワリ、という局面も何回か生じたがTakai君が緩み、何とか上手が小康を保った。
しかし△4一玉、▲4三との形になって、下手に好手があったら上手負け、の局面になった。
この時、上手は子細に読む必要はない。それは上手の負けを結論づけることになるからだ。
私は端歩を突いて逃げ道を作り、角を打って反撃。Takai君も決め手を逸した感じで、気が付けば上手の勝勢になっていた。

第1図からは△8五桂▲7六玉△7五歩▲同玉△7四銀打▲7六玉△6四桂▲8六玉△7六金▲9六玉△6九飛成まで、私の勝ち。
感想戦でTakai君は(ただで取られた飛車を飛車桂交換にして)▲4四桂と打つのだったと後悔した。また観戦の佐藤氏は、▲4四歩とつなぎ、おかわりの歩成を見れば下手勝勢、の意見だった。そしてその見立ては当たっていた。
Takai君、早指しで強いことは強いが、手拍子が多すぎる。勝ちの局面になったら腰を落として考えれば、それだけで勝率がグンとアップするはずだ。
3局目はU君と指すことになった。U君は居飛車党で矢倉と銀冠しか指さない。棋力はアマ五段だが作戦の幅が狭いので、その得意を外すだけで、私がだいぶ優位に立つ。しかしその思考がセコいような気もして、それを行使するかどうか迷った。
振り駒で私の先手。▲7六歩△3四歩。ここで▲2二角成として角換わりの将棋に持ち込む手はある。だけど▲2二角成なんて縁台将棋みたいな手は指せず、私は▲2六歩と指した。
U君は△4四歩。こうやってウソ矢倉にもっていくのだ。ではなぜ2手目に△8四歩と指さないのか。3手目に▲2六歩とされると、角換わりor横歩取りになってしまうからだ。ゆえに4手目に△4四歩と怯んで、矢倉にもっていくのが確実なのである。
私は▲4八銀。以下右四間飛車にしたら、後手はどう対処するのか?
その指し手も見てみたかったが、結局ふつうの矢倉にすることにした。
(つづく)
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