4月23日のLPSA金曜サロン、1部(午後2時~6時)は藤森奈津子女流四段、2部(午後4時30分~8時30分)は中倉宏美女流二段の担当だった。
藤森女流四段は今年の3月に現役を引退した。それは残念なことだったが、30年余の真剣勝負から解放されたからか、当日はいつもと変わらず、むしろサバサバした様子だった。
藤森女流四段はこのブログのお目付役のようなところがあり、昨年の7月にちょっとはじけた文章を載せたら、「あれはいけません!」と怒られてしまったことがある。それいらい私は藤森女流四段の言動に戦々恐々としているのだが、それが藤森女流四段の目には、「大沢さんは私を嫌っている」と映っているようだ。
もちろんそれは大きな誤解であって、私は藤森女流四段のファンである。いや私の年代の将棋ファンなら、みなが藤森女流四段に好意を抱いていると思う。藤田麻衣子さんが心の師匠、松尾香織女流初段が心の姉弟子なら、藤森女流四段は私にとって永遠のアイドルであり、心の義理の母、という感じだ。その思いは今後も変わらないだろう。
指導対局開始。
☗7六歩☖3四歩☗2六歩☖3五歩☗4八銀☖3二飛。
上手の指し手はいかにも「藤森奈津子」を思わせる。将棋は頭脳のスポーツだから、引退しても公式戦を指さなくなるだけであって、将棋から遠ざかるということはない。つまり私たちにも変わらず指導対局を行ってくださるわけで、ここが将棋のいいところである。
序盤のあたりは雑談が続いていて、「とにかく私は藤森先生のファンですから!」と強調しておいた。これで上手が指し手を緩めてくれれば、一石二鳥だ。
中盤の入口で、私は☗4七金~☗5八金~☗4八飛と指す。今年に入って棋譜ノートを付け始めてから、ブログ掲載の関係もあり、自分の将棋を並べ返すことが多くなったが、ええっ? と首を傾げる手が多い。まったく読みが入っておらず、いや対局中は読みを入れていたのかもしれないが、その日の気分で指し手を決めている感じがする。
指導対局が終了したあと、藤森女流四段が、四段昇段の「免許状」を拡げて、みなに見せてくれた。石橋幸緒天河の筆による、立派な免状だ。昨年昇段した中倉女流二段のときもそうだったが、昇段の免状をいただくときは、格別の感動があるらしい。
藤森女流四段の場合は、現役生活30余年の褒賞がこの免状にこめられているのだ。中倉女流二段とはちょっと違った感慨があると思う。
みながケータイを持ち、ちょっとした撮影会になる。免状を手にしている藤森女流四段はとても誇らしげな、いい顔をしていた。
藤森女流四段は今年の3月に現役を引退した。それは残念なことだったが、30年余の真剣勝負から解放されたからか、当日はいつもと変わらず、むしろサバサバした様子だった。
藤森女流四段はこのブログのお目付役のようなところがあり、昨年の7月にちょっとはじけた文章を載せたら、「あれはいけません!」と怒られてしまったことがある。それいらい私は藤森女流四段の言動に戦々恐々としているのだが、それが藤森女流四段の目には、「大沢さんは私を嫌っている」と映っているようだ。
もちろんそれは大きな誤解であって、私は藤森女流四段のファンである。いや私の年代の将棋ファンなら、みなが藤森女流四段に好意を抱いていると思う。藤田麻衣子さんが心の師匠、松尾香織女流初段が心の姉弟子なら、藤森女流四段は私にとって永遠のアイドルであり、心の義理の母、という感じだ。その思いは今後も変わらないだろう。
指導対局開始。
☗7六歩☖3四歩☗2六歩☖3五歩☗4八銀☖3二飛。
上手の指し手はいかにも「藤森奈津子」を思わせる。将棋は頭脳のスポーツだから、引退しても公式戦を指さなくなるだけであって、将棋から遠ざかるということはない。つまり私たちにも変わらず指導対局を行ってくださるわけで、ここが将棋のいいところである。
序盤のあたりは雑談が続いていて、「とにかく私は藤森先生のファンですから!」と強調しておいた。これで上手が指し手を緩めてくれれば、一石二鳥だ。
中盤の入口で、私は☗4七金~☗5八金~☗4八飛と指す。今年に入って棋譜ノートを付け始めてから、ブログ掲載の関係もあり、自分の将棋を並べ返すことが多くなったが、ええっ? と首を傾げる手が多い。まったく読みが入っておらず、いや対局中は読みを入れていたのかもしれないが、その日の気分で指し手を決めている感じがする。
指導対局が終了したあと、藤森女流四段が、四段昇段の「免許状」を拡げて、みなに見せてくれた。石橋幸緒天河の筆による、立派な免状だ。昨年昇段した中倉女流二段のときもそうだったが、昇段の免状をいただくときは、格別の感動があるらしい。
藤森女流四段の場合は、現役生活30余年の褒賞がこの免状にこめられているのだ。中倉女流二段とはちょっと違った感慨があると思う。
みながケータイを持ち、ちょっとした撮影会になる。免状を手にしている藤森女流四段はとても誇らしげな、いい顔をしていた。