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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

10月28日の東十条囲碁将棋教室(前編)・甦る金曜サロン

2014-10-30 20:25:03 | 東十条囲碁将棋サロン
28日(火)午後6時45分ごろ、東十条囲碁将棋教室に入ると、Miy氏とTom氏の姿があった。久しぶりである。
Miy氏とTom氏はLPSA駒込サロンの常連で、この2人が初期のサロンを引っ張ってきた。当ブログにも何度か登場し、2008年末に行われた「LPSAフランボワーズカップ」観戦後の、ファミレスでの爆笑トークは、いまや語り草になっている。
私は自ブログの存在価値は認めないが、過去の出来事を網羅している点で、活動記録として幾ばくかの価値があると思う。
話を戻すが、LPSAが芝浦に移ってからは2人とも足が遠のき、必然的に私たちとも会う機会がなくなった。
それが先日、Miy氏からW氏に連絡があり、W氏が東十条教室のことを話して、きょうの来席になったらしかった。
それで私もW氏から連絡をもらい、大いに楽しみにしての来席となったのだが、きょうはTom氏までいて、驚いた。
「ナニ大沢さん、五段になったんだって?」
Tom氏が私を見て、快活に言う。Tom氏もMiy氏も当時と全然変わらず、お元気そうで何よりである。変わったのは私の体型と頭だ。
「はあ? 誰がそんなことを。三段ですよ三段、私は」
Miy氏はS君と対局中。ほかにW氏がおり、奥のスペースでは植山悦行七段が級位者相手に3面指しをしていた。その中のひとりはTak氏で、氏も駒込サロンのセミレギュラーだった。けっこうなメンツが揃い、昔を思い出して懐かしい。
Miy-S戦が終わったようで、Miy氏の勝ち。「いい将棋を負けた…」とS君が不服そうだが、悪い将棋をひっくり返すのがベテランの,技だ。
今度はTom-S戦。ふたりの年齢差はどのくらいか。70歳前後離れているのではなかろうか。それがハンデなしで同じ競技ができる。これが将棋最大の魅力であろう。
将棋はTom氏の先手中飛車に、S君の居飛車穴熊。しかしこの戦いなら、S君のものだろう。S君が終始快調に攻めて、快勝した。Tom氏の実戦不足がありありで、これは正直、S君とは手合いが違うと感じたものだ。少なくともこの時点では。
級位者の指導対局が順次終わり、うち2人にW氏が1手詰の詰将棋を出題している。級位者には3手詰でも難しい、がW氏の持論なのだ。
私はしばし手持無沙汰だったが、Tak氏の将棋が終わったので、氏と将棋を指す。級位者の時間は7時で終わりだが、自由対局は引き続き構わないのだ。手合いは以前と同じ、二枚落ちである。
「大沢さんには昔、二枚落ちでボロ負けしたからなあ」
とTak氏は苦笑交じりに語るが、私はそんなことは忘れている。
対局開始。私はさっきのBR-Dの件で意気消沈しており、とても将棋どころではない。上の空だから△7三金と上がる前に△7三桂と跳ねてしまい、金の活用が難しくなった。仕方がないので、△5二玉と引いて△6三金と上がった。植山七段が見ていたら注意されるところである。
Tak氏、▲2四銀△同銀と捨て、▲1一角成。大駒が成りこんで下手十分のようだが、△3三桂と跳ねた上手も軽い。以下△2四の銀は下手の香と交換になったが、私の持駒は銀と香になり、これだけあれば下手玉攻略に十分である。
△6六歩とちょっかいを出して、以下誤魔化した。
さて、このあとはTom氏と対局である。もう植山七段に指導対局を受けてもいいのだが、勝手知ったる仲なので、その辺の段取りはグダグダだ。
将棋はTom氏の先手中飛車に、私は結局玉頭位取りに舵を取った。中盤、Tom氏の猛攻が始まったが、私は丁寧に受ける。
頃はよしと反撃し、△2七香の王手。以下▲同玉△3五桂▲1七玉△2八銀▲同玉△2七銀▲3九玉△4七桂不成(と金を取る)で、Tom氏の投了となった。
結果は私が幸いしたが、中盤まで難しい勝負だった。Tom氏と指すのは数年ぶりだったが、棋力は全然衰えてないと思った。
このあとは、私とMiy氏が指す。自由対局ばかりで、いよいよ駒込サロンの雰囲気になってきた。
五段と三段の対戦だから最低でも私が先手なのだが、なぜか振り駒になって、私の後手になった。▲7六歩△8四歩。矢倉模様になり、私は急戦を狙ったが、Miy氏も▲4六歩と突いて急戦模様。以下、相居飛車の手将棋となった。
どっちも攻めそうで攻めず、じっとしている。Tom氏が「2人はじっくりしてるねえ」と苦笑する。W氏は、「大沢さん、やっぱり強くなったなあ」と感心するように言った。
中盤――。桂2枚を得して私が十分だと思ったのだが銀交換から▲8四銀と打たれてみると、8三の飛車が死んでいる。通常は飛車を取っても銀を投資しているからそれほど得にはなっていないのだが、この場合▲8三銀成がさらに△8二角取りにも当たっているのが大きいのだ。これで私が非勢になった。
ところが私が、取られる寸前の角を△9三角と捌き、▲同成銀△同桂の局面は、死に体だった角桂が働いて、いくぶん挽回したと思った。
さらに△8五桂と跳んで、これが詰めろ。これはこちらに流れが来たようだ。
最後は▲5七金打△同竜▲同金△7八角成▲同玉△7七金▲6九玉△5七桂不成(と金を取る)まで、Miy氏の投了となった。
感想戦に移るが、うまく盤面を戻せない。Tom氏が「四段なのにしょうがねぇなぁ」と呆れる。
で感想戦だが、私が優勢になった最終盤を検討しているので、どうやっても私が優勢になってしまう。
「もうダメだよMiyちゃん」
とTom氏。
「いや、そうでもないんだよ」
とMiy氏。
私は思わず苦笑した。これは駒込サロンでの2人の常套句だったからである。駒込サロンではW氏(の将棋)が俎上に乗せられ、「こりゃダメだよ」とTom氏がサジを投げると、「いやそうでもないよ」とMiyが食い下がるという按配で、このやりとりが絶品だった。
本当に、駒込サロンが復活したようだった。
(つづく)
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12月19日(金)は、大野八一雄七段VS和田あき女流2級戦!!

2014-10-17 00:14:29 | 東十条囲碁将棋サロン
かなり先の話になりますが、12月19日(金)に東十条囲碁将棋サロン(東十条多目的サロン)で、大野八一雄七段と和田あき女流2級の公開対局が行われることになりました。
言うまでもありませんが、大野七段は私がときどきお邪魔する「大野・植山教室」の主宰者です。和田女流2級はそこで腕を磨き、今年4月に晴れて女流棋士になった、現役女子高生です。
手合いですが、角落ちとなりました。駒落ち将棋においては、下手は上手の防御網を破らんと創意工夫を凝らし、上手は手練手管で下手を幻惑します。それは平手戦にない面白さです。本局のふたりも教室で数十局の駒落ち対局を指しており、勝手知ったる手合いです。大いに熱戦が期待できるでしょう。
当日は午後6時30分開場、7時対局開始。観戦料は2,000円です。解説は植山悦行七段が務めます。聞き手は、観戦者から募ります。
対局は8時30分までを予定しており、その後は大野七段、植山七段、和田女流2級の3人で、10時まで指導対局を行います。先着15名で、指導対局料は2,000円です。
東十条囲碁将棋教室でこうした催しを行うのは初めて。当日は囲碁教室を臨時休業するので、フロアは貸し切りとなります。そのぶん多くの観戦者を呼べますが、キャパシティに限界があるので、今回は事前申し込み制を取ります。
観戦希望者は、以下の「申し込みフォーム」をクリックし、申し込みをしてください。

申し込みフォーム

東十条囲碁将棋サロンは、JR東十条駅の北口改札を左に出るとすぐに本屋さんがあり、そのビルの4階となります。
合わせて

大野八一雄ブログ
わらび将棋教室

もご覧ください。
私は毎年この時期、長崎旅行を予定しているのですが、当日は女子高生のナマ対局を堪能する予定です。
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9月23日の東十条囲碁将棋サロン(後編)

2014-10-04 11:31:34 | 東十条囲碁将棋サロン

以下の指し手。△6四玉▲4六角 まで、S君の勝ち。

私は△6四玉と寄った。▲7四飛なら△5五玉で逃げられると見たのだが、▲4六角とこちら側から打たれて飛び上がった。△5五に合駒をするしかないが、▲7四飛で詰みである。実戦は▲4六角で投了。
しかし、3手詰すら読めないとは…。
ふふ、私の棋力も、こんなものである。錯覚いけない、よく見るよろし。
感想戦ではもちろん、△7三玉が検討された。これには▲7四飛から▲7三角があるのでハナから捨てていたのだが、これは不詰みのようだ。
そこでS君の予定は▲8四銀で、これがまた鋭い手だ。以下さんざん検討した手を記すと、△6二玉▲7三角△7一玉▲8二角成△同玉▲8三角成△7一玉▲7二歩△同金▲5一飛(参考図)。

ここで△6一桂合は▲7二馬△同玉▲5二飛成以下詰み。また△6一銀合も、▲7二馬△同玉▲7三金△7一玉▲6一飛成△同玉▲6二銀まで、詰み。よって△6一角合が正解となるが、私の棋力では、到底読めない。
たまたま植山悦行七段が通ったのでそんなことをつぶやくと、「大沢さんなら読めるでしょう」。
これを、買い被りという。
(…となったのだが、いま思うと▲5一飛には△6二玉があり、これで後手玉は詰まないようだ)
さて、級位者は帰り、いよいよ植山七段との指導対局となる。
私は角を落としていただき、S君は平手。私は居飛車を明示し、隣は植山七段が三間飛車に振った。S君は早速▲9八香とイビアナの明示。植山七段は不満顔である。
こちらは植山七段の△6四歩に、私は▲3六歩。角落ち戦は位を保て、が原則だが、最近は上手に位を取らせておいて、下手は別の場所で反撃、がマイブームである。場合によっては居玉の乱戦になるが、攻め合いなら角の分だけこちらが有利、という大局観だ。
植山七段は△6五歩~△4四銀~△6四金。こういう手を見ると、つい▲4四角~▲5三銀~▲4四銀成を決行したくなるのだが、すぐやると△2六角の王手成銀取りがある。
そこで▲4八金と締めてから決行した。角銀交換ながら下手十分とは思うのだが、ここで気を緩めてはいけない。
▲5三と・7七桂、△3二玉・4一飛の局面で、私は▲5二と△7一飛▲6五桂。途端に植山七段が、「大沢さん遊んでるでしょ」。
戦力不足を成駒で補おうと桂馬を跳ねたのだが、悠長すぎたか。でもこう指すなら、▲5四歩と垂らすほうがまだよかった。
植山七段にはこのところ角落ちでまったく勝てず、本局は慎重になっていた。
S君の将棋は、植山七段の勝勢。最後も華麗に決めた。感想戦に入るが、植山七段はやはりS君のイビアナ作戦に言及する。
「どうしても穴熊に組まなきゃいけないの?」
「……。でもきょうは(先生が)三間飛車だったから」
確かに対三間飛車には、イビアナが有効である。しかし本局は指導対局である。勝敗を度外視して、急戦で行く手はないか。それで負けても、植山七段から有益な講義が聞けるのだ。こちらのほうがよほどためになると思う。
S君は才能もあるし、これからどんどん強くなる。でも玉の薄いギリギリの将棋も指さないと、将棋に鍛えが入らないよ。
さて、ヒトの将棋より自分の将棋である。実戦は少しずつ私がよくなっているはずなのだが、微妙に震えているのがよくない。果たして終盤、気になる筋が生じた。だが植山七段は別の手を指し、数手後、やっと駒を投じてくれた。
これは以前も書いたことがあるが、植山七段は自身が必敗の局面から持ち直すと、そこでわざと疑問手を指すところがある。まるで、
「一応プロの意地を見せましたけど、この将棋はあなたの勝ちだったから、私が投了しましょう」
という具合なのだ。どうも、本局もそうだった気がする。
感想戦では植山七段が、△6四金と出た手を後悔した。もちろん角切りから▲5三銀の筋が生じたからで、もっともそれは植山七段も承知していたが、その後に私が▲4六銀と力を溜めた手を軽視していたという。
プロの感想戦を聞くと、こちらが普通の手を指したつもりなのに、妙に激賞されることがある。もちろんその逆もあり、こちらが何気なく指した手が大悪手だったという例も数多い。
本局はたまたま前

アフターは植山七段、W氏と、近くの中華料理屋で。ここは安くてうまい料理を提供してくれる。私はチャーシューの細切りもやしラーメンと半チャーハンのセット(680円)。
「その手もありましたよねえ」と植山七段。
どうも私たちは、将棋の検討と同じトーンでしゃべってしまう。
美味しく食事をいただいたあと、その場で雑談。私は食べたら店を出る、という主義なのだが、ふたりは意に介していないふうだ。
W氏に言われたのだが、私がこの前書いたブログに、ちょっとヤバイところがあったらしい。もちろん一般読者が読んでもどうということはないが、ある人(棋士関係ではない)が読んで不快になったらしい。
私に他意はなかったのだが、文章は難しい。その方に心からお詫びします。

「もう大沢さんとは平手でいきましょう」
と植山七段。私が角落ちで勝たせていただいたのは数か月ぶりだが、すかさずこの弱音がだらしない。植山七段には、もう少し角落ちで教えていただこうと思っている。
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9月23日の東十条囲碁将棋サロン(前編)

2014-10-03 20:24:07 | 東十条囲碁将棋サロン
9月23日(火・祝)は、「東十条囲碁将棋サロン」があった。
同サロンの席料は1日800円(午後6時より600円)。将棋は第2、第4火曜日に植山悦行七段か大野八一雄七段の指導対局があり、級位者は午後5時~7時、段位者は7時~9時に指導を受けられる。これは席料込で2,500円となる。
同サロンは文字通り東十条駅前にあり、同じ最寄り駅に「ジョナサン王子神谷店」もあるので、私は7月8日にJR回数券を購入していた。ところが私は、10月7日までの有効期限を前に、まだ6枚しか消費していない。
意外に同サロンにお邪魔しなかったのと、ジョナ研があまり開催されなかったからだ。23日は祝日だったが通常営業していることもあり、回数券の消化も兼ねて(失礼)お邪魔した次第だった。

5時50分ごろ入ると、スタッフのW氏が「早いね」の声。きょうの講師は植山七段だった。私は7時からの受講だが、どっちみち席料は同じだし、早めに入って棋書を読むのもいいと思ったのだ。
級位者は3人いて、その中にTak氏がいた。Tak氏はLPSA駒込サロンのセミレギュラーで、癒し系の将棋と笑顔で仲間内でも有名だった。もう駒込サロンはなくなってしまったけれど、当時の常連がここで将棋を指せることになれば、素晴らしいと思う。
そこで私案だが、LPSAの女流棋士が金曜日のみ常駐する、というのはどうか。伝説の駒込サロンが蘇ると思うのだが。
談話エリアで棋書を読んでいると、W氏に級位者との対局を充てられた。相手は20代前半と思しき優男で、初心者らしい。
植山七段の対局場所から離れたところで、四枚落ちで対戦。
私は漫然と指すが、彼は棒銀から1歩を交換し、▲1二歩と垂らしたあと、ごちゃごちゃと銀を繰り替えた。何をやってるんだ? と訝しんだら、▲1四歩△同歩▲同銀△1三歩に▲2三銀成と来られ、しまったと思った。△2三同銀に▲1一歩成の局面は、これは下手大成功である。彼、両七段にしっかり定跡を教わっていたのだ。
しかしここから粘るのが上手である。私は全力で1~2筋を受ける。そばを通ったW氏が苦笑いしながら、「大沢さん、勝ちに行かなくていいんだからね」と言った。
そうはいっても私は勝ちたい。その後もごちゃごちゃやって、下手を誤魔化してしまった。
局後は彼に、下手の勝ち筋をいくつも教えた。さらにW氏を交え、感想戦は続く。
実戦の▲2五歩打を見たW氏、「それは重いよ」と一言。W氏、将棋の終盤は大したことないが、序中盤は植山・大野両七段に教えを受けているので、この辺の大局観はしっかりしているのだ。
のちに植山七段も合流してくれたが、やはり「▲2五歩は重い」と、同じ見解だった。
ところできょうは、Fuj氏の姿がない。仕事とは思えないから来られるはずだが、彼の身に何かあったのだろうか。
S君が来ているので、私と彼が指す。S君は小学生ながらすでに有段の棋力があり、私と平手でいい勝負になっている。S君はまだ奨励会受験は考えてないようだが、将棋教室の月謝もバカにならないし、ここまでの努力を無駄にしないためにも、棋士を目指すべきだと思う。
私の後手で、私はゴキゲン中飛車に構える。△5六同飛~△7六飛で1歩をかすめ後手好調と思いきや、▲7七桂と跳ばれて容易でない。しかも△7四飛の数手後、▲6五角から飛車を手にされては、私がつまらない将棋になった。
S君右桂を跳ね、銀桂交換の駒得で好調。私は△2二角と△4三角で玉頭を狙っているが、やや攻めが薄い。そこに植山七段が通って、「よく見ると、大沢さんも指せそうに見えてきたなあ」とつぶやいた。
私は△6四桂の銀取り。5六の銀が逃げれば、5五の銀が撮れる。S君やむない▲6四同銀に私は△同銀。そこに植山七段が再び通り、「これは大沢さんの好きな将棋になってきましたねえ」と言った。しかし私は全然、自信がなかった。
それはともかく、後手は次に△7六銀がある。△7七銀成と△8七銀成の両狙いで、これをどう受けるのかと思いきや、S君は▲6六桂。S君と指していると、時々ううむと唸らされることがあるが、この▲6六桂もそうで、地味ながら力のある手だと思った。
私は△7五歩と桂頭を攻めるが、S君は▲8五桂から▲7四銀。この▲7四銀も万力で締め上げるような手で、妙にシビれた。
以下虚々実々の応酬を経て、局面は終盤。私が△5八銀不成と飛車を取る。S君は意を決し▲7四銀! △同玉▲6五角に、私の応手は。

(つづく)
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またも2人の東十条囲碁将棋サロン

2014-08-24 15:45:47 | 東十条囲碁将棋サロン
22 日(金)は久しぶりに、ジョナ研(王子)があった。とその前に、東十条囲碁将棋サロンで時間つぶしの将棋である。
自宅最寄り駅の駅そばでかけそばをすすり、サロンに入る前にドリンクを調達し、午後6時になるまで時間をつぶして、入店した。これで夜間料金適用となり、600円に割引になるのだ。
サロンにはHon氏がいた。他に将棋客はおらず、仕方ないから二人で将棋である。いつも思うのだが、これに何の意味があるのだろう。そろそろ、ちょっと早めに王子ジョナサンに入ることを考えてもいいのではないか。
私の先手で、▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二銀。Hon氏お得意の三間飛車と思いきや、数手後に△6二銀とされた。これは相矢倉かと思いきや、今後は△4三銀。
しまった…。これはHon氏裏芸の雁木だ。
相手の得意は指させない、が私のポリシーなのだが、簡単にそれを許してしまい、クサッタ。
もっとも、それでこちらが悪くなったわけではない。以下激戦が続き、終盤戦になった。

以下の指し手。△4六桂▲4七玉△4五歩▲4三銀△同銀▲同歩成△同玉▲2三飛成△3三銀▲4四歩△5三玉▲6五桂△6三玉▲7五馬△3八銀▲3七玉△2七金▲同竜△同銀成▲同玉△7五金▲7三金△5二玉▲4三銀
まで、一公の勝ち。

Hon氏に巧妙に攻められ、先手芳しくない。私は▲5六金と歩を払ったが、ここでいい手を指されたら負けだ。
Hon氏は△4六桂。この桂馬は打ちたくなるが、▲4七玉と上がられると後手も忙しい。
私は間隙をぬって、▲4三銀から反撃。▲2三飛成~▲4四歩は好調の攻めのようだが、全然自信はなかった。
しかし、▲6五桂がいい味で、▲7五馬と詰めろで香を取れては、一遍にこちらが勝ちになった。
感想戦。私はあまり好きではないが、こっちが勝っているから、もちろん付き合う。いろいろやっているうち7時になり、Hon氏が煙草を喫うため中座した。
私が棋書を読んでいると、席主が来て、
「広島は大変ですねえ」
と言った。席主が世間話をしに来るのは珍しい。
Hon氏がいつの間にか戻っていた。2局目を指すのかと思いきや、さっきの感想戦の続きとなった。
これはこれでやっぱり、Hon氏はホントに将棋が好きだ。
それはともかく、感想戦もやってみるものである。中盤戦をさんざん突っついた結果、△4六桂では△4二歩と受けて後手有望、という結論になった。
きょうも他の将棋客はゼロ。7時40分になり、これでサロンは退席となる。私たちは王子ジョナサンに向かった。
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