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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

週に2度目の東十条囲碁将棋サロン

2014-07-20 12:17:58 | 東十条囲碁将棋サロン
NHK杯将棋トーナメントは、対局室全体を映す時間が多くなったように思う。これも室谷由紀女流初段を映すためだろうか。きょうの室谷女流初段も、神々しいまでに美しかった。

11日(金)は、約1か月ぶりに王子ジョナ研があった。
その前に例によって、東十条囲碁将棋サロンで将棋となる。ここの参加者はHon氏と私だけの予定だ。
午後6時過ぎにサロンに入ると、ほぼ同時にHon氏も入店した。Hon氏が表で一服し、私と将棋となる。きょうも囲碁客は数人いるが、将棋客はいない。これなら早めに王子ジョナサンに入って食事をし、そこで将棋を指せば安くあがるのだが、王子は長時間粘れる雰囲気ではない。東十条囲碁将棋サロンの「将棋」を盛り上げたい意味もあり、私たちはこうしてサロンで将棋を指すのだ。
Hon氏の先手で対局開始。まだ外の陽は明るく、日本の企業戦士はバリバリ仕事をこなしていると思うと、自分の行為が情けなくなる。それはHon氏にも同じことがいえそうだが、Hon氏はしっかりと妻子を養い、仕事も一段落させてから来ている。半分プーの私とは、雲泥の差なのだ。
将棋はHon氏の▲5七銀型四間飛車。私は△3四銀と上がり玉頭位取りに出る。
角交換後に私は△3三桂と跳ねたが、これが疑問手。ここで▲7八角と打たれたら銀の助け方が難しく、私が窮していた。
本譜はHon氏が▲4六銀から▲3五銀ときた。やむない△同銀に▲7一角が痛打。△8三飛では▲3五角成で未来がないので、私は△6二飛だが、▲同角成から飛車を下ろされ、私が非勢に陥った。
私は△2三角、△4四角と二枚角で粘る。これが意外に利いたようで、難しいところはあったが、以下私の勝ちとなった。
感想戦に移るが、序盤▲5五歩のところで▲4六銀の変化をやったら、手がどんどん進んでしまった。私は元の局面に戻したいのだが、Hon氏にその気配はない。結局そのまま進めて、ついに私が受けなしの局面までなってしまった。まあしかし、実戦でこうはならない。
まだ時間があるので、もう一局指す。今度はHon氏の居飛車、雁木となった。Hon氏は振り飛車党だが、居飛車を指すときはほとんど雁木だ。石橋幸緒さん直伝の戦法で、よほどおのれの棋風にマッチしたらしい。
私は居角のまま、△6四歩。居飛車は必ず▲6五歩と指してくるから、その牽制だ。
以下激しい将棋になったが、Hon氏が一瞬攻めを休んだので、私が一手受けて、指しやすくなった。ここは▲4五歩と歩を合わせて攻めを続行すれば、私が潰されていただろう。結果は私の勝ち。
2局目も指したのであっという間に午後8時近くになり、ここで退席となる。囲碁客はいつの間にか、3人に減っていた。この数を見ると、将棋教室がある火曜日などは、数的に逆転の目があると思うのだが。
表は雨が降っていた。まだ梅雨なのか、このところの天気がはっきりしない。Hon氏は折り畳み傘を所持しているが、私はない。雨男なのに持参しないのが、私の怠惰なところ。
王子ジョナサンまでけっこうな距離があるが、Hon氏と相合傘はしたくない。
どうしようか…。
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久しぶりの東十条囲碁将棋教室(後編)

2014-07-17 00:11:42 | 東十条囲碁将棋サロン
隣の植山―Fuj戦は、相矢倉だった(平手)。植山悦行七段の作戦は急戦で、半ばシステム化している。たぶん、普通に追随しては後手不満の見解なのだろう。将棋は難しい戦いだったが、Fuj氏が制したようだ。さすがの実力である。
感想戦を見るが、先手の2四歩を植山七段が無視して攻め合いになる展開だった。その終盤、こう指したらどうやって上手玉を寄せる? という変化になり、みながうんうん苦しんでいる中、S君が見事な3手必至を見つけた。
S君は中盤の難解な局面でも味のいい手を指摘し、これはS君、確実に実力をつけていると感じた。これからS君を倒すのは、容易なことではなさそうである。
時刻は午後9時を過ぎ、教室はここまで。なおサロン自体は、11時まで営業している。

夕食は向かいの中華料理店にて。参加はいつもの4人である。私は2度目だが、みなの間では、この店がレギュラー化しているようだった。
「今週の定食」はABCと3種類あり、Aの野菜炒め定食が580円でリーズナブルだ。しかしレギュラーメニューのタンメン定食も、半チャーハンと小鉢がついて680円とお得だ。私はさんざん迷って、後者を頼んだ。
しかしこのタンメン、全然味がしない。出汁はしっかりとってあるようだが、これじゃただのお湯だぞオイ。私の舌がおかしくなったと思ったのだが、チャーハンの味はしっかりしている。店主、きょうこの出汁で、一日タンメンを出したのか? よく分からなかった。
食後、植山七段の土産話を拝聴する。いいホテルに泊まり、いい食事にありつけたようだ。私はほとんど興味がないので、無表情で相槌を打った。
そのほかにもいろいろな話が飛び交うが、私は植山七段との一局を脳裏で振り返っていた。

上手・植山七段(角落ち):1一香、1四歩、2一飛、3四歩、3五桂、3六桂、4二玉、4三銀、4五桂、4六歩、5三金、5四歩、7九馬、8八成桂、9五香、9六歩 持駒:歩2
下手・一公:1六歩、1九香、2七歩、2九玉、3八金、5六歩、5八銀、6七飛、7一金、7二歩、7四と、8五金、9九香 持駒:銀2、歩6
(△5三同金まで)

ここで私は▲6二飛成としたいのを堪えて▲6三ととやったのだが、以下△4七歩成▲5三と△同玉▲6二銀△4四玉▲4七飛(これが錯覚)△同桂成まで、植山七段の勝ちとなった。
最後は論外だが、▲6三との手で予定どおり▲6二飛成とやったらどうだったか。
私は我慢できず、植山七段に問うた。
「どんな将棋だったっけ?」
「私が▲7二歩から▲7一金と入った将棋です」
「ああ」
「あれ、私が▲6三と入らず▲6二飛成とやったらどうだったでしょう」
「△5二金だね」
「ですよね。そこで▲5三銀△3三玉▲5二銀不成△同銀▲同竜…」
「そこで△2八銀は」
「▲1八玉で」
「……ああ詰まないか」
「ああー、必敗の将棋をあそこまで粘ったのに…」
私は激しく悔やむ。
「だから金逃げるんだったね(▲6三とのときに△4四金)」
「でも私が言ってるのは▲6三とで▲6二飛成ですから」
「……」
…というやりとりを横目に、W氏が、将棋教室の課題や棋書の出版について、思うところを口にした。そして
「オレ、こういう席では将棋の仕事の話をしたいんだよね」
と茶目っ気を含めて言った。
W氏の腹案はなるほどと唸るものばかりで、W氏には失礼ながら、彼がここまで真面目に考えているとは思わなかった。まあ生徒が増えればマージンが入ったりするのかもしれないが、ふつうそこまでは熱くなれないものである。私はちょっと感心した。
私たちは建設的な話をし、店を出たのは11時近くになっていた。
植山七段はきょうアメリカから帰国したそうで、確かにきょうは、半分眠っていた。それでも将棋はしっかりしていて、さすがにプロ棋士は違うと思った。

自宅に戻って、植山七段との将棋をいま一度反芻すると、最終の変化△2八銀▲1八玉には、△2七桂成▲同金△同飛成▲同玉△3七桂成!で簡単に詰んでいた。脳内の検討では、△4五桂が視野から消えていた。
ということはどっちにしても、私に勝ちはなかったということだ。やはり中盤の▲8二金~▲7二歩~▲7一金が悪かった。こんな手を指しているようじゃ、私もまだまだである。
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久しぶりの東十条囲碁将棋教室(前編)

2014-07-16 00:18:42 | 東十条囲碁将棋サロン
12日(土)は、パレスサイドビルからの帰りに、久しぶりにナンバーズ4を買った。
選んだナンバーは、室谷由紀女流初段、山口恵梨子女流初段、私の誕生日とする。ひとつ数字が余ったので、当日の日付を入れたのだが、勘違いして「13」を塗りつぶしてしまった。
14日に抽選があり、5等の1,000円が当たった。

話が前後するが、8日(火)は東十条囲碁将棋教室に行った。
今週はちょっと予定が立て込んでいて、9日(水)はわらび将棋教室、11日(金)は王子ジョナ研、12日(土)は女流棋士会のイベントがある。生活が充実していたら10日(木)のLPSA麹町サロンも早めに予約を取っていたところで、これでは自分が将棋バカといわれても仕方がない。
東十条を降りてからディスカウントショップでお茶を買い、午後6時17分に入店した。
と、奥に植山悦行七段の姿を見つけた。これは珍しいことで、植山七段の登板は、4月8日の教室開講初日以来となる。また私自身も、植山七段に久しぶりにお会いした。
手前のテーブルでは、Fuj氏とS君(小学生)が指していた。将棋グループが囲碁の陣地で指しているのは珍しい。
植山七段は級位者ふたりに将棋を教えていた。その植山七段は先日まで、大野八一雄七段とともにアメリカへ将棋普及に行っていた。アメリカへ行けることがうらやましいとは思わぬが、まとめて休みが取れる環境にあるのはうらやましいと思う。
私はとくに挨拶をせず、例によって将棋の本を読み始めた。このとき心の中で、これならあすのわらび教室は行かなくていいだろうと考えた。同じ講師なら行く必要はない。
W氏の姿が見えた。W氏に会うのも久しぶりだ。
7時が過ぎ、ここから段位者指導の時間となる。植山七段が腕を出し、私の腕と見比べる。植山七段のほうが灼けているようだ。
私の右には新規の客、左にはS君が座った。
私は前回の指導対局で、平手で緩めてもらったが、実際は「角」でもこちらが分が悪い。
「角落ちでお願いします」
殊勝に言ったら植山七段が何事か言い、吹きだした。ちなみに右の男性は二枚落ち、S君は平手だった。
私は三間飛車に振った。大野教室では居飛車で指しているので、気分転換である。
7筋で金銀交換をし、指しやすいと思ったが、植山七段は交換した銀を7五にじっと打って、簡単には崩れない。これが上手の本領だろう。
それに感覚を狂わされたわけではないが、私は▲8二金と打った。上手は6二玉だから、▲7二歩からと金作りを狙ったのだ。しかし、△8四銀▲7二歩△9三銀に、▲7一金と指さざるを得ないようでは、下手がしくじった。
▲7二歩では▲8三金とし、△8一飛▲8四金△同飛に▲2二銀と桂香両取りに打つのだったか。でもこれは「Tod銀」か。
右の客は盤面をビデオで撮影している。棋譜取りの代わりで、熱心でもあるが、個人的には、いい対局姿勢とは思われない。やはり一手一手、ノートに記すのがいいと思う。
私は9筋を攻められ、形勢を損ねている。ジリ貧を恐れ、角銀交換の非常手段に出たが、これでは勝てない流れになった。
右の将棋が終わったようだ。上手勝ちで、まあそうであろう。
S君も負けた。植山七段の振り飛車にS君が強引に穴熊に潜ったのだが、植山七段の速攻に屈したようだ。
「どうしても穴熊に潜らなくちゃならないの?」
植山七段の問いかけに、S君はモゴモゴ言っている。玉を堅く囲い、自玉の憂いなく将棋を指したくなる気持ちは分かるが、もっと玉の薄い、ギリギリの将棋も指さないと、強くなれないと思う。
私はいよいよ悪い。▲4七飛とと金を払ったら、△同桂成と取られた。桂馬の利きをうっかりするとは、私も手が見えなくなった。もっともこの時点では、私の負けだった。
ここで対戦相手を変える。男性氏は引き続き植山七段と二枚落ちを。私とS君が指し、Fuj氏が植山七段の前に座った。
こちらはS君の先手で▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩。S君は矢倉と居飛車穴熊しか指せないので、ここで▲6六歩とくるはずだ。そうしたらこちらは急戦で攻め潰してやろうと考えた。
ところがS君は▲2五歩! 相掛かりを志向してきた。▲3四飛に、私は角を換え△2八歩から△4五角。ところがS君がどこまでも定跡を知っているのでびっくりした。
私は△3三桂を跳ねずに△8七銀。しかし以後も正着を指され、▲3六香と打たれたところでは、後手思わしくない。S君、「飯島本」を読んだのではあるまいな。
それでも私の勝負手にS君がひるみ、いい勝負になった。以下は中盤の局面。

先手・S君:1七歩、1九香、2一と、2九桂、3七歩、4七歩、5五桂、5七歩、5八金、6七歩、6八玉、7六歩、7八馬、9七歩 持駒:飛、金、銀、桂、歩2
後手・一公:1三歩、2四歩、2八成香、3二銀、3九飛、4三歩、4五角、5一玉、5三歩、6一金、6三歩、6四香、7一銀、7三歩、8一桂、9一香、9三歩、9九と 持駒:金、銀
(▲2一歩成まで)

以下の指し手。△6六銀▲5九桂△5五銀▲3一と△8六桂▲8八馬△9八と▲7七馬△6七香成▲同金△3八飛成▲5八香△7八金▲同馬△同桂成▲同玉△5八飛成▲6八歩△6七馬▲同桂△6九角 まで、一公の勝ち。

私は△6六銀と打ったが、▲5九桂に△5五銀と一服するようでは自信がなかった。ただ▲5九桂には、植山七段が「ここは▲5九金打とビシッと打てないかなあ」とつぶやいた。
私は焦点の△6七香成。これが決め手で、▲6七同馬は△7八金以下詰む。
よってS君はやむなく▲6七同金だが、これも△3八飛成以下、長手数の詰みがあった。僥倖だったと思う。
S君の投了後感想戦を行ったが、S君が序盤の変化から深くまで読んでいたのに感心した。S君に急戦の将棋をモノにされると、私は苦しくなる。
(つづく)
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またもさびしい東十条囲碁将棋サロン

2014-06-14 11:40:46 | 東十条囲碁将棋サロン
13日(金)は1か月ぶりのジョナ研(王子神谷店)があった。私は相変わらず精神的に参っているのだが、参加の意向を示した。
ジョナサンへ行く前に、例によって東十条囲碁将棋サロンで一局である。
サロンに入る前に、ディスカウントショップで500mlのペットボトルを調達する。75円。
サロンは、前回は午後6時間際に入って600円だったので、今回は確信犯的に6時を過ぎて入場し、割引料金の600円を払った。
場内ではHon氏が囲碁を打っていた。ほかに将棋客はおらず、彼に囲碁を打たれると、私が手持無沙汰になってしまう。仕方がないから、きょうも将棋の本を読む。谷川浩司九段の振り飛車の本が面白く、これをずっと読んでいてもよかったのだが、Hon氏の囲碁が終わり、私と対局開始となった。世間ではいまの時間もバリバリ働いている人が大半だというのに、私たちはのんきに将棋。うらぶれている。
Hon氏の四間飛車に、私は棒銀。山田定跡は、Hon氏の研究範囲だと思った。
本譜、▲3四歩△同銀▲3八飛△4五歩▲3三角成に、Hon氏が△同桂と取ったのでビックリした。これでは▲3四飛で、銀の丸得である。しかしHon氏は△4三金と上がって平然としている。よく分からなかった。
ともかくこれで私が必勝となったのだが、終盤緩んだ私が△8七香成を許し、▲6八玉(▲同玉は△6九竜と金を取られる)に△7六桂▲5七玉△6九竜と金を取られては、一遍に先手が悪くなった。
この将棋を負けるのか…と呆れながら指し続けたのが以下の局面である。

先手・一公:1七歩、2一竜、3七桂、4七歩、5四角、5五金、5六歩、5七玉、5八金、7三と、7七馬、8五桂、9六歩、9九香 持駒:香、歩6
後手・Hon氏:1一香、1三歩、3四銀、3八歩、4五歩、5一歩、5二銀、6一金、6九竜、7五歩、7六桂、8三銀、9一香、9二玉、9四歩 持駒:金、銀、桂、歩
(▲7七馬まで)

以下の指し手。△8四銀▲6五角 まで、一公の勝ち。

▲7七馬と成香を払ったところ。一応▲9三香の詰めろだが、自玉があぶない。
そこでよく見ると、△6六金▲同馬△6八銀▲同金△同竜までの詰みが発生しているのに愕然とした。
ところがHon氏はなかなか指さない。△6六金の発見はHon氏なら容易のはず。訝しく思っていると、△6八銀には▲6七玉とよろけて詰まないのだ。
Hon氏は熟考後△8四銀。私はすぐ▲6五角と引いたが、その瞬間▲8一角成△同玉▲8三香の詰みがあるのに気付いた。まったく、中盤以降の私はどうかしていた。
もっとも本譜でもHon氏の投了となった。
感想戦では、Hon氏が▲3四飛と銀を取らせても△4三金で指せると見ていたのが、意外だった。いやさすがに銀得では、こちらがいいと思う。
ちょっと早いが、ジョナサンに向かうことにする。きょうの参加は3名の予定だが、このジョナ研が衝撃的な一夜になろうとは、このときの私は知る由もなかった。
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将棋棋客が少ない東十条囲碁将棋サロン

2014-05-18 00:03:58 | 東十条囲碁将棋サロン
16日(金)は王子神谷でジョナ研があった。が、ジョナサンに入るのは午後8時ごろとし、今回もその前に東十条囲碁将棋サロンでひとときを過ごすことになった。
夕方に東十条駅に着くが、私はサロンに入らず、先を急ぐ。コンビニで水分を調達するた。である。
セブンイレブンで500mlパックのラテカフェを買う。税込み113円は、ペットボトルより安い。ところがその帰り道、ディスカウントショップで500mlペットボトルのお茶が79円で売られており、軽いショックを受けた。34円損した…。
サロンに入ると、奥にHon氏の姿があった。きょうのジョナ研参加は彼とR氏の予定だが、R氏の参加はやや怪しい。
私が席主に席料800円を払おうとすると、「6時以降だから…」と600円にしてくれた。テレビに映っている時計を見ると、「5:50」である。ありがたいサービスではあるが、以前金曜日のこの時間に来たときは、ふつうに800円を取られた。まさかそのときの200円も返してくれとは言えず、やや不満も残った。
将棋客はきょうも少ない。Fuj氏が将棋教室のチラシを作り、各所に置いてはいるのだが、まだ効果は上がっていない。ここは長期戦で臨むしかない。
「羽生の頭脳」の「最強急戦矢倉編」を読んでいたが、Hon氏に請われ、将棋を指すことにする。まあそうであろう。私たちは将棋を指しに来たのだから。
盤を挟むが、いまは昼の陽が長く、まだ空は明るい。それだけに将棋を指して遊んでいると、うらぶれた気持ちになる。Hon氏もいるからアレだが、こんなことをしていていいのかと思う。
Hon氏の三間飛車に私は▲5七銀左~▲4六歩。角交換から▲2四飛と走りまずまずの成果を挙げたが、まだまだむずかしい。しかし徐々に駒得を果たし、私が指し易くなった。
しかし終盤、私が▲7四桂と打つ手(△同歩は王手飛車、それ以外の応手は詰み)を逸し、やや紛れる。間隙を縫ってのHon氏の反撃も鋭く、食いつかれた。
私は自陣にベタベタ駒を打って補強する。これが、Hon氏が軽視していたFuj流?の手で、Hon氏も諦めたようだ。以下、私の制勝となった。
後方では囲碁棋客が将棋を指している。おしゃべりが聞こえるので感想戦を行っているのかと思いきや、まだ対局中だった。
将棋客は以上の4人だから、時間をつぶす?ためには、また私とHon氏が将棋を指さねばならない。
今度はHon氏の先手。▲7六歩△3四歩▲6六歩に△3五歩と突いてみた。相振り飛車辞さずの構えだが、Hon氏は居飛車を選択。私は石田流に組み、いつもと違う形となった。
これも前局以上にむずかしい形勢だったが、私の△6五歩▲同歩から△6四歩の継ぎ歩が、我ながらいい構想だったようだ。
対してHon氏も▲3五桂の金取りがあったのだが、ここを▲3四歩の角取りに打ったのが失着。幸便に△2四角とノゾき、後手の優勢がハッキリした。以下私の勝ち。
この対局中、Hon氏のケータイに、Tod氏からメールが来る。LPSA芝浦サロンで将棋を指すか、ジョナ研に参加をするかの相談である。ちなみにきょうの芝浦サロン担当は渡部愛女流初段。ジョナ研の参加者が増えるのはうれしいが、ここは愛女流初段に教えていただくのが本手である。そちらを推奨しておく。
さて、そろそろ8時である。どうも消化不良だが、私たちは囲碁将棋サロンを後にした。

表へ出ると、またTod氏からメールが来る。芝浦サロンの愛女流初段が大人気で、予約をしていなかったTod氏はあぶれた。それでこちらに向かっているという。しかしTod氏の自宅は神奈川県である。いまから東十条まで来るのはバカバカしくないか? まあそれを実行するのがTod流ではあるのだが…。
Tod氏は、ジョナサン王子店は初めて。それでHon氏が改めて電話をし、道順を教えてあげる。
ところでHon氏によると、そのTod氏は、K十四世名人の孫だという。これは本当だろうか?
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