一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

女流棋士12星座・2023年版

2023-06-19 00:11:39 | 女流棋士
3年ぶりに、「女流棋士十二星座」を記す。

♒ 水瓶座(みずがめ座)Aquarius 1月20日~2月18日
谷川治惠女流五段(2.9)
中倉宏美女流二段※(1.26)
北尾まどか女流二段(1.21)
石本さくら女流二段(1.27)
野田澤彩乃女流初段(1.25)
大島綾華女流初段(1.31)
加藤結李愛女流初段(2.15)
多田佳子さん(2.7)
宇治正子さん(1.31)
福崎睦美さん(2.3)
林葉直子さん(1.24)

♓ 魚座(うお座)Pisces 2月19日~3月20日
里見香奈白玲・清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花(3.2)
蛸島彰子女流六段※(3.19)
植村真理女流三段(3.16)
岩根忍女流三段(3.16)
室谷由紀女流三段(3.6)
加藤桃子女流三段(3.9)
中倉彰子女流二段※(3.2)
山根ことみ女流二段(3.9)
伊藤明日香女流初段(3.16)
脇田菜々子女流初段(3.7)
頼本奈菜女流初段(3.12)
村山幸子さん(3.10)

♈ 牡羊座(おひつじ座)Aries 3月21日~4月19日
高群佐知子女流四段(4.1)
香川愛生女流四段(4.16)
貞升南女流二段(4.19)
藤田綾女流二段(3.24)
伊奈川愛菓女流二段(3.29)
坂東香菜子女流初段(3.31)
相川春香女流初段(4.18)
藤井奈々女流初段(3.31)
礒谷真帆女流初段(3,22)
佐々木海法女流1級(3.31)

♉ 牡牛座(おうし座)Taurus 4月20日~5月20日
千葉涼子女流四段(4.21)
中村真梨花女流四段(5.20)
船戸陽子女流三段※(4.23)
島井咲緒里女流二段※(5.15)
山田朱未女流二段(5.18)
村田智穂女流二段(5.1)
宮宗紫野女流二段(4.23)
安食総子女流初段(5.2)
川又咲紀女流初段(4.28)
水町みゆ女流初段(4.21)
山口絵美菜さん(5.4)

♊ 双子座(ふたご座)Gemini 5月21日~6月21日
甲斐智美女流五段(5.30)
寺下紀子女流四段※(6.20)
長沢千和子女流四段(6.18)
竹部さゆり女流四段(6.4)
高橋和女流三段(6.17)
井道千尋女流二段(5.21)
室田伊緒女流二段(5.24)
カロリーナ・フォルタン女流初段(6.17)
武富礼衣女流初段(5.25)
小高佐季子女流初段(6.4)
内山あや女流初段(5.22)
堀彩乃女流1級※(5.28)

♋ 蟹座(かに座)Cancer 6月22日~7月22日
西山朋佳女王・女流名人・女流王将(6.27)
中井広恵女流六段*(6.24)
早水千紗女流三段(7.20)
渡部愛女流三段※(6.26)
鎌田美礼女流2級(6.24)
木村朱里女流1級(7.11)
竹俣紅さん(6.27)

♌ 獅子座(しし座)Leo 7月23日~8月22日
藤森奈津子女流四段※(8.2)
真田彩子女流三段(8.13)
松尾香織女流二段(7.30)
加藤圭女流二段(8.18)
大庭美夏女流初段※(8.1)
野原未蘭女流初段(8.4)
岩佐美帆子女流1級(8.15)
藤田麻衣子さん(8.3)

♍ 乙女座(おとめ座)Virgo 8月23日~9月22日
渡辺弥生女流二段(9.2)
長谷川優貴女流二段(9.13)
塚田恵梨花女流二段(8.27)
山口仁子梨女流2級(9.17)
梅津美琴女流2級(9.1)

♎ 天秤座(てんびん座)Libra 9月23日~10月23日
伊藤沙恵女流四段(10.6)
本田小百合女流三段(10.3)
神田真由美女流二段※(10.11)
石高澄恵女流二段(9.27)
山口恵梨子女流二段(10.12)
高浜愛子女流1級(10.2)

♏ 蠍座(さそり座)Scorpio 10月24日~11月21日
上田初美女流四段(11.16)
鈴木環那女流三段(11.5)
鹿野圭生女流二段※(11.1)
飯野愛女流初段(11.17)
北村桂香女流初段(11.14)
和田あき女流初段(11.14)
松下舞琳女流初段(10.25)
田中沙紀女流1級※(11.18)
今井絢女流1級(10.25)
榊菜吟女流2級(11.12)

♐ 射手座(いて座)Sagittarius 11月22日~12月21日
関根紀代子女流六段(12.15)
山下カズ子女流五段※(12.8)
斎田晴子女流五段(12.4)
久津知子女流二段(11.23)
中村桃子女流二段(11.30)
石橋幸緒さん(11.25)

♑ 山羊座(やぎ座)Capricorn 12月22~1月19日
清水市代女流七段(1.9)
矢内理絵子女流五段(1.10)
山田久美女流四段(1.6)
大庭美樹女流初段※(1.12)
和田はな女流1級(1.14)
山口稀良莉女流1級(1.11)
久保翔子女流2級(1.12)
林まゆみさん(12.31)

蟹座、乙女座、蠍座には、名前の終わりに「子」が付く女流棋士がいない。
この3年は、、蠍座と山羊座に加入した女流棋士が多かった。
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堀女流1級に期待する

2023-06-14 23:47:20 | 女流棋士
きのう行われた第13期女流王座戦二次予選で、堀彩乃女流1級が室田伊緒女流二段に勝ち、初の本戦トーナメント進出を決めた。

図の、銀を取りつつ竜を切った手が強手で、以降も難しいところはあったが、堂々と勝ち切ったのだった。

そんな堀女流1級は2016年8月、女流3級の資格を得た。このとき、LPSAに入会した。
それまでLPSAへの新入会は船戸陽子女流三段の例があったが、新人の入会はなかった。ゆえに、この状態が続けばLPSAの未来は尻すぼみ、と考えられていた。そこにこの朗報だったわけだ。堀女流3級の師匠は、同じ高知県出身の森雞二九段。姉弟子にLPSAの島井咲緒里女流二段がいた。とはいえ、けっこうな決断である。それが分かっているから、堀女流3級の新入会は、全国のLPSAファンに夢と希望を与えたのであった。
2017年3月、堀女流3級は女流2級に昇級し、正式な女流棋士となる。
2019年10月、女流1級に昇級。
ここまではまあ、順調といえよう。しかしその後は停滞し、きょう現在女流1級のままである。
ちなみに2017年3月以降のデビューで、女流初段以上になっている女流棋士は、武富礼衣女流初段から松下舞琳女流初段まで、12名に上る(加藤桃子女流三段、西山朋佳女流三冠を除く)。
女流初段への昇段規定は、年度指し分け(8勝以上)がポピュラーだが、堀女流1級はそれすら達成できなかったことになる。たとえば昨年度(2022年度)は途中まで13勝9敗だった。ところがそれから悪夢の5連敗。まさかの負け越しで1年が終わり、女流初段昇段を逸したのだった(もっともこの時期、堀女流1級は精神的にも肉体的にも、対局どころではなかったから、やむを得ない)。
それと誤解なきよう書けば、私も堀女流1級に指導対局を受けたことがあるが、何度も吹っ飛ばされた。強い将棋だと思った。
服装はいつも黒系で古畑任三郎を想起させ、自宅にはテレビを置いてない、とどこかで聞いた。それだけストイックに将棋に取り組んでいる証でもあるが、それが成績に反映されないのがもどかしい。「女流1級」はいかにも字づらが悪い。
最近の堀女流1級は、大野教室に通い、腕を磨いている。その成果が徐々に表れ、今年度はこの勝利で6勝1敗である。第3期白玲戦・女流順位戦D級では、昇級の目も残している。
堀女流1級は将棋ペンクラブの将棋会にも指導に来てくれ、会員のファンも多い。そんな私たちの期待に応えてくれたら、うれしい。
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女流棋士生年月日一覧・2023年版

2023-05-03 22:57:20 | 女流棋士
昨年の5月7日にアップした「女流棋士の生年月日」の最新版をアップしよう。

1940.03.10 村山幸子さん 
1940.06.20 寺下紀子女流四段※
1940.12.15 関根紀代子女流六段
1942.02.07 多田佳子さん
1946.03.19 蛸島彰子女流六段※
1946.04.20 佐藤寿子さん
1946.12.08 山下カズ子女流五段※
1948.01.31 宇治正子さん
1948.05.05 森安多恵子女流四段
1954.02.09 谷川治惠女流五段
1957.10.11 神田真由美女流二段※
1958.02.03 福崎睦美さん
1961.08.02 藤森奈津子女流四段※
1961.11.01 鹿野圭生女流二段※
1964.06.18 長沢千和子女流四段
1966.09.27 石高澄恵女流二段
1966.12.04 斎田晴子女流五段
1967.01.06 山田久美女流四段
1968.01.24 林葉直子さん
1968.12.31 林まゆみさん
1969.01.09 清水市代女流七段
1969.03.16 植村真理女流三段
1969.06.24 中井広恵女流六段*
1969.08.01 大庭美夏女流初段※
1971.01.12 大庭美樹女流初段※
1971.04.01 高群佐知子女流四段
1972.08.13 真田彩子女流二段
1972.11.23 久津知子女流三段
1973.08.03 藤田麻衣子さん
1974.04.23 船戸陽子女流三段※
1974.05.02 安食総子女流二段
1974.07.30 上川香織女流二段※
1976.06.17 高橋和女流三段
1977.03.02 中倉彰子女流二段※
1978.06.04 竹部さゆり女流四段
1978.10.03 本田小百合女流三段
1979.01.26 中倉宏美女流二段※
1979.09.02 渡辺弥生女流二段
1980.01.10 矢内理絵子女流五段
1980.01.21 北尾まどか女流二段
1980.04.21 千葉涼子女流四段
1980.05.15 島井咲緒里女流二段※
1980.05.18 山田朱未女流二段
1980.11.25 石橋幸緒さん
1981.03.16 岩根忍女流三段
1982.03.16 伊藤明日香女流初段
1982.07.20 早水千紗女流三段
1983.05.30 甲斐智美女流五段
1984.01.25 野田澤彩乃女流初段
1984.05.01 村田智穂女流二段
1984.10.02 高浜愛子女流1級
1986.03.31 坂東香菜子女流初段
1986.04.19 貞升南女流二段
1986.11.17 飯野愛女流初段
1987.03.24 藤田綾女流二段
1987.05.20 中村真梨花女流三段
1987.11.05 鈴木環那女流三段
1987.11.30 中村桃子女流二段
1988.04.23 宮宗紫野女流二段
1988.05.21 井道千尋女流二段
1988.11.16 上田初美女流四段
1989.05.24 室田伊緒女流二段
1991.03.29 伊奈川愛菓女流二段
1991.06.17 カロリーナ・フォルタン女流初段
1991.08.18 加藤圭女流二段
1991.10.12 山口恵梨子女流二段
1992.03.02 里見香奈白玲・清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花
1993.03.06 室谷由紀女流三段
1993.04.16 香川愛生女流四段
1993.05.28 堀彩乃女流1級※
1993.06.26 渡部愛女流三段※
1993.10.06 伊藤沙恵女流四段
1994.04.18 相川春香女流初段
1994.05.04 山口絵美菜さん
1994.11.18 田中沙紀女流1級※
1995.03.09 加藤桃子女流三段
1995.06.27 西山朋佳女王・女流名人・女流王将
1995.09.13 長谷川優貴女流二段
1995.11.14 北村桂香女流二段
1996.04.28 川又咲紀女流初段
1996.05.14 中澤沙耶女流初段
1997.03.07 脇田菜々子女流初段
1997.03.12 頼本奈菜女流初段
1997.11.14 和田あき女流初段
1998.03.09 山根ことみ女流二段
1998.03.31 藤井奈々女流初段
1998.06.27 竹俣紅さん
1998.08.27 塚田恵梨花女流初段
1999.01.27 石本さくら女流二段
1999.05.25 武富礼衣女流初段
2001.04.21 水町みゆ女流初段
2001.10.25 今井絢女流1級
2002.01.14 和田はな女流1級
2002.03.22 礒谷真帆女流初段※
2002.06,04 小高佐季子女流初段
2002.09.17 山口仁子梨女流2級
2003.01.31 大島綾華女流初段
2003.02.15 加藤結李愛女流初段
2003.08.04 野原未蘭女流初段
2003.11.12 榊菜吟女流2級
2004.05.22 内山あや女流初段
2005.01.11 山口稀良莉女流1級
2005.03.31 佐々木海法女流1級
2005.08.15 岩佐美帆子女流1級
2006.01.12 久保翔子女流2級
2006.10.25 松下舞琳女流初段
2007.09.01 梅津美琴女流2級
2008.06.24 鎌田美礼女流2級
2008.07.11 木村朱里女流1級

現役最年長は、長沢女流四段で変わらず。最年少は、木村女流1級が17日差で、鎌田女流2級からその座を奪った。
では、各段位の最年少も記しておこう。

女流2級…鎌田美礼
女流1級…木村朱里
女流初段…松下舞琳
女流二段…石本さくら
女流三段…加藤桃子
女流四段…西山朋佳
女流五段…甲斐智美
女流六段…里見香奈
女流七段…清水市代

清水女流七段は最年少でもあり、最年長でもある。
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アジのタタキ

2023-05-02 23:45:50 | 女流棋士
きょう5月2日は、安食総子女流二段のお誕生日。おめでとうございます。
その安食女流二段は昨年、現役を引退した。女流棋士が引退に追い込まれるのは相当負けが込んだからで仕方ないが、ファンからしたら、その女流棋士の将棋が見られなくなるのは寂しいものだ。

第1図は2016年に指された第24期倉敷藤花戦・高浜愛子女流2級(当時)との一戦。
安食女流初段(当時)の▲9四歩が好手。あじあじによる金頭の歩のタタキ、いわゆる「アジのタタキ」で、このココロは、たんに▲5三角成だと△9四飛と回られるから、その筋をあらかじめ防いだのだ。

さらに数手進んで、第2図の▲8五歩がまたもアジのタタキ。△同金に▲7六銀引と活用して、安食女流初段の優位が確定した。
安食女流二段の「アジのタタキ」を生で味わえた私たちは、幸せだったのかもしれない。
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甲斐女流五段の快進撃

2023-03-05 11:59:28 | 女流棋士
3日に行われた第16期マイナビ女子オープン挑戦者決定戦・甲斐智美女流五段VS加藤桃子女流三段の一戦は甲斐女流五段の勝ち。うれしい挑戦を決めた。
将棋は後手・甲斐女流五段の三間飛車に、加藤女流三段の銀冠穴熊。両者妥協なきキビキビした戦いになったが、甲斐女流五段の攻めが上回った。
加藤女流三段は2021年の清麗など、タイトル9期の強豪。戦前は加藤ノリが多かったと思われるが、そこを甲斐女流五段が勝ったのが偉い。
もっとも甲斐女流五段だってタイトル7期の強豪である。ただ、登場は2019年の第1期清麗戦が最後となる。マイナビ女子オープンは、第3期女王。同棋戦では2011年以来の登場となる。12年ぶりの登場、は意外に珍しいのではあるまいか。
つまり、甲斐女流五段には「復活」のイメージがあるのだ。実際タイトルを持っていた2011年度さえ年度負け越しだった。もとから爆発的に勝つタイプではなかったが、2020年度は22勝10敗で、11年ぶりの貯金10以上となった。そこから好調を持続しているようである。
とりわけ最近はよく勝っている印象があり、2月20日には女流王位戦挑戦者決定リーグで西山朋佳女流三冠に勝った。今年度の成績は、現在25勝9敗.735である。
これ、はじめの10局こそ4勝6敗だったがそこから猛烈に勝ち出し、以後21勝3敗。藤井聡太竜王を上回るペースである。
この好調の理由を自身は、「難しい局面も楽しんで考えられるようになった」と述べたようだ。不断の努力が実を結び始めたといえようか。西山女王との五番勝負は、相当面白いことになりそうである。
参考までに甲斐女流五段の他棋戦の状況を見ると、

・第3期白玲戦・女流順位戦A級は2勝2敗。
・第5期清麗戦は予選トーナメントベスト4。
・第34期女流王位戦は紅組優勝確定。
・第45期女流王将戦は予選勝ち抜き。

次のタイトル戦に最も近いのは女流王位戦だ。この調子なら、こちらの登場も夢ではない。
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