こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

できることは みんなで 
 できないことは ひとりでも 声を上げて
  誰もが穏やかに暮らせる社会を

消防指令業務の共同運用に反対 春日部まで含め116万人の地域に

2023年03月28日 | 議会
 昨日の消防議会で消防指令業務の共同運用が議題に。
広域化による問題点を指摘して反対討論。
残念ながら日本共産党以外、全員賛成で法定協議会の設置が可決。賛成10反対1。
賛成したのはSOKA新政・田川浩司、関一幸、自由市民・松井優美子、
公明党・石川祐一、広田丈夫、市民共同・斎藤雄二、立憲民主・中島彩菜、(以上草加)
平成クラブ・篠原亮太、寺原一行、八潮維新・川井貴志(以上八潮)(敬称略)
令和8年度運用開始目指しているとのこと。
私の反対討論は以下の通り。

第6号議案 東埼玉消防指令業務共同運用協議会の設置について
反対の立場で討論します。
 本議案はその目的として「複雑多様化する消防需要に広域的に対応し」「質の高い消防業務を展開するとともに」「消防財政の合理化及び効率化を図るため」とし、
越谷市、三郷市、吉川松伏消防組合、草加八潮消防組合、春日部市の5つの消防組織の指令業務の共同運用を目指すものです。
 この共同運用が管轄する地域は6市1町、総面積で249㎢、南北は80㎞に及び、総人口は令和5年3月1日の各自治体統計によれば、116万を超え、世帯数では54万8000世帯になります。
 こうした広大な地域の運用になることで、一分一秒を争う消防業務の遂行に問題はないのでしょうか。また、機能の集約化によって予期せぬ事態で機能不全に陥る恐れはないのでしょうか。
 目的で述べている「複雑多様化する消防需要」ということであれば、むしろ「広域化ではなく」「適度な地域で地域の実情がきめ細やかに把握できる」ことこそ必要ではないでしょうか。
 この点では、令和3年の埼玉西部地域消防指令事務協議会の設置に係って、当初7消防本部で検討されていたものが、入間東部地区消防本部が広域化に伴うデメリットが大きいと協議不参加となり、埼玉県央広域消防本部、川越地区消防局も不参加となり、結局、4消防組合でのスタートとなったと伺っています。広域化による不安は、先行している消防本部でも指摘されているところです。
 消防業務は市民の命と財産を守ることに直結します。「消防財政の合理化、効率化」が共同運用の目的の一つとして指摘されているところですが、広域化、集約化することと天秤にかけるわけにはいかないのではないでしょうか。
 広域化に伴う様々な問題点を考え、本義案に反対の意を表明し討論とします。

大場川水面に咲き誇る桜。

千鳥ヶ淵にも負けない景観。

見事な桜の巨木。