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特別支援学校の設置基準制定へ やっと動き出す 父母教職員の長年の願い実現へ

2021年05月26日 | 日記
 今朝、ラジオを聞いていたら「特別支援学校にも設置基準を」のニュース。
政府もやっと重い腰をあげて特別支援学校の設置基準を制定する方向で動き出す。
特別支援学校、障害児学校の教室不足は、私が現役で働いていた頃から
問題になっていた。入学希望者が増え、そのため教室が足りず、
図書室や会議室を教室に転用したり、美術室や理科室の準備室を教室にしたり、
挙句の果てに一教室をカーテンやパーテーションで区切って二教室として運用したりと、
それはひどい有様だった。
 義務教育諸学校には明確な設置基準があるのに、
長いこと障害児学校はその適用から除外されていた。
教室の広さ、各種特別教室、グランド、体育館などの設置基準がないまま、
支援学校には入学を希望する子どもたちが詰め込まれてきた。
学ぶ権利の侵害も甚だしい。
 長年の保護者、教職員の願いがやっと実現へ。嬉しい限り。
ただ、現状を変えるのは困難が伴う。行政は、教育環境に責任を負うことになるが、
「財政上、敷地の確保など、すぐには難しい」などと現状を黙認することも。
運動はまだまだこれから。

懐かしいカット。これは東京都立の特別支援学校のかつての現実。
笑い事ではすまされない。今もそう変わりはないはず。
こんな現実を放置しておいて「東京パラリンピック」などと恥ずかしくて。