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面倒と面白い

2024年03月30日 | ことば遊び
薬師寺のお坊さんによる法話の一部。
自分に話をしてくれる人やその話の内容は自分自身には変えられません。その人や話が「面倒」と感じるか「面白い」と感じるかは、聞き手の心次第であるということです。心が下を向くと身体も下を向き「面倒」と感じ、心が上を向くと身体も上を向き「面白く」なります。
この話を聞いて、自分自身の受け止め方次第で今まで「面倒」と感じていたことも「面白く」なるという人生を楽しむコツがつかめるのではないかと思います。辛い練習にも顔を下げて「面倒」だと思わずに、顔を上げて「面白く」する、辛い勉強も顔を上げて「面白く」して充実した夏休みにしてほしいと思います。

そんな「面倒」と「面白」を調べてみた。


面倒の解説
  手間がかかったり、解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと。また、そのさま。
  「…な手続き」「…なことにならなければよいが」「断るのも…だ」「…を起こす」

「面倒」という漢字は「めんどう」になってから当てられたもので、その語源は「めだうな」とする説がある。
「めだうな」は「め」と「だうな(どうな)」に分けられる。鎌倉時代の『平家物語』に「罪つくりに 矢だうなに」という一文が出てくる。これは「無益な殺生で 矢を無駄に」という意味である。
「だうな」とは「無駄」という意味であり、「めだうな」の「め」は「目」のことである。「めだうな」とは「目が無駄になる」、つまり「見るのも無駄」という意味である。
「無駄なもの、無益なもの」という意味から、「体裁の悪いこと、見苦しいこと」の意味になり、現在のように「わずらわしいこと、世話」の意味に派生したとされる。

面白 の解説
  《形容詞「おもしろし」の語幹》おもしろいこと。
  「今のあさはかなるも、昔の跡に恥ぢなくにぎははしく、あなおもしろ・・・・と見ゆる筋はまさりて」
  「顔も白くて、体も白くて、足も白くて、尾も白い。尾も白いおもしろ お話でした」

「面倒」と「面白」の関係性
 辛い、面倒くさい先に真の面白さがある

高杉晋作の最期の描写
 面白き こともない世を 面白く
 看病していた野村望東尼が、「住みなすものは心なりけり」と詠んだ。高杉はうなずき、・・・面白いのう。と言って静かに眠った。

  

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2 コメント

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面倒と面白い (らいちゃん)
2024-03-30 08:11:26
「面倒」と「面白い」の解説、よく分かりました。
これからは面倒と思われることは、顔を上げて面白いと感じながら取り組みたいと思います。

>ブルーバードは、1959年(昭和34年)から2001年まで生産・販売していた乗用車でした。
40年余りにわたって生産されていたのですか?
正に日産の顔だったのですね。
ブルーバードはいい車でした。
技術のニッサンは当時から確立していたようですね。
らいちゃん へ (iina)
2024-03-30 10:10:12
桃を「三千年草(みちとせぐさ)」とは、縁起がいい名ですね。
大阪では、桜とほぼ同じに咲くのでしたか。
わが家での花桃は、八重桜が咲いた後に咲きます。


おなじ「面」を使う「面倒」と「面白」を調べてみました。
おもしろいですね^^

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