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救急医療

2010年10月08日 | 雑感
一発の銃弾を食らって生き延びたのは、30分以内に適切な手術を施したから。こう話すのは、警視庁長官時代にオーム心理教事件直後に襲われた國松孝治氏の説得力ある講演会での一コマ。
万一、地方で事件に遭遇していたなら死んでいた。地域格差を是正したくて、救急ヘリ病院ネットワークを執刀した医師たちが立ち上げたNPOの理事長に迎えられて活躍している。

救急ヘリに医師が乗って治療し高度な手術が必要と判断されれば病院の手配も現地で行う。
現在、救急ヘリを配置しているのは、47都道府県の内19に23機あるのみ。むしろ現配置先より医療が手薄な地方にこそ救急ヘリを置くべきで日本海側の県には1機も配置されていない。国に必要性がなんとか認識されて、せめて各県に1機を目標に広げていく。

実際に、県をまたいだ医師の連携で尊い生命を救い生活機能を維持させた事例がある。そこに行政区をまたいだり医師の派閥を取り払う緊急性を優先させなければならず、整備化を急ぐ必要がある。
消防ヘリが全国に71機あるが、行政区は限定され多様な要請で活動しているため、救命活動は業務外として制限し縦割り行政の弊害がみられるため、救急車よりも広域活動する150キロも飛ぶ機動性が救命には求められる

わが神奈川には救急ヘリ(ドクターヘリ)1機が常駐なのだとか。


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4 コメント

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救急ヘリ (おくだっち)
2010-10-08 09:07:09
兵庫県も設置されているのでしょうか?
加古川の県立病院にもヘリポートがありますが、救急ヘリがなければ意味がありませんね。

でも、地方との格差って何なのでしょうね。
一人一人の命に差なんてないでしょうに・・・
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ドクターヘリ (らいちゃん)
2010-10-08 10:05:13
おっしゃる通り、医療における地域格差は無くさなければなりません。
地方の医師不足は深刻です。医師たちは地方に行きたがりません。
地方の住民の生命も、大都市の住民の生命も何ら変わることはありません。
地方にこそドクターヘリを設置し、救急患者の搬送に役立てるべきです。

ありがたいことに、大阪では大阪大学医学部附属病院を基地病院として、平成20年1月から運行開始しています。

国民の安全と生命を守るのが政治の役目なら、ばらまき政策を止めて、この分野の政策をしっかりと行ってほしいものです。
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新潟は24年の予定 (鷲谷芝嵐)
2010-10-08 14:22:33
ドクターヘリの配備、新潟は2年後の予定です。
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救急コメント m(__)m (iina)
2010-10-09 08:48:13
(おくだっち) さん へ
熱中すれば地域一や日本一をもぎ取りたくなる気持ちも理解できます。その「道」
を極める勢いの延長戦上に存在する名誉でしょうから。
しかし、野球やスポーツを異性にもてたくてやる者も当然いるでしょうが、いただけません。
熱中した結果、もてたということでしょう。もてたことがないので、理解できないだけ
かも知れません・・・。

兵庫は、阪神大震災を経験したのに消防ヘリしか配置されていないようです。1機の年間
維持費が2億円かかかり、原則 国と県とが折半だそうですが、経費捻出が厳しい県には
特別予算がおりるそうです。



(らいちゃん) へ
iinaの大阪時代に、平城京跡には何度か散歩しました。朱雀門を建造していましたが、
「平城遷都1300年祭」を目標にして造っていたのですね。納得。
休みに何もすることがないと、家族で奈良まで「ちょっと鹿をからかいに行こう」と
ドライブしてました。

救急ヘリには、医師が常駐しますが医師確保も難しい時代になりました。それでなくても、
救急車乗務を格下と敬遠されそうです。



(鷲谷芝嵐) さん へ
芸術に意欲満々ですね。もともと絵心をおもちなのだと、ブログで接していて思いますが、恐れ入りました。

緊急のトドクターヘリの装置があると安心の質も高まります。地震が多い地域には、クルマが行けないことがあるので必要です。

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