先週のお迎え時、抗菌剤の感受性試験の結果が出たらしく、先生から説明を受けました。
今回分離されたのは、
Staphylococcus intermediusとのことでした。
動物の化膿菌としてよく分離されるもので、以前ワタシが
オアソビ的に分離した際に出てきた菌と、ほぼ同じだったようです。
皮膚組織が壊死するところまで悪化していたので、感染症としてはより注意をしなくてはならない緑膿菌(
P. aeruginosa)が分離されることを恐れていたのですが、そうではなかったようで、少しホッとしました。
感受性試験の結果、それまで暫定的に服用していたテトラサイクリン系の抗生物質よりも、わさびにとって、より感受性のいい薬剤がありましたので、そちらに切り替え(ホスホマイシン系抗生物質)、引き続き服用を続けています。
週末の時点では、滲出液の具合も大分落ち着いていました。
状況が安定してきた…ということでしょうか。
一番最初に服用していたのが一般的なセフェム系の抗生物質だったのですが、感染症の悪化を食い止められなかったところをみると、やはり薬剤の感受性がよくない状態…あるいは、これまでも服用していたことにより、耐性ができてしまった…?…のかもしれません。
今回初めて、感受性試験を実施してもらったのですが、わさびの場合、複数回同じ部分の手術をしているため、感染症を引き起こすリスクが高い、という状況でしたので、結果がでるまでに多少時間がかかるものの、効果的な投薬を期待できる、という観点からみると、有効な処置をしていただけたんじゃないかな、と思っています。
傷口はまだ肉芽をつける段階…ですので、包帯の中は、ぱっくりと開口して、プレートが剥き出しになっている状態です。
そんななか、少しずつ、ピンク色の新しい健康な肉芽を作り出すべく、ドレッシング剤による湿潤療法で、治療をしています。
縫合する肉がないため、びっちゃん自身で肉を作り出し、ぱっくり開いた傷口をびっちゃん自身で埋めていってもらわねばならないのです。
まだまだ長い道のりです。
傷口の写真は痛々しくって、見せてもらうたびに、こういうのがニガテなびっpapaは毎回クラクラしていますが(笑)、当のびっちゃんが痛そうにしていないのがせめてもの救いです。
犬って強くて逞しいですね