日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

黒姫・バイクのおばあさんと・・

2007-08-01 | 自然・風景
ようやく関東地方の梅雨が明けた。
早速蒸し暑い日々が始まった。

2泊3日の黒姫高原は涼しいと言うより寒い感じ
友人の山荘の周囲は唐松や杉、紅葉が生茂っている
横になったまま障子を開けると濃い緑の洪水



「幸せだな~~」つい、でてしまう。

近所を散策すると
アジサイが満開、赤に近いのや白、紫陽花色など様々



紫陽花が咲き誇っているログハウスは使われていないみたいだ
数年で見捨てられたのか?

谷間の畑の中には廃屋が



見ると小舞に土壁の外側にグラスウールがぶら下がっている
寒さ対策に断熱材で被い外側に鉄板を張っていたようだ。
今ではシシウドや蔓植物がわが物顔
数年で朽ちてしまう事だろう

草ボウボウの畑にミョウガの群れが点在している
「ミョウガのでている所を見た事がない」
私の言葉に、同行のヤマちゃんがずんずん畑に分け入り根本を探す
作物泥棒と間違えられないだろうか?
オロオロしている私をしり目に親切心いっぱいの彼女はさらに熱が入る

・・と、向こうからバイクがトロトロやって来てストップ
「なにか?」おばあさんがヘルメットを脱ぎながら不信顔
「ミョウガを見た事がないものだから・・」
「ミョウガはまだ早いお盆当たり、今は芽でなくて茎を食べる時期」
「茎を食べるんですか?」
今度はおばあさんが畑にズンズン
ミョウガをかき分けて細い茎を抜く
根元に白い茎が出てきた。
「これをみじんに刻んで納豆なんかに混ぜると食欲がでるよ」
「もらっていいですか?友達に見せたい」
ならもっと、また抜いてくれる。

80くらいと見られるおばあさんのバイク姿にも驚いたが
この人の良さにも大感激
ミョウガ泥棒と間違われなくて一安心
喜びながら帰った。



確かに白い茎はミョウガの香りがして口の中がさわやかになった。
白い茎の残りを花瓶にさすと、お部屋が清らかになった気がした。

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