日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

妙法寺・お会式見物

2009-10-14 | 趣味・遊び
昨夜、散歩コースの1つ妙法寺の「お会式」に行った。
堀ノ内に越してきて15年にもなるが始めてだ。



夕方6時過ぎ、いつもは静まり返っている境内は夜店でギンギラギン
たこ焼き・焼き鳥・焼きそば・射的・綿飴、なんでも揃い
早くも1杯傾けている家族連れで賑わっている。



仁王門の中も提灯で飾られ、太鼓グループが威勢のいい音を振りまいている。
まずはお参り、階段上の祖師堂ではいつにも増してきらびやかな光に溢れている。

「こちらからスタートですよ」誰かの声につられて環七方面に進むと
「1発目は左へ進み、その後は真っ直ぐ行きます」
始めてでも、声を掛けなくても整理の人達の案内に従ってみやすい位置に陣取る。



始めは笠を被ったお坊さん達のお教と太鼓の音の行列
回りに合わせて浮かれていたが、お祭りではなく宗教行事なのだと得心



その後から万灯行列
薄闇に紙の花の間の照明が幻想的にユサユサ揺れる。
近所を一周して境内へはいる頃には行列の人達のテンションは最高潮
纒を振り回し、太鼓・鉦・笛に声を合わせてはやし賑やか賑やか
その中で纏持ちはヒーロー、上に振り上げ振り降ろし、回して捻りを利かせる。
次々と交替して止む所を知らず、でなく合図で止まり一同お参りする。



大きなグループ、小さなグループ、老若男女様々。

境内の盛り上がりに合わせてお堂内のお坊さん達(100人位)の声明が高く低く絶好調
「参拝自由」の札に甘えて私も上がり込む
回りは太鼓を構えた信者達(?)
遠慮しつつ隅に座って見渡すと、道路をねっていたお坊さん達は後ろ向き
真ん中には紫の衣のお坊さん達が向かい合って大声で唱えていて
手前には一人位の高そうな頭巾・冠(?)を被ったお坊さんが
時々横を向きチ~~ンとならす
大太鼓に向き合ったお坊さんがド~~~ン
体中に衝撃を受ける。
ド~~ン・ド~~ン・チ~~ン
何妙法蓮華経・何妙法蓮華経・何妙法蓮華経
信者でなく、信心があるとも言えないが、神妙な気分と高揚した気持ちになる。

最後の何妙法蓮華経が小さくなると声明はお終い
だが、境内の盛り上がりは続いていたが途中で失礼する
気がつけばしんしんと冷えて寒けが襲ってきた。



帰り道にはまだまだ続く万灯行列
だんだんと少ないグループになり、乳母車もはいって庶民的。

お祭りにお巡りさんと交通規制が付き物と思っていたが
ピリピリ~~の笛も無ければ、「どいてどいて」の声も無く
自転車には「何処へ生きますか?」優しく訪ねて、行列と見物人に境界は薄い

行列の中で写真を撮る人、お堂の回廊から見下ろす人(私も)
自由気ままな見物となんともお気楽なお会式だった。

堀之内・妙法寺

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