日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

ホテル地下の能楽堂公演

2022-07-12 | 趣味・遊び
3年振りに渋谷に行ってきた。

狂言の「とうふう会」の発表会
コロナ前に表参道の能楽堂に誘われていたが
今回は渋谷のセルリアンタワーの地下
ここに能楽堂があるなんて知らなかった。

高層ホテルの建物の地下にぐんぐん下がると
贅沢な空間に立派な能楽堂がゆったりとあった。



空いている端っこの席から少しづつ真正面の席へ
粛々と移動できた。

お知らせを頂いた人たちの出し物は「附子」
太郎冠者二人に主人
主人が出掛けている隙に、
固く禁じられていたお砂糖を舐め切ってしまうお話
親子3人で息の合った演技で楽しく笑えた。

いくつもの出し物の最後は
「髭櫓」(ひげやぐら)
黒々と髭を蓄えた威風堂々の主人
髭自慢に「その髭が嫌い」という女房
挙句は暴力沙汰になり、女房は助っ人を頼む
主人は報復を恐れて神頼みの格好

今も昔も勝つのは女房(?)
助っ人を揃えた女房はまんまと主人の髭を取ってしまう。

槍やら薙刀やら武具を突きつけ、
リズミカルに進む中に、髭を蓄えた女房一人(女装)



似合っているやら、可笑しいやら笑い声が湧く
髭を取って掲げると思わず拍手!

プロによる謡いと付祝言の舞で締め括られた。

コロナ以降初めての観劇
十分堪能した午後でした。


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