日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

高齢者にIHは間違い

2009-03-19 | 仕事・建物
郵便受けに東京ガスのリーフレットが入っていた。
「快適ガスライフの基礎知識」
―安心してガスをお使いいいただくためにー
安全にガス器具を使うための注意点検事項がまとめてある。
楽しそうなイラストで分かりやすく書いてあるが
×××・・ばかりが目に付く。



煙突の不具合、火災になりやすそうな注意がバッテンになっているが



これからIHを入れようかと迷っている人には
「こんな×だらけなガスならやはり・・」って事にならないか??

火災の危険性はIHにも共通事項が多い
“天ぷら中の電話”“電気ストーブに干し物”
“電気ストーブの焼けど”“衣類乾燥機の詰め込みすぎ”など・・

電気よりガスの方が好きな設計者は多い
私もガス愛好家(?)だが
新築の人のほとんどが「IHで」か「IHはどうでしょう」と言われる。

このリーフレットを見るとガスに二の足を踏まないか心配だ。
しかし、危険を承知の上で安全対策を考えられるのが人の知恵
炎症の炎で危険を感じ、暖かみを感じる。
同じもので正反対の事を認識できる事こそ人の感性

先日見学に行った老人介護施設「たがらの家」でも
キッチンはガスコンロを使っていた。
「IHは熱そうに見えなくても火傷の危険がある」
「認知症の高齢者にとっては炎の見えるガスの方が安全」と言っていた。
「高齢者には安全な電気」は間違い!
私の思いと同じだった事が嬉しかったっけ。

それでも、上昇気流が少なく「汚れが飛散しない」のはいいね。
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