日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

乃南アサ著「ライン」

2014-08-29 | 読書
久し振りの読後感です。

乃南アサ著「ライン」講談社文庫 1997年刊
1990年刊「パソコン通信殺人事件」改題



ネット注文したまま積んであった本の内の1冊

パソコン通信と言われたチャットの世界
今ではメールは当たり前、ラインで多くの人と繋がれる

あれっ? 
今使われているラインは24年前には無かった筈だが??
改題したのはそう昔ではないのでしょう。

色々なトラブルが起こり、子ども達が知らないうちに事件に巻き込まれているそうだ。

物語は大学浪人生が(これも少なくなっているらしい)チャットにはまり、
名前故に女性と間違われ、男性たちにチヤホヤされる。
あげくに、愛されて「会いたい!」新宿で待ち合わせ(?)

約束をした男性が2人が殺され、
勉強どころではないが、チャットにますますのめり込む。
顔の無い明るいキャラを演じて、気分爽快だが
こうしてはいられない感もありながら、止められない。

高校の友人たちや、お隣の幼なじみが登場し
あっと驚く結末に、、、


パソコン通信が始まり出した頃
友人にパソコン仲間の集まりに駆り出された事があった
お互いにハンドルネームで呼び合い
顔と名前の違和感にタジタジとなったっけ
(女友達は男性名だった。)

パソコンでもスマホでもメールだけでチャットはした事が無いが
元居候はラインのヘビーユーザー(たぶん)
友達、小父さん、ママ、従兄弟、兄弟と頻繁にやり取りをしている。

私のガラケー友人達と1日がかりのやり取りとは違い
約束事が即・決まって便利そうな面もある。

が、この先怖いことが起こらない様に用心して欲しいものだ。

読後感に戻り
ここ24年でメール状況と受験状況の違いに驚いた「ライン」でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 食の國「福井」ショップ | トップ | ユニットバスの歴史 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事