日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

杉並能楽堂「青青会」

2019-03-25 | 趣味・遊び
春分の日、徒歩20分の所の「杉並能楽堂」へ行って来た。

今月初めの 高井戸狂言会 で知った
前を通りながら一度は入って見たい!の願いが叶った。




外見は普通のお家、歴史ある能楽堂とは思えない
玄関脇のミモザがサンシュウだったら良いのになあ・・と思いつつ
中へ入ると



ミモザだろうが気にならなくなる能舞台
1910年に本郷に建てられ、、1929年にこの地に移設された。
耐震補強をした後2013年に杉並区の指定登録文化財となった。
狂言大蔵流の東の名家山本東次郎(人間国宝)の能楽堂で
自然光が舞台を照らす。



観客席(見所)は畳の薄縁で、階段状になっている。
長年大切に使われ、時には胡桃を入れた袋で拭き滑りを良くするとか

お座布団一枚が私のエリアだが、正座が苦手で足の置場に苦労した。
見知らぬお隣さんが東次郎氏ファンで、
たまたま目が合って挨拶をしたらとても丁寧に返礼されたなど、
狂言の色んなお話しをして下さった。


(奥の袴姿が山本東次郎氏)

演目は「八幡の前」「名取り川」「縄綯(なわない)」



ホールの狂言と違い、近くで見て聞けて
声の響や足運び、衣装の細かい所まで鑑賞出来る
足は痛くて腰が心配だが、入れ込んでしまえばなんのその
最後は演者総出で謡い、人間国宝の舞い
満員の観客一同大満足!

玄関に出ると赤ちゃんを抱っこした若いママさん2人
跡継ぎの心配はなさそう。

次は9月、楽しみは脈々と続く。

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