日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

乃南アサ著「鍵」

2015-09-26 | 読書
今週読み終えた文庫本
乃南アサ著「鍵」講談社文庫刊



書店で手に取った際「読んだ本かな?」と思いつつ買ってしまった。

両親を相次いで亡くした兄弟3人
しっかり者の姉(教員)
目下無職の頼りない兄
聴覚障碍の女子高校生

母親を亡くしてとかくギクシャクしがちな兄と妹

近所で自転車の女性を襲う連続通り魔事件が発生する。
犯人は鞄を奪い普通の物取りとは違う様相を呈する。
無職の兄の親友が事件記者
愚痴をこぼし憂さを払いながら3兄弟の家に頻繁に寄る。

通り魔が殺され通り魔事件は収束するかに見えたが
次は連続殺人事件が連発・・・

読み進めるうちに以前読んでいないかと検証しつつ
事件(ストーリー)に埋没する。

事件は女子高校生が監禁されて、結末が危ぶまれる頃
事件記者と無職兄に救われる。

女子高校生はショックのあまり立てなくなり
兄におんぶされて家路につく・・

ここでようやく確信!
やはり以前読んでいた一冊
巻末には1996年12月刊行を改訂した事が記されていた。
多分発行されて間もなく読んでいたのだろう。

当時の文庫本も探せばありそうだが
まあ・楽しく読んだので「よし!」としよう。

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