日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

宮部みゆき「あかんべえ」

2007-01-20 | 読書
3日連続の読後感
本嫌いの人にはごめんなさい。

文庫本になったら必ず読む「宮部みゆき」
この前の映画化された「ブレイブストーリー」につづき
またもオ子チャマが主人公のうえ
幽霊がわき役と言う破天荒ぶり
その上悪人はだれ一人出演の場が無い
幽霊の「あかんべえ少女」と「おどろ髪の男」以外はいたってお人よし

そうそう・・お人よしの皮をかぶった迷い人がこの世にいたっけ・・

読み進む内「となりのトトロ」を思い出していた。
トトロも悪人は皆無、それでも物語は出来る。
今の世の普通の人が夫や妹を切り刻んだり、
殺して大金をくすねたり
隣の人が恐ろしい世の中とは大違いだ。

それにしても、宮部みゆきは江戸時代に暮らしていたのではないか?
と思わせるぐらい人情の機微や会話が「それらしい」
読み手もすっかり江戸時代にタイムスリップしてしまう。

さすが・・さすが・・
しかし次あたりは宮部ワールドの大人の世界に行って見たい。

少しばらすと
遠くからみている「あかんべえ少女」がキーポイントなのさ!

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