日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

堂場瞬一「約束の河」

2009-11-27 | 読書
ゆとりを持って進んだ一日
ふと気づくと出かける時間が迫ってしまった。
ゆっくりと読後感を書くつもりがせっぱ詰まってはしょります。

堂場瞬一「約束の河」2005年中央公論社から出版された本の文庫化



小学生達の廃車の秘密基地
行きずりの犯罪者よって放火された。
4人のうち一人が死亡し
遅れてきた子に救出された男の子達
自己を省みずに助けた子どもは片腕を無くす大けがを負った。

それから30年
大人になった事件の当事者達は
世界中の放浪生活をする者
司法試験に受からずに弁護士事務所で事務をし、麻薬漬けになってしまう者
コンビニの経営をする者

それぞれが葛藤を抱えたまま幸せになれない。
麻薬治療の病院から退院して、片腕を無くした者の死亡を知る。
失った記憶をたどり、自殺したのか、
殺人なのか?
自分が犯人か?

父親の親友の刑事がからみ
麻薬の売人に接触し、秘密にしていた入院先を訪ね・・・

親友なのか?憎悪の対象なのか?
アッと驚く結末へ収束する。

今までの堂場瞬一の刑事物とは一線を画す作品だ。
お勧めの1冊です。

あっ! 時間がない!!

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