日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

原尞著「さらば長き眠り」

2019-02-12 | 読書
先週読み終えた1册
原尞著「さらば長き眠り」ハヤカワ文庫JA刊



原尞のミステリーは5冊だったが(昨年3月新刊発表)
今年になって、4冊読み終えた。
2008年に「愚か者死すべし」読み、それっきりになっていたが
昨年の単行本「それまでの明日」の発行に合わせてカバーがリニューアルされ
店頭にまた並ぶようになっていた。

おなじみの探偵「沢崎」
西新宿のボロ事務所に400日振りに帰り
なじみの刑事やヤクザ屋さんと係わり合い
正式な依頼がないにも拘らず、依頼主になるであろう人の謎を追いかける。

ところが、事件は一気呵成に進まず
「もたもた」足踏み
今までの沢崎と違う??と思いつつ、
他の本に目移りしたりして、読み終えるのが時間がかかってしまった。

甲子園に出場したピッチャーが八百長疑惑に巻き込まれ
ピッチャーの姉が飛び降り自殺をし
父親が廃人のように生きた11年前の真相を解明すべき奔走する。

途中依頼主や沢崎が殺されそうになり、
巨漢のヤクザ屋さんに救われ、どうにか事件の解明が済んだが
11年前の覆水盆に返らず・・

中盤の違和感は無くなり、最後はいつも通り一気呵成にして終る。

やはり面白かった。

沢崎シーズを順番に読んでいなかったので
400日の留守の前と後が知りたくなり
「愚か者死すべき」を再読してみたい!

コメント
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