日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

柴田よしき著「激流」

2010-10-26 | 読書
日曜日から一気に読んでしまった本
柴田よしき著「激流」上下 徳間文庫刊

本屋さんで何気なく手に取り、用心して「上」だけ購入したが
すぐに近くの本屋さんに駆け込み「下」をゲット
昨日は夕飯が10時過ぎになるまで読みふけってしまった。



中学生の修学旅行の班行動中に女子一人が消えてしまう。
どこを探しても見つからないまま、班の6人は35歳になり
それぞれが、それぞれの人生を送り
有名作家兼タレント兼ミュージシャンで破産後活動再開中の女性
東大卒業後一流企業で働くも窓際の男性
有名出版社のサブデスク(?)の有能な女性
警視庁の刑事
美貌の主婦
行方の知れない一人の男性

それぞれに行方不明の子からメールが届く
「私を憶えていますか? 冬葉」
とともに、それぞれが事件に巻き込まれる
早速20年振りに再会した同級生達
忘れていた当時の様子を少しづつ思い出し
最期の数ページで一挙解決に向かう。

5人の35才の生き方を反映させつつ物語は進むが
早く、早く・・先を知りたくてうずうずしながらの一気読み
久々に他の本も読みたくなった作家を発見した気分だ。

カバーに警察小説、本格ミステリー、ハードボイルド、伝記ロマン、
恋愛サスペンス、ワーキングカールものなど
広いジャンルの作家とあったが
次は「求愛」を読もうかな?

などと書きつつ解説を読むと『女性?』
ひらがなの名前に違和感を持ちつつ「男性」と決めつけていたが、女性でした。
柔らかめの文章と女性心理に長けていると感じてはいたが
失礼しました。(誰に?)

柴田よしき公式サイト



コメント
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