日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「木の研究会」横田製材見学

2008-08-23 | 仕事・建物
予備知識もなく、ただ秩父の材木屋さん見学で加わった私は
どの人がどんな仕事の人かも知らずについて回り
2番目の見学先の「横田製材」の見学も黙って説明を聞いていた。
(横田製材さんは注文住宅の製材を受注している)



炎天下に置かれた木材を差し
「木材の乾燥は小口からと柾目部分と節の所だけ」
差し出された水分計を見て
「板目を測定しても意味がない」きついチェック
・・なるほど、節が抜けるのは部分的に乾燥が進み収縮する結果
葉枯らし材(伐採後に葉をつけたまま乾燥)の意味も納得するし
植物が水を運ぶのは導管、この導管からしか水分は蒸発しない、と言うことらしい。



工場は杉の板目を製材中
コンピューター解析で一番良さそうな所を引いていく(たしか・・)
以前の能代の見学では、
丸太の何処を引くかに大変な技術と経験がものをいい
年配の人が慎重に作業していたっけ。
今では読み込みの失敗で節に当たることは少ないらしい。



工場の隅には帯鋸のストック場所
(製材屋さんには帯鋸・大工さんの電動鋸が丸鋸
 一般的に言われるノコギリが手鋸という)

タオルで汗を拭きながら作業をしていた職人さん
「今日はまだまし」だそうだ。

製材した後のストック場
目にも鮮やかな小屋組がクッキリ



製品にされたフローリング材や梁などが整然と並べられている横に
規格以外の板材が立て掛けてある(左)



「材木屋の習性として、思い掛けない良い材がでると
 出荷しないで立て掛けちゃうんだよね。
 後で確かあったはずって探しても見つからない」
「今は取っとくより金利を考えて無駄なことはしないけれど・・」

みんなが車に乗ってしまっても戻ってこないメンバーは
「この横田さんは相当変な材木屋さんだ
 裏には銘木っぽい板材が沢山干してあるよ」
・・だったら、私も見たかったのに・・
車は昼食先へ出てしまった。

内実を話してくれるのは、午後からの見学先の
金子製材の社長さん
(この話しは来週につづく)
コメント
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