ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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紅葉に浮かぶ「不断桜」 大原・実光院で満開

2006-11-29 07:10:15 | Weblog
紅葉に浮かぶ「不断桜」 大原・実光院で満開 2006年11月28日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006112800126&genre=I1&area=K1D
 秋深まる京都市左京区大原の実光院で、桜の老木が愛らしい花を咲かせている。赤や朱色の鮮やかな紅葉に、ほんのりピンク色の花びらが浮かび、訪れた人も珍しい光景に見とれている。
 桜は秋から翌年の春にかけて咲き続ける「不断桜」で、実光院の木は樹齢100年あまり。昨年12月の大雪で枝が折れたため、今年は開花が心配されていたが、例年より2週間ほど遅く、11月初旬から咲き始め、下旬に入って満開となった。
 「桜が満開のころに紅葉も見ごろを迎えます」と実光院。11月上旬は平年より暖かかったものの、中旬になって平均気温が平年を下回り、紅葉も一段と色づいた。秋の日差しに照り映えるカエデやドウダンツツジの紅葉と静かに咲く桜のたたずまいを、観光客が味わっている。


 私は知らなかったのですが、実光院の「不断桜」はかなり有名なようですね。実光院は出町柳駅より京都バスで約30分、終点の大原バス停から歩いて13分のところにありますが、近くにはあの有名な三千院があり、拝観料が600円(お抹茶・和菓子付き)とちょっと割高なこともあり、知る人ぞ知る存在になっているようです。
 ただ、ここの庭はかなり見事なようですし、三千院のように人で混雑しないことから落ち着いて紅葉と不断桜の両方を楽しめる利点も…。
 京都観光で大原三千院まで足を伸ばすのならば、是非こちらも訪れてみたいですね。


実光院を紹介した記事(画像あり)はこちら
http://www43.tok2.com/home/kyoto/maple/02-ohara/jikkou/maple.html

ソニー銀、セブンイレブンなどのATM手数料無料に 

2006-11-29 07:04:37 | Weblog
ソニー銀、セブンイレブンなどのATM手数料無料に 2006年11月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061128AT2C2704I27112006.html
 コンビニATMの手数料無料化の動きが加速してきた。インターネット専業銀行のソニー銀行は、12月20日から自行のキャッシュカード利用者がセブンイレブンなどにあるセブン銀行のATMを利用する際の手数料を24時間、365日、無料にする。顧客の利便性を高める狙いがある。
 ソニー銀のキャッシュカード保有者は約46万人。現在は三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、郵便局のATMで使える。その際の手数料は、入金は無料。出金は月4回までは無料だが、5回目以降は105円かかる。新たに提携するセブン銀のATMでは、いつでも無料にする。


 ソニー銀行と言えば外貨預金の購入で為替手数料が割安なことでも有名ですが、セブンイレブンのATMから無料で入出金ができるのならば外貨預金でこまめに売買を繰り返す人にとっては、随分利便性があがりますね。
 外貨預金や投資信託で手数料を稼ぎたい都市銀行や地方銀行にとっては、ライバルとして侮れない存在になりそうです。


ソニー銀行 「2006年冬のボーナスシーズン特別企画」実施のお知らせはこちら
 キャンペーン期間中は、円の定期預金や外貨預金の金利大幅アップや外貨預金の為替手数料の更なる優遇など、中々興味深い内容のようです。
http://sonybank.net/pdf/press061120.pdf

「事故後に飲酒」うそ 酒気帯び容疑で男を追送検 福岡 

2006-11-29 06:50:22 | Weblog
「事故後に飲酒」うそ 酒気帯び容疑で男を追送検 福岡 2006年11月28日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1127/SEB200611270011.html
 ひき逃げ事件を起こしたとして逮捕され、呼気からアルコールが検出されたのは「事件後に酒を飲んだため」と供述していた男が、実際には事件前に飲酒していたとして、福岡県警黒木署は27日、同県黒木町今、建設作業員吉田雄一被告(29)=業務上過失傷害罪などで起訴=を道路交通法違反(酒気帯び運転)などの疑いで福岡地検八女支部に追送検した。被告の依頼で口裏合わせをしたとして友人の男(29)も証拠隠滅容疑で書類送検した。
 吉田被告は10月22日夜、黒木町内の国道で乗用車を運転中、道路の壁に衝突したはずみで対向してきたバイクにぶつかり、バイクを運転していた高校2年の男子生徒に軽傷を負わせて逃げたとされる。
 翌23日午前1時ごろに同署へ出頭し、呼気1リットルあたり0.25ミリグラムのアルコールが検出されたが、「帰宅後に缶ビール2本を飲んだ」と供述。一緒にいた友人の男も「自分の目の前で飲んだ」と話した。しかし、その後の捜査で、吉田被告がひき逃げ事件の前に居酒屋で焼酎を5杯程度飲んでいたことが判明したという。上野国博・副署長は「うそついても警察はだませない。逃げ得は許さない」と話した。


 現行犯逮捕の場合は、血液を調べれば今飲んだか、既に出来上がっていたか、すぐにわかるのですが、容疑者は「ひき逃げをして怖くなって飲んだ」とでも言い訳して、飲酒運転の方の罪は逃れようとしたのでしょうか?
 ひき逃げに飲酒運転が加わると当然罪状が重くなりますし、それで友人に口裏合わせをさせたのだと思いますが、警察だって捜査のプロですし、ばれないわけがありません。
 まあ半日以上たってから出頭してきた時点で、アルコールが検出されれば当然酒酔い運転を疑いますし、巻き込まれた友人の家族には当然恨まれるでしょう。愚かな行為の代償はあまりにも重いのでは…。

飲酒測定記録紙を食べた男逮捕 公文書毀棄容疑

2006-11-29 06:29:41 | Weblog
飲酒測定記録紙を食べた男逮捕 公文書毀棄容疑 2006年11月25日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1125/NGY200611250002.html
 飲酒運転をしたうえ、証拠隠滅のため検問で受けたアルコール濃度測定の記録紙を食べたとして、三重県警四日市南署は24日、同県四日市市万古町、配管業伊藤弘樹容疑者(28)を道路交通法違反(酒気帯び運転)と公文書毀棄(きき)の疑いで現行犯逮捕した。
 調べでは、伊藤容疑者は24日午後11時20分ごろ、同市本郷町の市道で酒を飲んで乗用車を運転し、検問でアルコール濃度測定の呼気検査を受けた際に、測定器から打ち出された記録紙を引きちぎって口に入れた疑い。
 飲み込み損ねて伊藤容疑者がはき出した記録紙には、呼気1リットル中0.15ミリグラム以上のアルコールを検出したとの結果が記されていた。


 なんというか…呆れて物が言えません。あまりにも子供じみた行為ですし、0.15ml程度のアルコールならば、30日か60日の免停+罰金程度で済むでしょうに、こんな理由でマスコミに名前が報道されては家族もたまらないでしょうね。
 配管業ならば、車の運転ができなければお給料だってダウンするでしょうし、自分で自分のクビをしめてどうするんだか…。

電話したのに相手にされず…船橋東署に車で突っ込む 

2006-11-29 06:11:01 | Weblog
電話したのに相手にされず…船橋東署に車で突っ込む 2006年11月25日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061125i102.htm
 25日午前4時20分ごろ、千葉県船橋市習志野台の船橋東署に乗用車が突っ込み、玄関前の階段(高さ約45センチ)に乗り上げた後、玄関の正面左側のガラス1枚(縦約1メートル、横約2メートル)を割り、柱に衝突して止まった。1階で勤務していた署員約5人にけがはなかった。
 船橋東署は、運転していた船橋市飯山満町、職業不詳西口正美容疑者(57)を建造物損壊の現行犯で逮捕した。
 西口容疑者は酒に酔っており、「警察に何度も電話したが、相手にされないので突っ込んだ」などと供述しているという。船橋東署には午前2時40分ごろから、西口容疑者とみられる男から約10回、意味の分からない電話があったという。


 多分自分の言い分が無視されたと思って激昂したあげくの犯行だとは思いますが、車で警察署に飛び込むなんて、一体何を考えているのでしょうね…。
 とはいえ、犯行は 一歩間違えば 中にいる人が重傷を負いかねないあまりにも悪質な行為。反省する時間は嫌と言う程ありますし、容疑者には留置所の中でじっくり反省してもらうことになりそうです。

株主優待、長期株主に優待手厚く

2006-11-29 06:03:19 | Weblog
株主優待、長期株主に優待手厚く 2006年11月27日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2d1502h27&date=20061127
 上場企業の間で、株式の保有期間に応じて株主優待を手厚くする動きが広がっている。リコーリースが来年3月から長期保有者を優遇する制度を導入するほか、カブドットコム証券や京成電鉄なども同様の仕組みを採用している。個人株主を増やし、長期保有を促すのが狙い。敵対的なM&A(企業の合併・買収)が増える中、企業は個人投資家を安定株主として取り込もうとしている。
 リコーリースは保有期間が1年未満なら3000円、1年以上3年未満なら4000円、3年以上なら5000円の図書カードかクオカードを贈る。「新規の株主が短期で売却してしまい個人株主がなかなか増えない」(同社)ことから、長期保有株主を優遇し4%台の個人株主比率を8%に引き上げる考えだ。


 今までも株式保有数により株主優待の内容に差を設ける会社はありましたが、最近は保有期間別に株主優待の内容を変えるところも出てきているようですね。
 ただ、個人株主対策としてはクオカードはどうかと…。カゴメのように自社の詰め合わせ商品を送付するような会社ならば、株主優待そのものが楽しみになり、その会社のファンを作ることで、敵対的TOB対策にもなるとは思うのですが、金銭に近いものだと容易に換金できますし、敵対的TOBなら3割程度のプレミアをつけて買い集める方が普通。
 どうせやるなら自社のファンを増やす方向で株主優待対策を考えた方が良いのでは…という気もします。果してどの程度の効果があるでしょうか?

いじめ緊急対策、相談員を増員へ・政府、補正予算で 

2006-11-29 05:56:58 | Weblog
いじめ緊急対策、相談員を増員へ・政府、補正予算で 2006年11月27日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061126AT3S2600Y26112006.html
 政府は26日、いじめの緊急対策として、小中学校で子どもたちの相談にのるスクールカウンセラーを増員する経費を今年度補正予算に盛り込む方針を固めた。学校での相談態勢を充実させ、いじめによる自殺などを防ぎたい考え。
 伊吹文明文部科学相が同日、東京都内で記者団に「補正予算ではスクールカウンセラーの配置を増やそうと要求している」と表明。政府高官も同日、「いじめなど緊急的なものは補正予算に入れていく」と述べた。


 11月25日付神戸新聞では、『スクールカウンセラーの派遣時間を2割削減』(http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000176095.shtml)というニュースも入ってきていますし、この傾向は全国的なものではないかと思うのですが、方針転換するのでしょうか?
 ちなみにカウンセラーの人件費など事業費は国と都道府県(政令市)が2分の1ずつ負担していますが、兵庫県内の全公立中学校や一部の小学校に配置されているスクールカウンセラーの派遣時間数が本年度から、文部科学省の通告により二割程度削減(学校では月四回の派遣が一、二回に減少)されています。
 果たしてこの流れが変わるのか? 今後の動向に要注目ですね。

関連ニュース
スクールカウンセラー派遣時間2割削減
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000176095.shtml
現場困惑「役割大きい」
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000176096.shtml
いじめ防止へ対策 県教委が検討会議設置
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000176097.shtml

関西科学大の推薦内定者、25大学が受け入れ表明 

2006-11-29 05:53:34 | Weblog
関西科学大の推薦内定者、25大学が受け入れ表明 2006年11月25日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/life/update/1125/009.html
 学校法人奈良学園(伊瀬哲也理事長)が来春の開学を予定していた関西科学大学(仮称、奈良市)の設置認可申請を取り下げた問題で、同大学への指定校推薦が内定していた高校3年生261人について、受け入れ先の私立大を探していた同学園は、すでに25の大学が受け入れの意思を示していると明らかにした。
 奈良学園は、奈良市や大阪市などで生徒や保護者を対象に説明会を開き、「他大学へ受け入れてもらえるよう努める」と説明していた。同学園によると、受け入れ意思を表明しているのは西日本を中心とした私立大で、多くが関西科学大で設置される予定だった看護系とスポーツ系の学部を持つ。


 どうやらこの学校 開業したばかりの近鉄けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘からバスで8分のところに建設する予定だったようですが、文部科学省から「申請書類に虚偽がある」と指摘されたことが原因で、結局設置認可が取り下げられたようですね。
 記事を読んだだけでは、何が起こったのかさっぱりわかりませんでしたが、認可をとる前から、学生を募集するのってどうなんでしょう? 幸い、他の私立大学が受け入れを表明しているので、学生が入学できないで浪人する不利益だけは避けることができましたが、こういう不手際は二度と勘弁してもらいたいものです。

日食ファン来襲? 身構える島 鹿児島・十島

2006-11-29 05:44:48 | Weblog
日食ファン来襲? 身構える島 鹿児島・十島 2006年11月26日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1125/TKY200611250324.html
 09年7月22日、46年ぶりに日本国内で見られる皆既日食を巡って、人口約700人の鹿児島県十島(としま)村が悲鳴を上げている。6分間の天文ショーを見るために、世界中から数千人の見物客が訪れる可能性があるためだ。村は対策会議をつくって受け入れ態勢を検討中だが、村の七つの島を結ぶ村営フェリーは週2便しかなく、宿泊施設や水・食料の調達など問題は山積。「世紀の6分間」に向けて、4年越しの準備が続いている。
 皆既日食が見られるのは奄美大島の北にある十島村のトカラ列島。周辺の離島でも観測できるが、時間は半分ほどだ。なかでも人口約80人の悪石(あくせき)島は、午前10時53分から6分25秒と、国内で最も長く皆既日食が見られるスポットだ。
 国立天文台によると、「5分を超える皆既日食は珍しく、さらに日本国内で観測できるのは非常にまれ」という。前回日本で観測されたのは北海道で、63年7月21日だった。09年の次は35年だが、観測できるのは3分弱という。
 皆既日食には、天文ファンだけでなく、世界各地を渡り歩くマニアもいる。村が調べたところ、今年3月29日にアフリカで観測された皆既日食には、エジプトの町に日本人約300人を含む約7万人が訪れたという。
 村は「前代未聞」の観光客数に対応するため、役場の職員23人の約半数をあてて「皆既日食対策会議」を立ち上げた。
 最も頭を痛めているのは観光客の輸送手段、宿泊、水・食料の調達だ。
 トカラ列島唯一の交通手段は、週2便運航している定員200人の村営フェリー。島の港湾は小さく、大型船は接岸できない。村は村営フェリーでピストン輸送するほか、新たにフェリーのチャーターを検討中だ。
 7島には民宿が計26軒があるが、収容できるのは計315人。村企画観光課は「上陸してもらわないと島に金が落ちない。かといって、収容できる人数には限界がある」といい、約3000人分のテント村を設営して乗り切ろうとしている。
 島内には食堂がなく、水道も住民分を賄う給水能力しかない。観光客が自炊したり地元が炊き出ししたりする選択肢や、ミネラルウオーターの販売、簡易トイレのレンタルも検討している。
 外部の知恵を借りようと、今夏にはインターネットでアンケートを実施した。全国から約700人が回答。中には皆既日食を見に海外へも足を運んだ人も多く、「マニアはどこへでも行くので不便は覚悟」「英語の案内も必要」「ゴミ問題の対策を」といったアドバイスから、「ハブにかまれる事故も考慮して」など様々な要望が届いた。
 また、回答者のうち4割は「日食を通じてトカラ列島を初めて知った」と答え、「トカラ列島で日食を見たい」という人は8割に上った。
 村は「トカラ列島を知ってもらうには皆既日食は絶好の機会だが、たった6分間のために島のインフラを整備するのは無理。全県的な支援を頼みたい」と話している。


 う~ん。確かに日食を見るとなれば、世界中から天体ファンが集まることが予想されますが、一番長時間日食を見ることができる悪石島に至っては、民宿が5軒あるだけで、食堂もありませんし、秘境と言えば聞こえは良いですが、実態はフェリーでないと身動きがとれないまさに絶海の孤島。ちなみに戦前に学童疎開船の対馬丸が沈められたのもこのあたりで、この狭い列島に今回も数千人の観光客が押し寄せることが予想されますが、観光客をどう受け入れるかは、たしかに難しそうですね。
 まさか日食専用ツアーと称して鹿児島港から臨時のフェリーを大量に出すわけにもいかないでしょうし、食料や水、トイレの確保など問題は山積。
 越中八尾のおわら風の盆のように周辺の都市のホテルに泊まってもらうという手が打てないだけに、観光客をどう収容するかは中々大変そうです。

近未来通信関連ニュース × 3

2006-11-29 05:37:16 | Weblog
近未来通信、社会保険事務所も立ち入り 2006年11月29日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061128AT1G2802M28112006.html
 インターネットを使ったIP電話事業を展開する近未来通信(東京都中央区)が、健康保険と厚生年金の社会保険料を滞納しているとして、社会保険庁中央社会保険事務所は28日、同社本社に立ち入り調査を行った。
 同庁東京社会保険事務局によると、中央社会保険事務所は27日に立ち入り調査を試みたが、本社が施錠されていたため、28日に実施したという。
 同社を巡っては、東京都主税局などが、都税を滞納したとして、同社の財産調査を行い一部の財産を仮差し押さえしたほか、総務省が電気通信事業法に基づき同社の事業内容について立ち入り検査している。


「近未来通信」被害で弁護団 2006年11月28日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061128AT1G2800R28112006.html
 近未来通信が投資家から多額の資金を集めながら事実上の閉鎖状態に陥っている問題で、第二東京弁護士会は28日、被害者弁護団を結成することを決めた。
 同弁護士会によると、弁護団長には紀藤正樹弁護士が就任、約10人が参加の予定。東京の三弁護士会を中心にさらに参加を呼び掛け、29日の弁護団としての初会合で同社の財産保全策や集団訴訟などに向けた当面の活動方針を決める。来月2日には東京・霞が関の弁護士会館で被害者説明会も開く。
 近未来通信は約3000人から約400億円の資金を集めたとされるが、資金繰りの悪化を理由に11月の配当の支払いを延期。20日に本社やほとんどの支社を一斉に閉鎖し、総務省が事業報告に不備があったとして27日に東京都中央区の本社を立ち入り検査した。
 東京の三弁護士会が21日に実施した電話相談では、全国から177件の被害や苦情が寄せられていた。

近未来通信の報告内容、公表へ 総務省 2006年11月28日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/1128/TKY200611280213.html
 IP電話事業への投資を口実に多額の資金を集めた「近未来通信」(東京都中央区)を巡る問題で、総務省は28日、通信事業の売上高や電話の契約者数といった同社からの報告内容について、今週中にも公表する方針を明らかにした。売上高全体に占める通信事業の割合はごく一部にとどまる見込みで、投資家から集めた資金を別の投資家の配当に回す自転車操業だったことが裏付けられるとみられる。今後、事業改善命令や刑事告発などの対応を検討する。
 総務省は28日午前、同日未明まで続いた電気通信事業法に基づく立ち入り検査の概要を公表。近未来通信の本社だけでなく、東京都新宿区にあるデータセンターも調査したことを説明した。検査が長引いたのは「全体を把握している責任者に会うまで時間がかかったため」という。


 近未来通信 どうやら都税だけでなく、社会保険料まで滞納していたようですね。社会保険料まで滞納するようでは、相当資金繰りが圧迫していたのではないでしょうか。
 一方東京の弁護士会は被害者弁護団を結成、一説には参加する弁護士は20人近くになるという話も…。
 総務省は、近未来通信の本業であるはずの通信事業にはほとんど資金が回っておらず、事実上の自転車操業状態だったことを今週中にも公表する予定。

 まさかこの会社を引き受ける もの好きもいないでしょうし、事業の解体は避けられないかと思いますが、今後は残っている資金をどう回収して、被害者や債権者に分配していくかという、ある意味一番つらくて厄介な仕事にいよいよ入っていくことになりそうです。老後の貴重な資金をつぎ込んだ人も少なくないだけに、この後始末 つらい結果になりそうですね。