<さくら野百貨店仙台>自己破産 負債31億円 2017年02月27日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170227_12036.html
同じ 【さくら野】ブランドで営業しているため、非常に紛らわしいのですが、青森店(旧カネ長武田百貨店青森店)・弘前店(旧カネ長武田百貨店弘前店)・八戸店(旧丸光八戸店)・北上店(旧北上ビブレ)の4店舗は株式会社さくら野百貨店が運営していて、株式会社エマルシェが仙台店(旧丸光仙台店)を運営。
今回破産手続きに至ったのは仙台店(旧丸光百貨店仙台店)を運営するエマルシェの方らしいですね。
さくら野百貨店の設立経緯の年表を見ているだけでも地元の人間ではない私には、何これ? と正直めまいがするような思いにさせられる
(ニチイと百貨店連合を作り85年に社名をダックビブレに変更するも、そのニチイから社名変更したマイカルの経営破綻に伴い2001年にダックビブレも民事再生法を申請。増減資を伴った再建策によりマイカルグループから独立させ02年にさくら野百貨店として再開するも、05年に立地条件や経営方針の違いから2社を分割。11年にはエマルシェが仙台店をMBOしたようです)のですが、仙台市内には市役所近くにある仙台三越(売場面積35400平方メートル)や、仙台市の繁華街の一番町に拠点を構える老舗の藤崎(売場面積30447平方メートル)があり、多少売り場面積的には不利(売場面積23150 平方メートル)でも駅前にある立地面で競争力をカバーしているのだろうか…などと勝手に想像を巡らせていたのですが、百貨店業界全体が売り上げ減に苦しむ中、立地的には恵まれながらも結局経営を立て直すことができず経営破綻に追い込まれてしまったようです。
さくら野百貨店側(青森店など4店舗を運営する側)は『株式会社さくら野百貨店(本社青森市・以下弊社)は現在、青森市の武田株式会社(旧・カネ 長武田百貨店)の 100%子会社であり、株式会社エマルシェ社とは、資本関係・役員兼務等 が一切ない、完全な別会社です』という旨のニュースリリースを発信(会社も別ですし、HPも別になっています)するなど、風評被害を食らわないよう(顧客に余計な不安を与えないよう)防戦一方な状態に追い込まれているようです(エマルシェの方は賃料未払いが表面化して地権者から建物明け渡しの訴訟を起こされる事態となっていたようですし、青森を中心に運営する株式会社さくら野百貨店側からみれば、勝手に離れていったあげく放漫経営で破たんしたエマルシェとは一緒くたにしてほしくもないでしょう)が、いかに立地に恵まれ(近くにはパルコやロフトもある仙台駅にも近い好立地です)ようとも、藤崎程地元に特化しておらず、三越程ブランド力もない。中途半端な位置づけでは生き残りが厳しい時代になったということなのかもしれませんね。
さくら野百貨店側の防戦ニュースリリースはこちら(さくら野百貨店のHP内)
http://sakurano-dept.jp/images/sakurano/pdf/20170227.pdf
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170227_12036.html
同じ 【さくら野】ブランドで営業しているため、非常に紛らわしいのですが、青森店(旧カネ長武田百貨店青森店)・弘前店(旧カネ長武田百貨店弘前店)・八戸店(旧丸光八戸店)・北上店(旧北上ビブレ)の4店舗は株式会社さくら野百貨店が運営していて、株式会社エマルシェが仙台店(旧丸光仙台店)を運営。
今回破産手続きに至ったのは仙台店(旧丸光百貨店仙台店)を運営するエマルシェの方らしいですね。
さくら野百貨店の設立経緯の年表を見ているだけでも地元の人間ではない私には、何これ? と正直めまいがするような思いにさせられる
(ニチイと百貨店連合を作り85年に社名をダックビブレに変更するも、そのニチイから社名変更したマイカルの経営破綻に伴い2001年にダックビブレも民事再生法を申請。増減資を伴った再建策によりマイカルグループから独立させ02年にさくら野百貨店として再開するも、05年に立地条件や経営方針の違いから2社を分割。11年にはエマルシェが仙台店をMBOしたようです)のですが、仙台市内には市役所近くにある仙台三越(売場面積35400平方メートル)や、仙台市の繁華街の一番町に拠点を構える老舗の藤崎(売場面積30447平方メートル)があり、多少売り場面積的には不利(売場面積23150 平方メートル)でも駅前にある立地面で競争力をカバーしているのだろうか…などと勝手に想像を巡らせていたのですが、百貨店業界全体が売り上げ減に苦しむ中、立地的には恵まれながらも結局経営を立て直すことができず経営破綻に追い込まれてしまったようです。
さくら野百貨店側(青森店など4店舗を運営する側)は『株式会社さくら野百貨店(本社青森市・以下弊社)は現在、青森市の武田株式会社(旧・カネ 長武田百貨店)の 100%子会社であり、株式会社エマルシェ社とは、資本関係・役員兼務等 が一切ない、完全な別会社です』という旨のニュースリリースを発信(会社も別ですし、HPも別になっています)するなど、風評被害を食らわないよう(顧客に余計な不安を与えないよう)防戦一方な状態に追い込まれているようです(エマルシェの方は賃料未払いが表面化して地権者から建物明け渡しの訴訟を起こされる事態となっていたようですし、青森を中心に運営する株式会社さくら野百貨店側からみれば、勝手に離れていったあげく放漫経営で破たんしたエマルシェとは一緒くたにしてほしくもないでしょう)が、いかに立地に恵まれ(近くにはパルコやロフトもある仙台駅にも近い好立地です)ようとも、藤崎程地元に特化しておらず、三越程ブランド力もない。中途半端な位置づけでは生き残りが厳しい時代になったということなのかもしれませんね。
さくら野百貨店側の防戦ニュースリリースはこちら(さくら野百貨店のHP内)
http://sakurano-dept.jp/images/sakurano/pdf/20170227.pdf