沖縄本島で震度5弱 ほぼ100年ぶり 2010年2月27日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100227ATDG2700127022010.html
27日午前5時31分ごろ、沖縄地方で地震があり、沖縄県糸満市で震度5弱を観測した。気象庁は一時、津波警報を発令。同県南城市で最大10センチの津波を観測した。津波警報は同6時半に注意報に切り替わり、同7時に解除された。
同庁によると、震源は那覇市の東約50キロの沖縄本島近海で、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6.9(速報値)。沖縄県糸満市で震度5弱、那覇市、名護市、うるま市などで震度4を観測した。
沖縄本島で震度5以上が観測されたのは1911年以来。同庁は「1日程度は余震への警戒が必要」としている。
チリでM8.8地震 死者100人超 2010年2月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100227ATGM2703A27022010.html
米地質調査所(USGS)によると、南米チリ中部で27日午前3時34分(日本時間午後3時34分)、マグニチュード(M)8.8の強い地震が発生した。
首都サンティアゴの南西325キロメートルの沿岸部で、深さ35キロメートル。チリ政府は少なくとも122人が死亡したと発表したが、被害は拡大する可能性が大きい。米ハワイの太平洋津波警報センターは日本や米国本土などを含む太平洋全域に警報を発した。
外務省南米課によると、チリでは約1200人の日本人が在留届を出しており、50社強の日本企業が進出している。同省海外邦人安全課は日本時間28日午前1時時点で、震源地に近いコンセプシオンの在留邦人38人中、31人と連絡が取れていないとしている。三井物産、丸紅、伊藤忠商事、住友商事はそれぞれ現地の日本人駐在員らの安全を確認。チリで銅鉱山の権益を持つ日鉱金属も日本人駐在員16人の無事を確認した。
「15階建てビルが倒壊」 チリ地震、次々に負傷者搬送 2010年2月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100227ATDG2703727022010.html
「15階建てのビルが完全に倒壊した」。チリで27日未明に起きたマグニチュード(M)8.8の地震で、震源に最も近い都市、中部コンセプシオンからリポーターが興奮して伝えた。暗闇の中、救急車のサイレンが響き、通りに避難した人々は不安そうな面持ちで肩を寄せ合った。担架でけが人が次々と運ばれ、報じられる死者数は夜明けとともに刻々と増えた。
首都サンティアゴも震源から300キロ以上離れていながら強く揺れた。AP通信によると、ホテルに宿泊していたマルコ・ビダルさんは「ランプなどすべてが床に落ち(部屋が)北に南に揺れていた」と語った。首都の国際空港では壁や天井の建材が床に落ちて散乱、一部の歩行者用通路なども崩壊した。
地元テレビ局がコンセプシオンのリポーターと電話で連絡を取れたのは発生から6時間後。発生直後から市外への電話はまったく通じなくなったという。
道路・通信寸断、銅山への打撃懸念 チリ地震 2010年2月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100227ATGM2702T27022010.html
27日未明にマグニチュード(M)8.8の地震に見舞われたチリでは、バチェレ大統領が朝から保健相や国防相ら関係閣僚を招集して対応を協議し、状況把握を急いだ。大統領は被害が「大惨事」に発展していると指摘し、被災地入りする方針。政府は主要産業である銅山への打撃や津波被害に懸念を強め、軍の派遣などを決めた。だが被災地では道路・通信網の寸断や停電で情報が交錯し、被災者救出など対応が後手に回る恐れも出てきた。
被害は震源に近い中部から南部にかけて深刻になっているもようで、チリ政府は中部のビオビオ州、ラアラウカニア州を激甚災害地域に指定した。死者は震源地から300キロメートル以上離れた首都サンティアゴでも確認された。国際社会ではアルゼンチンやスペイン、ロシアなどの首脳がチリに支援を申し出たほか、1日からチリを訪問する予定だったクリントン米国務長官は日程の変更が必要かどうか検討を始めた。
昨日は沖縄とチリで大きな地震が発生したようですね。
まず朝の5時半頃発生した沖縄の地震ですが、それまでオリンピックの和やかな話題が中心だったテレビ放送が、緊急地震速報に変わり一気に緊迫モードに…。それでもほとんどの地域は震度3クラスと当初発表されていて、不謹慎ながら『この程度の大きさの地震にしてはいやに騒ぎ過ぎだな…』と一瞬思ったものの、よくよく考えれば沖縄は島国。震源地に近い地域の揺れはかなり大きかったと思いますし、(実際はそれ程大きな津波はなかったようですが)津波への警戒を促すためにも当然の措置だったように思います。
一方のチリの大地震はマグニチュードが8.8クラスで、2004年12月に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震(M9)に次ぐ阪神大震災の約300倍以上のエネルギーが放出された大地震!!! しかも夜中の午前3時半に発生しているだけに、まだまだ被害が広がる嫌な予感がしてなりませんね…。
おそらくあちらの方は日本人程地震に慣れておらず、また建物も耐震仕様をそれ程意識ししないで建築されている可能性が高く、逆に倒壊した時に空気の隙間ができにくい一見丈夫そうな建物の方がむしろ救出には苦労しそうですし、一刻も早く国際救助の手が差し伸べられることを願ってやみません。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100227ATDG2700127022010.html
27日午前5時31分ごろ、沖縄地方で地震があり、沖縄県糸満市で震度5弱を観測した。気象庁は一時、津波警報を発令。同県南城市で最大10センチの津波を観測した。津波警報は同6時半に注意報に切り替わり、同7時に解除された。
同庁によると、震源は那覇市の東約50キロの沖縄本島近海で、震源の深さは約10キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6.9(速報値)。沖縄県糸満市で震度5弱、那覇市、名護市、うるま市などで震度4を観測した。
沖縄本島で震度5以上が観測されたのは1911年以来。同庁は「1日程度は余震への警戒が必要」としている。
チリでM8.8地震 死者100人超 2010年2月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100227ATGM2703A27022010.html
米地質調査所(USGS)によると、南米チリ中部で27日午前3時34分(日本時間午後3時34分)、マグニチュード(M)8.8の強い地震が発生した。
首都サンティアゴの南西325キロメートルの沿岸部で、深さ35キロメートル。チリ政府は少なくとも122人が死亡したと発表したが、被害は拡大する可能性が大きい。米ハワイの太平洋津波警報センターは日本や米国本土などを含む太平洋全域に警報を発した。
外務省南米課によると、チリでは約1200人の日本人が在留届を出しており、50社強の日本企業が進出している。同省海外邦人安全課は日本時間28日午前1時時点で、震源地に近いコンセプシオンの在留邦人38人中、31人と連絡が取れていないとしている。三井物産、丸紅、伊藤忠商事、住友商事はそれぞれ現地の日本人駐在員らの安全を確認。チリで銅鉱山の権益を持つ日鉱金属も日本人駐在員16人の無事を確認した。
「15階建てビルが倒壊」 チリ地震、次々に負傷者搬送 2010年2月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100227ATDG2703727022010.html
「15階建てのビルが完全に倒壊した」。チリで27日未明に起きたマグニチュード(M)8.8の地震で、震源に最も近い都市、中部コンセプシオンからリポーターが興奮して伝えた。暗闇の中、救急車のサイレンが響き、通りに避難した人々は不安そうな面持ちで肩を寄せ合った。担架でけが人が次々と運ばれ、報じられる死者数は夜明けとともに刻々と増えた。
首都サンティアゴも震源から300キロ以上離れていながら強く揺れた。AP通信によると、ホテルに宿泊していたマルコ・ビダルさんは「ランプなどすべてが床に落ち(部屋が)北に南に揺れていた」と語った。首都の国際空港では壁や天井の建材が床に落ちて散乱、一部の歩行者用通路なども崩壊した。
地元テレビ局がコンセプシオンのリポーターと電話で連絡を取れたのは発生から6時間後。発生直後から市外への電話はまったく通じなくなったという。
道路・通信寸断、銅山への打撃懸念 チリ地震 2010年2月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100227ATGM2702T27022010.html
27日未明にマグニチュード(M)8.8の地震に見舞われたチリでは、バチェレ大統領が朝から保健相や国防相ら関係閣僚を招集して対応を協議し、状況把握を急いだ。大統領は被害が「大惨事」に発展していると指摘し、被災地入りする方針。政府は主要産業である銅山への打撃や津波被害に懸念を強め、軍の派遣などを決めた。だが被災地では道路・通信網の寸断や停電で情報が交錯し、被災者救出など対応が後手に回る恐れも出てきた。
被害は震源に近い中部から南部にかけて深刻になっているもようで、チリ政府は中部のビオビオ州、ラアラウカニア州を激甚災害地域に指定した。死者は震源地から300キロメートル以上離れた首都サンティアゴでも確認された。国際社会ではアルゼンチンやスペイン、ロシアなどの首脳がチリに支援を申し出たほか、1日からチリを訪問する予定だったクリントン米国務長官は日程の変更が必要かどうか検討を始めた。
昨日は沖縄とチリで大きな地震が発生したようですね。
まず朝の5時半頃発生した沖縄の地震ですが、それまでオリンピックの和やかな話題が中心だったテレビ放送が、緊急地震速報に変わり一気に緊迫モードに…。それでもほとんどの地域は震度3クラスと当初発表されていて、不謹慎ながら『この程度の大きさの地震にしてはいやに騒ぎ過ぎだな…』と一瞬思ったものの、よくよく考えれば沖縄は島国。震源地に近い地域の揺れはかなり大きかったと思いますし、(実際はそれ程大きな津波はなかったようですが)津波への警戒を促すためにも当然の措置だったように思います。
一方のチリの大地震はマグニチュードが8.8クラスで、2004年12月に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震(M9)に次ぐ阪神大震災の約300倍以上のエネルギーが放出された大地震!!! しかも夜中の午前3時半に発生しているだけに、まだまだ被害が広がる嫌な予感がしてなりませんね…。
おそらくあちらの方は日本人程地震に慣れておらず、また建物も耐震仕様をそれ程意識ししないで建築されている可能性が高く、逆に倒壊した時に空気の隙間ができにくい一見丈夫そうな建物の方がむしろ救出には苦労しそうですし、一刻も早く国際救助の手が差し伸べられることを願ってやみません。