大分 別府市長選 長野氏が初当選 2015年04月27日 大分合同
歴代最年少、混戦制す
第18回統一地方選の「後半戦」で26日、大分、別府両市長選と大分県内6市町議選が投開票された。大分市長選は元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)が、元大分大学副学長の椋野美智子氏(59)に約1万8千票差をつけ新人同士の一騎打ちを制した。新人5人が争った別府市長選は、元市議の長野恭紘氏(40)が元国土交通省技官の春田義信氏(58)らを破って初当選を果たした。両市とも12年ぶりに新市長による市政がスタートする。別府、中津、日田、杵築、宇佐、玖珠の各市町議選は計129人の当選者が決まった。
新人5人が争った別府市長選は、元市議の長野氏が混戦を制し、初当選。別府市で歴代最年少の市長が誕生した。
長野氏は3度目の市長選挑戦。過去の戦いを支えた後援会が軸となり、経営者や学生らの勝手連も活発に動いた。商店街など40以上の推薦団体や自民系市議も連動し、保守票を固めた。公明党の協力も機能した。
春田氏は複数の自民系市議と市職労などが加盟する連合大分が支援。幅広い層からの集票を目指したが、勢いが出なかった。泉武弘氏は個人支援者を中心に運動。市議8期の実績で高齢者層を取り込んだが、広がりを欠いた。
安達澄氏は同級生らの草の根で短期間に支持を広げたものの出馬表明の遅れを挽回できなかった。梅野雅子氏は「初の女性市長」を旗印に女性票や浮動票の取り込みを図ったが届かなかった。
一つに街まとめる
長野氏の話 選挙戦では思いを伝えるというよりも市民と共有し、勇気と元気をもらった。別府を「昔は良かった温泉地」で終わらせるわけにはいかない。これまで少しバラバラだった部分を一つにまとめ、子どもたちに誇れる素晴らしい街にしていきたい。
★大分県別府市 市長選挙結果
当 21027 (34.7%) 長野恭紘 40 無所属 (公・次)新1(元)市議
14955 (24.7%) 春田義信 58 無所属新 (元)国交省職員
11926 (19.7%) 泉武弘 70 無所属 新 政治団体代表
9740 (16.1%) 安達澄 45 無所属 新(元)朝日新聞社員
2925 (4.8%) 梅野雅子 55 無所属 新 旅行会社社長
大分県別府市長選は県の東海岸の中央にある人口約12万人の市で、市長選は現職の浜田博氏が今期限りの勇退を表明してかつ後継者を指名しなかったことから、
元市議で公明・次世代が推薦する40歳の長野恭紘氏、政治団体代表で70歳の泉武弘氏、元国土交通省技官で連合大分が推薦する58歳の春田義信氏、旅行会社社長で55歳の梅野雅子氏、元朝日新聞社員で45歳の安達澄氏の5新人による争いとなりましたが、
選挙のたびに保守層が分裂し、政争の絶えない状態について「経済界や市民の心を一つにまとめたい」と述べ、政争に終止符を打つべきだとする姿勢を強調した長野恭紘氏が21027票を獲得して
「働く人の所得を向上させる」と強調し、行政経験を古里に生かしたいと訴え14955票を獲得した春田義信氏
職員の削減など行財政改革の必要性を訴えて11926票を獲得した泉武弘氏
「温泉や留学生を生かしたまちづくり」などの政策を訴えて9740票を獲得した安達澄氏
きめ細かな女性の視点を取り入れた観光振興やまちづくりの必要性を訴え2925票を獲得した梅野雅子氏 ら5新人の争いを制して初当選を決めました。
自民党には長野恭紘氏、春田義信氏、梅野雅子の3名が推薦を申請する保守分裂選挙で、梅野氏以外は15%を超える得票率を確保するなど中々勝敗の行方がはっきりしなかったものの終わってみれば公明と次世代の推薦を受けた一番若い長野恭紘氏が勝利する形に。
まずは最初の1期4年でどれだけの実績を打ち出すことができるかが勝負でしょうね。
歴代最年少、混戦制す
第18回統一地方選の「後半戦」で26日、大分、別府両市長選と大分県内6市町議選が投開票された。大分市長選は元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)が、元大分大学副学長の椋野美智子氏(59)に約1万8千票差をつけ新人同士の一騎打ちを制した。新人5人が争った別府市長選は、元市議の長野恭紘氏(40)が元国土交通省技官の春田義信氏(58)らを破って初当選を果たした。両市とも12年ぶりに新市長による市政がスタートする。別府、中津、日田、杵築、宇佐、玖珠の各市町議選は計129人の当選者が決まった。
新人5人が争った別府市長選は、元市議の長野氏が混戦を制し、初当選。別府市で歴代最年少の市長が誕生した。
長野氏は3度目の市長選挑戦。過去の戦いを支えた後援会が軸となり、経営者や学生らの勝手連も活発に動いた。商店街など40以上の推薦団体や自民系市議も連動し、保守票を固めた。公明党の協力も機能した。
春田氏は複数の自民系市議と市職労などが加盟する連合大分が支援。幅広い層からの集票を目指したが、勢いが出なかった。泉武弘氏は個人支援者を中心に運動。市議8期の実績で高齢者層を取り込んだが、広がりを欠いた。
安達澄氏は同級生らの草の根で短期間に支持を広げたものの出馬表明の遅れを挽回できなかった。梅野雅子氏は「初の女性市長」を旗印に女性票や浮動票の取り込みを図ったが届かなかった。
一つに街まとめる
長野氏の話 選挙戦では思いを伝えるというよりも市民と共有し、勇気と元気をもらった。別府を「昔は良かった温泉地」で終わらせるわけにはいかない。これまで少しバラバラだった部分を一つにまとめ、子どもたちに誇れる素晴らしい街にしていきたい。
★大分県別府市 市長選挙結果
当 21027 (34.7%) 長野恭紘 40 無所属 (公・次)新1(元)市議
14955 (24.7%) 春田義信 58 無所属新 (元)国交省職員
11926 (19.7%) 泉武弘 70 無所属 新 政治団体代表
9740 (16.1%) 安達澄 45 無所属 新(元)朝日新聞社員
2925 (4.8%) 梅野雅子 55 無所属 新 旅行会社社長
大分県別府市長選は県の東海岸の中央にある人口約12万人の市で、市長選は現職の浜田博氏が今期限りの勇退を表明してかつ後継者を指名しなかったことから、
元市議で公明・次世代が推薦する40歳の長野恭紘氏、政治団体代表で70歳の泉武弘氏、元国土交通省技官で連合大分が推薦する58歳の春田義信氏、旅行会社社長で55歳の梅野雅子氏、元朝日新聞社員で45歳の安達澄氏の5新人による争いとなりましたが、
選挙のたびに保守層が分裂し、政争の絶えない状態について「経済界や市民の心を一つにまとめたい」と述べ、政争に終止符を打つべきだとする姿勢を強調した長野恭紘氏が21027票を獲得して
「働く人の所得を向上させる」と強調し、行政経験を古里に生かしたいと訴え14955票を獲得した春田義信氏
職員の削減など行財政改革の必要性を訴えて11926票を獲得した泉武弘氏
「温泉や留学生を生かしたまちづくり」などの政策を訴えて9740票を獲得した安達澄氏
きめ細かな女性の視点を取り入れた観光振興やまちづくりの必要性を訴え2925票を獲得した梅野雅子氏 ら5新人の争いを制して初当選を決めました。
自民党には長野恭紘氏、春田義信氏、梅野雅子の3名が推薦を申請する保守分裂選挙で、梅野氏以外は15%を超える得票率を確保するなど中々勝敗の行方がはっきりしなかったものの終わってみれば公明と次世代の推薦を受けた一番若い長野恭紘氏が勝利する形に。
まずは最初の1期4年でどれだけの実績を打ち出すことができるかが勝負でしょうね。