
小名浜港の1号埠頭から2号埠頭を見ると「アクアマリンふくしま」の大きな建物がある。
水族館 (Aquarium) と海洋博物館・科学館 (Marine Museum) の機能を併せ持った施設だ。

園内は主となる建物の他に、野外に縄文の里とか日本庭園とかビーチなどがあるが、
今回は風雨が強かったので館内のみを見学した。

2000年(平成12年)に開館し、2011年の東北大震災では津波で地上1階までが水没したそうだ。
見学順路は、ここからエレベータで4階に上がり大水槽やさまざまな水槽などを見ながら降りていく。

最初の「ふくしまの川と沿岸」では県内の川や水辺を再現して魚や生き物たちが見られる。

大きな水槽ではアザラシやトドなども人気を集めている。

最近オープンしたという捕鯨コーナー。
磐城七浜では古式捕鯨が行われていたようで、江戸時代の捕鯨絵巻も展示されている。

珊瑚礁まわりではキンメモドキの大群が動き回っている。
水槽の清掃や珊瑚の世話をするスタッフの姿も見えた。

チンアナゴも珊瑚礁周りに住んでいるらしい。

子供体験館(アクアマリンえっぐ)というのもあって、
子供向けの水槽のほかフェネックという砂漠に住むキツネなども展示されている。

新潟市水族館マリンピア日本海をはじめ国内外の水族館・研究所と提携し、
それぞれと情報交換、技術交流、生物の交換、職員の交流などを行っていることも紹介している。
そのネットワークを通じて東日本大震災からの復興も可能になったそうだ。
拝見するのは初めてかもしれません。も見るもの学べるものが多くて、
楽しそうな施設ですね。
東日本大震災の時は大きな被害で、他県の施設の協力で生き延びた
生き物もいましたが、死んでしまった生き物もたくさんいましたね。
復興できて本当に良かったと思います。
「アクアマリンふくしま」は茨城県大洗の水族館と混同していたこともあり、
下調べ無しで行ったので観察が行き届きませんでした。
もう少し時間を取るようなスケジュールにすべきだった思うほど、興味深い施設でした。
大震災で犠牲になった生き物たちはかわいそうなことをしました。