普天間先送り政府方針に冷ややかな見方
アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題をめぐり、政府・与党は15日、移 設先について「結論を当面先送りする」などとした政府方針を決めた。鳩山政権発足から 16日で3か月となるが、15日に決めた政府方針は3か月前でも決められたとの冷やや かな見方が出ている。
15日に決めた政府方針は与党3党で今後検討することを決めただけで、日米合意の辺野 古(沖縄・名護市)移設を排除したわけでもなければ、新たな候補地もない。また、結論 を出す期限もあいまいとなっている。社民党と沖縄、アメリカにも配慮して何も決めずに 先送りした形で、ある防衛省幹部は「鳩山首相が何をしたいのかさっぱりわからない」と 嘆いている。
政府は、来年度予算が成立した後で、日米首脳会談を検討している来年5月ごろまでを念 頭に結論を出したい考え。しかし、新たな移設先のメドは立っておらず、辺野古に戻るこ とについても、ある官邸関係者は「もう無理になった」と話している。また、アメリカ政 府の反発も必至で、ある与党幹部は「こういう結論でアメリカに報告したら、日米関係は 大変なことになる」と話している。
こうした中、緊急訪米を検討している岡田外相は「方針を年内に決めるということです。 そういう可能性をあきらめたわけではない」と述べ、なお年内に新たな方針を模索する考 えを示した。(12/15 18:23)
アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題をめぐり、政府・与党は15日、移 設先について「結論を当面先送りする」などとした政府方針を決めた。鳩山政権発足から 16日で3か月となるが、15日に決めた政府方針は3か月前でも決められたとの冷やや かな見方が出ている。
15日に決めた政府方針は与党3党で今後検討することを決めただけで、日米合意の辺野 古(沖縄・名護市)移設を排除したわけでもなければ、新たな候補地もない。また、結論 を出す期限もあいまいとなっている。社民党と沖縄、アメリカにも配慮して何も決めずに 先送りした形で、ある防衛省幹部は「鳩山首相が何をしたいのかさっぱりわからない」と 嘆いている。
政府は、来年度予算が成立した後で、日米首脳会談を検討している来年5月ごろまでを念 頭に結論を出したい考え。しかし、新たな移設先のメドは立っておらず、辺野古に戻るこ とについても、ある官邸関係者は「もう無理になった」と話している。また、アメリカ政 府の反発も必至で、ある与党幹部は「こういう結論でアメリカに報告したら、日米関係は 大変なことになる」と話している。
こうした中、緊急訪米を検討している岡田外相は「方針を年内に決めるということです。 そういう可能性をあきらめたわけではない」と述べ、なお年内に新たな方針を模索する考 えを示した。(12/15 18:23)