幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

Pray for JAPAN

 

普天間先送り政府方針に冷ややかな見方

2009年12月15日 | 民主党政権
普天間先送り政府方針に冷ややかな見方


アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題をめぐり、政府・与党は15日、移 設先について「結論を当面先送りする」などとした政府方針を決めた。鳩山政権発足から 16日で3か月となるが、15日に決めた政府方針は3か月前でも決められたとの冷やや かな見方が出ている。

 15日に決めた政府方針は与党3党で今後検討することを決めただけで、日米合意の辺野 古(沖縄・名護市)移設を排除したわけでもなければ、新たな候補地もない。また、結論 を出す期限もあいまいとなっている。社民党と沖縄、アメリカにも配慮して何も決めずに 先送りした形で、ある防衛省幹部は「鳩山首相が何をしたいのかさっぱりわからない」と 嘆いている。

 政府は、来年度予算が成立した後で、日米首脳会談を検討している来年5月ごろまでを念 頭に結論を出したい考え。しかし、新たな移設先のメドは立っておらず、辺野古に戻るこ とについても、ある官邸関係者は「もう無理になった」と話している。また、アメリカ政 府の反発も必至で、ある与党幹部は「こういう結論でアメリカに報告したら、日米関係は 大変なことになる」と話している。
 こうした中、緊急訪米を検討している岡田外相は「方針を年内に決めるということです。 そういう可能性をあきらめたわけではない」と述べ、なお年内に新たな方針を模索する考 えを示した。(12/15 18:23)

青山繁晴さん 電話インタビューの全文

2009年12月15日 | 民主党政権
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ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ
最後に決めるのは誰か より


▼天皇陛下のご会見をめぐる変事について、関西テレビの報道番組「アンカー」(火曜アンカー)で日本時間12月15日火曜夕刻に放送された内容は、先ほど動画で拝見しました。

 国際学会出席のために滞在しているサンフランシスコは、いま15日の午前1時45分。明日も早朝から学会に出向くことを考えれば、正直、もうベッドに入りたい。

 余談ながら、アメリカのホテルのベッドは、世界でいちばん柔らかくて、これが苦手なひとも多いでしょうが、実はぼくはずいぶんとリラックスできるのです。
 国際会議や学会で参加者がアメリカの同じホテルに泊まっていると、日本人からもヨーロッパ人からもオーストラリア人からも中国や韓国、台湾のアジア人からも「こんなに柔らかいベッドで寝ると腰が痛くなる」と顔をしかめる声をよく聞きますが、ぼくはなぜか腰が痛くならなくて、むしろよく伸びる。ことし2月にスキージャンプで墜落して、腰の骨を5本折った後遺症もほとんど出ません。
 このリラックス・ベッドが、狭いホテルの部屋で、机のすぐ横にあると、ふだんに増して「とにもかくにも、もう眠りたいや」という欲に、こころも体も突っつかれます。

 でもね、ひとつ前の書き込みで約束しましたから、ぼくが関テレの電話取材で話した全体の要旨を、この未明のうちにアップしておきたいと思います。

▼その前にまず、「アンカー」のメインキャスターのヤマヒロさんが、この火曜と、明日の水曜アンカーをお休みされている件ですが、火曜アンカーで豊田キャスターがおっしゃった通り、身内の不幸による忌引きです。

 ネットで憶測も広まっているようですから、ぼくの責任で具体的に申しておきますと、実のお父さまが亡くなられました。
 老衰で亡くなられたという知らせを、ぼくもこのシスコでいただきましたが、いくつになられていてもお父さまは、誰にとっても、世界にたったひとりです。ヤマヒロさんは今、深い悲しみの中にいらっしゃると拝察します。
 ぼくも弔電をお送りし、そのなかで、お父さまはヤマヒロさんを誇りに思われて生きられたと拝察いたしますと、申しました。


▼さて、ぼくの話は、50秒ほどの放送という時間的制約のなかで、ディレクターが意を尽くしてよく編集してくれたと思います。プロの仕事です。
 それで充分とも言えるのですが、今回は事柄が事柄だけに、ぼくの話の全体をあえてここにアップします。

 ぼくが関テレのディレクターの問いに答える形で、電話を通じて話したのは5分ほどです。したがって放送されたのは、その5分(ごぶん)の1以下ということになります。
 テレビの取材というのは、たとえば(この頃ほとんど出ませんが)TVタックルという番組では、2時間以上も話して、放送されるのは30秒から、どんなに長くても1分ぐらいだったりします。つまり120分(ひゃくにじゅうぶん)の1以下しか放送されないのが、TVタックルに限らず、どの番組でもむしろ当たり前だったりします。
 だから、今回の関テレが短すぎるということは、テレビの世界の常識としては、ありません。(ただし視聴者は、そのような慣行を持つ地上波テレビだからこそ離れつつあるという問題は、別にあります)

【JST(日本標準時間)の2009年12月15日火曜の夕方4時から、PST(アメリカ太平洋標準時間)14日月曜の深夜11時から、関西テレビの報道番組「アンカー」のディレクターから電話を受け、質問に答える形で収録した全体内容の要旨は以下の通りです。ぼくの記憶に基づく要旨なので、細かい言い回しはそのままではない可能性がありますが、それはご容赦ください。あくまでも要旨です】

Q(ディレクター)天皇陛下の特例会見の問題を今、どのように受け止めていますか?

A(青山繁晴)むしろもっとも冷静な考えとして、鳩山総理と小沢民主党幹事長が辞任することが必要だと考えています。
 理由があります。
 鳩山総理は、中国の習近平副主席をこのような混乱状態でお迎えしたのが問題だという趣旨を記者団におっしゃっていますが、それは違います。
 中国も、天皇陛下との会見を急(きゅう)すぎる要請でゴリ押ししたという責任があるからです。
 いちばん問題なのは、天皇陛下をめぐって、このような異様な事態になっていることであって、わたしたちの民主主義というのは天皇皇后両陛下の存在とともに歩む、オリジナルな民主主義であることがいちばん大事(だいじ)なのですから、天皇陛下と中国副主席との会見が終わったからと言って問題の終わりではなく、今後の日本のあり方を国際社会に、中国を含めた国際社会にフェアに示すためには、鳩山総理と小沢民主党幹事長がお辞めになることが、もっとも適切な解決方法だと考えています。

 それから小沢さんの記者会見には、ふたつの大きな間違いがあります。
ひとつは、羽毛田宮内庁長官に辞任を求めることによって、民主党政権が掲げる「脱官僚、政治主導」の話に問題をすり替えていることです。
 羽毛田長官は、天皇陛下のご健康のようすを身近に知っているから急すぎる会見の設定に反対したのであって、政治家で、羽毛田さん以上に陛下のご体調を知る人はいないのですから、これは「脱官僚」という話ではありません。
 国民が期待する「脱官僚」は、政治家が天皇陛下のご体調を勝手に判断するということであるはずもありません。
 この点は鳩山総理も、「役所仕事でいいのか」と発言されていますが、天皇陛下のご健康を実状に合わせて配慮することを役所仕事と言うのならば、総理も小沢さんと同じ間違いを犯しています。
 もうひとつは、小沢さんのおっしゃった憲法のことなんですが、小沢さんは記者会見で「天皇の国事行為は内閣の助言と承認によって行うのだから」と強調しましたが、憲法で定める(天皇陛下の)国事行為のなかには、外国の要人と会うことは含まれておりません。
 外国人と面会することに関する国事行為は、大使と公使の接受に限られています。副主席は大使でも公使でもありません。
 そもそも小沢さんの憲法解釈、あるいは憲法の見方が間違っているということであって、憲法を都合よく変えて引用してはいけません。

Q 小沢さんの記者会見の様子は(サンフランシスコにいながら)どのように知りましたか。

A 一問一答の起こしと、それから動画を、それぞれEメールでもらって、全体を知りました。

Q 小沢さんを古くから知る青山さんとして、どのように感じましたか。

A 小沢さんがあのように高圧的になるのは、いちばん自信のないときであって、実は深刻に危機を感じているのだろうなと感じました。
 小沢さんはこの記者会見が致命傷になると、考えています。

Q とはいえ、鳩山さんも辞めようとしないだろうし、民主党政権の今後に与える影響については、どうですか。

A 小沢さんが強硬路線で突っぱねる作戦に出ていて、鳩山さんもそれに付き従っているのが実態ですが、当面はそれで乗り切るように見えても、問題の根は深いですから、国民がむしろ小沢さん、鳩山さんの強硬姿勢によって、それをよく考えるようになり、おふたりの去就がいずれ国民的議論になることもあり得ると考えます。


※ぼくの実際の発言からは、まだ抜けているところがあると思いますが、思い出せる範囲内では、こんな具合です。
 中国にもゴリ押しの責任があるという箇所などを除けば、関テレのディレクターは、ぼくの真意が伝わるよう、電話収録から生放送のオンエアまで半時間ほどしかないぎりぎりの短い時間に、よくまとめてくれたと思います。

 ぼくから関テレのディレクターには「編集権はあくまでも、そちらにありますが、総理と与党幹事長の辞任が必要だと明言したことは、カットしないでください」とお願いしました。
 関テレにとって、もっとも影響とリスクの大きい箇所だと思いますが、放送ではきちんと最後に入れてくれていましたね。
 ぼくへのリスクを心配してくださるかたも、このごろ特に多いですが、いつもお話ししている通りの思いです。 武士道といふは 死ぬことと 見つけたり(葉隠)


▼内閣総理大臣と与党幹事長が辞めるべきかどうかは、最後は、国民ひとりひとりが決めることです。
 なぜなら、国民国家たる、われら日本国の国民は、主権者であり、主権者であるからには、この祖国の唯一の最終責任者だからです。

 また、いつも申しているように、現在の国民にはEメールという強力な手段もあります。
 これも何度か申しましたが、政治家も役所も実は驚くほどに国民からのEメールを気にして、よく読んでいます。だからこそEメールの受け取りアドレスを公開しているケースが多いのです。
 返信がなくてもあっても、無力感に囚われる必要は、ゆめ、ありませぬ。



 みなさまへ
 青山繁晴 拝 
 サンフランシスコ時間 2009年、平成21年12月15日火曜午前3時40分

幸福実現党メルマガ5号より

2009年12月15日 | 活動情報
幸福実現党のメルマガ「Happiness Letter」(ハピネスレター)がスタートしています。
現在、5号まで発行されています。


まぐまぐ「ハピネスレター」登録フォーム
http://www.mag2.com/m/0001054021.html

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2009/12/15
Happiness Letter <第5号>



皆様、おはようございます!
鳩山首相は、中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見を特例扱いで実現するよう宮内庁に要請したことについて、
「日中関係をさらに未来的に発展させるために大変意味がある。私の判断は間違っていなかったと」と強調しました。

小沢幹事長も、「天皇の政治利用」を批判した羽毛田宮内庁長官に対して、「辞表を提出した後に言うべきだ」と攻撃しています。
米国への「対等外交」、中国への「属国外交」がいかに危険であるか、
そして民主党政権の本質が、中国共産党と同じ独裁主義・全体主義であることについて、私達は訴え続けて参ります。

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「幸福実現党再始動」を受け、早速、埼玉県本部の党員・サポーターの皆様も、活動をスタートされています!

【活動レポート】

去る12月5日(土)は、埼玉県一斉の街宣活動を行いました。
各地域での主要駅を中心としてマイクを使っての政策宣伝活動および、政策チラシの配布を一斉に配布しました。

春日部駅西口では、早朝6時からと夜19時から、『幸福実現党』『新しい選択』のぼりを立て、駅を行き交う皆様に実現党ニュースを配りました。
行き交う方々からは、
「実現党に一票入れましたよ!もっとがんばってくださいよ!
民主を倒したかった!次回は絶対だね!」と力強いお言葉を頂きました!

民主党に対する「空気の変化」、幸福実現党に対する力強い期待を実感しました!


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埼玉県本部では、活発な活動をスタートされています!
全国の党員・サポーターの皆様、ぜひ活動の状況を当編集部小鮒宛お伝えください!随時当メールにて報告させていただきます。よろしくお願いいたします!!


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<Happiness Letter>

◎ご意見・お問い合わせ news-editor@hr-party.jp
◎メルマガID 0001054021
発行:幸福実現党 Happiness Letter 編集部

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幸福実現党 公式サイト http://www.hr-party.jp
幸福実現党 チャンネル http://www.youtube.com/user/hrpchannel
政党機関紙 ダウンロード http://www.hr-party.jp/media/newspaper.html
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津山支部にて12/12 大川隆法総裁講演「感謝の心」

2009年12月15日 | 活動情報
12月12日、大川隆法総裁が津山支部を訪れました。
その際のご法話の内容です。

理想国家日本の条件 自立国家日本さんから転載させていただきます。

信者との対話で、今の政治状況について言及があったそうです。

抜粋=
今、小沢軍団の600人もの中国への朝貢外国が始まりかかっている。向こうは天皇に特例で会いたいとか言っている。(中国に)吸い込まれつつある。

・一方、日米同盟は早くも切られかかってきている。政治的力を我らも持つ必要がある。NHKも、朝日も弱く、役に立たないので、保守系のテレビ番組をはらないといけない。

・このままだと中国の属国になる。その流れが3ヶ月であっという間に始まった。私が言った通り。やっている本人たちがわかっていない。それは日本に望ましくないと言っておきたい



<「感謝の心」要旨>

・津山支部精舎を この目で見たかった。今後の支部展開の参考にしたい。

・意外に、感謝の法門はあまり開けていない。そろそろもっと言わないといけない頃。いろんな宗教ではずいぶん言っている。今の世相みると、子供の親に対する感謝の心が薄れてきている。

・基本的には私は原則、親に育ててもらったなら、年取った親を養う(同居するかどうかは別として)べきだと思う。それが子供として、恩返しの最低ライン。
人間としての当たり前のライン。子供がいながら、全部国に頼らないといけないのは情けないこと。そういう風潮で、国が財政赤字で沈んでいくなら、考え方が間違っている。根本に戻れば、宗教心、道徳心が薄れ、感謝の心がないということ。

・年取れば、頭脳や体力は衰え、叱る力もなくなってくる。職業がなく収入もなくなるので、さらに権威が薄れてくる。年下のものを指導できなくなってくる。
だから若い者に一喝するだけの根拠がほしいところだろう。あげましょう。感謝の心が大事です。それがないのは畜生です。

・(直接)恩を受けた人への感謝や、間接的にも町、市、県、国、社会や会社などの恩を受けて、現在の自分があると気づき、感謝の人生を送れる人と、そういうことを全部忘れて全部自分でやったように思っているか、周りから被害ばかり受けたように思っている人。後者が多くなってきている。これは地獄的。天国的な人は、ささやかなことにも感謝の気持ちを持つもの。

・してもらったことを忘れてしまう。忘恩体質。本当はいろんなことをしてもらっているのに忘れて、被害を受けたことばかりを覚えている。

・ここは日本の悪いところ。戦争に負けてから復興しきれてないところ。倫理、道徳、そのもとにある宗教。それを教えないといけない。

・大人にも言いたいのは、子供として育ってくるときの感謝の心は、そんな大きなことではない。親のささやかな気遣いに感動して、心に残っているもの。それが分からない人が、大人でも増えてきている。高学歴化、職業の高度化にあいまって、ささやかな人情、情感の部分が失われつつある。ちょっとした気遣いに深く感じ入る心が失われている。

・都市部の母親は、子供の反抗の理由がわからない。(子供は)管理されて圧迫されて苦しんでいるのだが、母親は分からない。母親も高学歴で、会社に勤め、仕事についても知っているので、男性の仕事に対する目のように子育てをする。そのため成果や達成度に厳しい。成績から進学などに対して、有る程度の成果がでなければ、自分が会社をやめた甲斐がないと思い、(子供へ)八つ当たりするように厳しくなる。

・それを、子供はいじめられていると思い反発する。

・昔なら、男の子は母親に対して頭が上がらなかった感じがある。なぜかというと、今のように便利な世の中ではなかったので、母親は魔法使いのように、食べ物から着るものからいろいろと自分で作っていたから。今の女性たちはモノがつくれなくなっているが、(昔は)季節ごとにつくっていた。私の母も漬物を作っていたし、秋は甘酒もつくれば、サバの押し寿司や干し柿も作っていた。マフラーやセーターをつくっている姿も見ていた。そうしたささやかなことのなかに、愛情を感じるのだ。

・感謝の気持ちは、高邁な思想を教えて下さったときもあるかもしれないが、ささやかなことで結構感じるもの。

・なんとか「感謝の心」と「自立していく心」をうまく両立させないといけない。

・本当に自立した人間は、ある意味で、人に感謝するだけの心の余裕があるもの。自分に責任を持てて、自分を律して、努力していく人間は、わりと人に対して感謝ができる。しかし、人につつかれないとできないなら、干渉とみて嫌がる気がある。だから親の過干渉だと言って感謝する心のない子供は、信用がない状態にあるかもしれない。親に感謝できない子供は、まだ一人前でない。自分で自分をコントロールできていない証拠でもある。

・うちも与える愛とか、世の中への貢献とか、ユートピアづくりとかいっているが、その原点にあるのは感謝の心、報恩の心である。

・人にしてもらったことのほうが多く、人にしてあげたことが少ないと感じることが大事である。心して感謝の大切さを感じとらねばならない。これも努力かもしれない。

・今、感謝が大事だと教えてくれるところはないので、何度か教えておく必要がある。

・今、親孝行な子供たちがつくれれば、少子高齢化の問題もある程度解決する可能性がある。親孝行でない子供が多いので、大人も子供がほしくないし、国が高齢者の面倒をみないといけないという悪循環になっている。

・この感謝の心を取り戻すことが、人間社会を正常にもどす一つの力になると思う。

・もちろんこれは目下の者が目上の者に感謝するというだけでなく、この世に生きているすべてのものに感謝する心が大事。私も、会員への感謝の心はもっている。お互い感謝しあう世界になれば、この世の中、平和になって、調和の世界が開けてくる。どうか、感謝の心を大事に、仕事をし、人生を組み立ててほしい。


対北方針「拉致実行犯引き渡し」削除判明

2009年12月15日 | 民主党政権
読売新聞 12月15日

 北朝鮮による拉致問題を巡って、日本政府が掲げてきた6項目の対応方針のうち、「拉致実行犯の引き渡し」を求めるとする項目が政権交代後、閣議決定文書から削除されていたことがわかった。

 拉致問題担当の中井国家公安委員長は「実行犯の引き渡しを求めることに変わりはない」としているが、今後の交渉で北朝鮮に妥協する姿勢を示したとも受け取れる対応に、拉致被害者家族の間には「鳩山内閣の姿勢が見えない」などと不安が広がっている。

 拉致問題を巡っては、2006年10月の政府の拉致問題対策本部の会合で、「万景峰(マンギョンボン)号の入港禁止など制裁の実施」「国連や関係国との連携」など6項目を対応方針として決定。

 このうち「実行犯の引き渡し」と、「被害者の安全確保と帰国」「拉致事件の真相究明」の3要件は08年6月、当時の町村信孝官房長官が衆院拉致問題特別委で「絶対必要な要件」と表明するなど、北朝鮮との交渉にあたって妥協できない基本線という位置づけだった。

 ところが、鳩山政権が新たな拉致問題対策本部の設置を決めた10月13日の閣議決定文書では、3要件のうち「実行犯の引き渡し」だけが削除されていた。

 先月26日の衆院拉致問題特別委では、自民党の古屋圭司議員がこの点を追及すると、中井委員長は「(姿勢が)後退したということではない。とにかく(被害者の帰国と真相究明の)二つに絞ってフル稼働していきたい」と答弁。古屋議員が「弱腰のそしりは免れない」と迫っても、「とにかく、これから頑張る」と繰り返すだけだった。

 鳩山内閣の北朝鮮政策を巡っては、小沢幹事長が先月、来日した韓国民主党代表に「拉致問題解決に束縛を受けず、日朝関係改善に結論を出さなければならない」と発言。国交正常化を優先させるのではないかと懸念する声が、政府や国会内でも出ている。 

 拉致被害者家族会の増元照明事務局長(54)も「政権交代から2か月以上がたった今も、北朝鮮との交渉が始まるような動きもない。何より拉致問題に対する政府の方針が定まっていないように見え、不安を感じる」と話している。

外務省幹部、「亡国政権」と異例の形容

2009年12月15日 | 民主党政権
宮内庁、外務省…広がる懸念 「亡国」批判も 天皇特例会見問題
産経新聞 12月15日

 民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、羽毛田信吾宮内庁長官に辞任を迫るという激しい反発をみせた。宮内庁だけでなく、外務省にも今回の決定への強い懸念が広がる中で小沢氏が、異論を封じ込めようと、強気の姿勢を示したようだ。

 複数の日中関係筋の証言によると、鳩山政権は、中国側の度重なる申し入れに逡巡(しゅんじゅん)し、それでも抵抗できなかった。こうした対応に外務省関係者からは「外交では筋を通してほしい」、宮内庁幹部からも「問題を安易に考えている」と強い批判が出てきた。

 実は、政府は11月30日、正式に中国側に「会見は無理」と通告した。「1カ月ルール」と、75歳と高齢の陛下のご健康が万全とまではいえないことが理由だった。

 ところが、駐日大使館を中心とする中国側の巻き返しが始まる。政府・民主党だけでなく、野党・自民党の中曽根康弘元首相ら中国とパイプの太い政治家らにも「なりふり構わず」(外交筋)働きかけた。

 「日本が一度断れば、中国が必死に動いてくることは分かっていたことだ。なのに、鳩山政権は中国側の動きに動揺してしまった」
 別の外交筋はこう解説する。中曽根氏ら自民党の政治家は「われわれが『ルール破りはダメです』と説明したら理解してくれたが、民主党側は、中国の走狗(そうく)となった」という。

 平野博文官房長官は12月9日、首相官邸を訪ねて重ねて会見実現を求めた中国の崔天凱大使に「陛下の体もあって大変厳しい」と明言を避けていた。だが、翌10日には小沢氏ら民主党議員143人の訪中団出発が控えており、結局、同日中に宮内庁長官に2回目となる指示を出し、宮内庁を押し切った。

 「官房長官から内閣府の外局である宮内庁の長官へという指揮命令系統を使ったということは、実質的に陛下に直接指示するのと同じだ」
 宮内庁幹部はこう指摘する。また外務省幹部の一人は、一連の政府・民主党の動きをこう言い切った。
亡国政権。小沢氏の意向が背後にあるのだろう」

外交当局が、ときの政権を「中国の走狗」「亡国政権」とまで形容するのは極めて異例だ。

 一方、政府筋は14日、「前政権のルールは知らないし、報道に違和感を持っている」と語った。陛下の政治利用の重大性や外交の継続性は見えなくなっているようだ。(阿比留瑠比)

◆ ◆ ◆


この記事を執筆した産経の阿比留記者が、この時のことをブログでもう少し詳しく書いてくれています。

今朝、二人の外務省筋と電話で話しましたが、一人は「亡国内閣」、もう一人は「民主党は中国の走狗」と表現していました。これは私がそう思っているという話ではなく、外務省筋が自分でそう言っていたことです。事態はとてつもなく深刻です。
国を憂い、われとわが身を甘やかすの記より)


阿比留記者のおかげで、ひとつ難しい言葉を覚えました。(^^;)

「走狗(そうく)」=他人の手先となって使われる者。
狩猟の際に鳥や獣を追い立てる猟犬が本来の意味。
猟犬は善悪など考えず飼い主の指示に従い、鳥や獣を追うことから、
他人の手先となって使われる者を「走狗」と呼ぶようになった。




産経新聞のこのブログ記事に、コメントがたくさんついています。


★今回の件で、この政権が村山政権以下になったと確信しました。
一刻も早い倒閣を期待します。
民主党内にも今回の件に関しては怒っている人もたくさんいると思います。
抗議の意味でも是非離党していただきたいと思います。

★鳩>今回の場合、日中関係をさらに未来的に発展させるために大変大きな意味がある
この言葉は“政治的に利用している”と白状しているようなものです。

★鳩山家の中では、規則やルールを守らないでも尻拭いをしてくれる人がいて、生きてこれたのでしょう。
でも彼は現在、一国の首相です。
どこまで他人に甘えるつもりなんでしょうか。
また、鳩山総理の会談や会議に対する姿勢がよく表れていると思います。
何のアイデアも提案も持たず、大事な会談や会議に臨む。
議題や相手の事について何も考えず、勉強もせずに“会ってから考えよう。会えば分かってもらえる。”的な行き当たりばったりの発想です。
だから、陛下が会見に臨む前に相手のことや日本との関係などをきちんと勉強するという事に思いも及ばないのでしょう。

この政権は、小学校の生徒会レベルだと思います。


★普通だったらこれだけでもう、支持率急落どころか総理の辞任を要求する声が巷から噴出しているはずです。それなのに何故、かくも高支持率を維持していられるのか?
答えは一つしか無いと思います。「民主党に代わる受け皿が無いから」でしょう。現時点で唯一の対立軸であるはずの自民が今の体たらくではもう、どれだけ現政権が醜悪であろうと、国民に選んでもらえないのです。
私は、民主の支持率を下げる努力と同程度かそれ以上に、野党たる自民の健全化を促すか、思い切って自民の分裂を誘起してでも、国民が選択可能な第三極を大きく育てるほうにエネルギーを向けるべきだと思います。国民を信じて。それしか、打つ手は無いのではないかと思っております。




内閣総辞職と陛下の会見中止を求める決議文

2009年12月15日 | 活動情報
鳩山政権の天皇陛下の政治利用に抗議する目的で

「神道政治連盟国会議員懇談会」、「真・保守政策研究会」(いずれも安倍晋三会長)の緊急総会と「日本会議国会議員懇談会」(平沼赳夫会長)の役員会が断続的に開催され政府に対する抗議の声明が決議されました。

   ◇

【真・保守政策研究会声明】

政府による天皇陛下の「政治利用」に断固抗議する

 天皇陛下が明日、習近平中国国家副主席と会見されることになった。
 これは陛下が外国要人とお会いになる際、一か月前までに文書で正式に申請されるという「一か月ルール」を無視した政府の強い要請によるものであり、看過することはできない。

 天皇陛下の外国要人とのご会見は、その国の大小や政治的重要性を超えたところで行われている。そこに政府の政治的要請を持ち込むことは、天皇を政治的に利用しようとするものであり、憲法上からも断じてあってはならないことである。
 にもかかわらず、政府は日中関係の重要なるものを理由に、宮内庁の強い反対をあえて押し切り、会見の実現を求めた。その背景にあったのは、総勢600人超の民主党訪中団を率いて中国を訪問する予定だった小沢民主党幹事長に対し、中国側の異例の大歓待を引き出すための何らかの先方との約束であり、それを自らの政治影響力の堅持に利用したいとの政治的意図であったことは想像にかたくない。

 日本国及び日本国民統合の象徴たる天皇陛下の尊厳を守り、その政治的中立性、公平性を確保することは、内閣及び内閣総理大臣の最重要の役割である。また、それゆえに、これまで「一か月ルール」歴代内閣によって慎重に、かつ厳正に守られてきた。
 しかるに、鳩山内閣はこの役割を安易に放棄するという重大な過ちを犯した。よって我々は、以下のことを求める。

一、明日の天皇陛下と習近平副主席の会見を即時中止せよ

一、鳩山首相はこの重大な過ちを認め、即刻内閣を総辞職せよ

平成21年12月14日

真・保守政策研究会
会長 安倍晋三


  ◇

【神道政治連盟国会議員懇談会 声明】

鳩山政権の天皇陛下の政治利用に対する緊急声明
政府が天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見を、慣行を無視して決定したことは、天皇陛下を政治的に利用しようとする憲法違反行為であり、断固として抗議し、下記のとおり要求する。

      記

 本日来日した中国の習副主席と天皇陛下との会見は、宮内庁と外務省では、各国要人が天皇陛下との会見を希望する場合、陛下のご日程調整を円滑に進めるため、1カ月前までに文書で正式に申請するよう求めているにもかかわらず、このルールに合わないまま決定された。慣行を無視して天皇陛下を政治的に利用する行為は、天皇陛下を我が国の象徴と定めた憲法に違反しており許されない。

(1)憲法第一条では「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とされており、議員内閣制の下に、特定の政党が政治的にその地位を利用することは憲法違反である。

(2)天皇陛下と習副主席との会見は、小澤幹事長が率いる総勢600人超の民主党訪中団の手土産として、さらには小沢幹事長の政治的影響を中国に顕示するために、また鳩山政権の対中外交を円滑化するために、小沢幹事長および鳩山総理が天皇陛下を政治的に利用するものである。

(3)天皇陛下との会見が実現すれば、中国における習副主席の政治的地位の向上にりようされることは必至であり、中国によって天皇陛下が政治的に利用されることを日本国政府が許容することである。

よって、政府に対し、次のことを求める。

一 政府は、慣行無視にとどまらず憲法違反である天皇陛下と中国の習副主席との会見を中止せよ

二 小沢幹事長と鳩山総理は天皇陛下を政治的に利用したことが憲法違反であり、法的にも道義的にも許されない暴挙であることを認め、内閣を即刻総辞職せよ

三 小沢幹事長は韓国でおこなった安易に天皇陛下のご訪韓をみとめるかのような発言を撤回し、今後一切天皇陛下を政治的に利用することをやめよ

平成21年12月14日
神道政治連盟国会議員懇談会


国会議事堂・総理官邸周辺で、謎の中国国旗掲揚

2009年12月15日 | 民主党政権
★世耕議員ツイッター
今車で走っていて驚愕しているのですが、国会、霞ヶ関近辺の各所の街灯に中国国旗「五星紅旗」が掲揚されています。これって国家元首の来日の時にしかやらないことのはずだ。誰の判断でやっているのだろう?官邸か?外務省か?

習近平問題


今回の習副主席の来日に合わせて、
国会議事堂や総理官邸周辺では、中国と日本両国の国旗が飾られています。
が、これも実は外務省のルールから逸脱した歓待。
本来であれば中国国旗を掲揚するようなレベルの相手ではないのに、
なぜ国旗を掲げているのか、謎です。



外務省によると、外国要人の来日に際し、国旗を掲揚するかどうかは
次の5ランクに分かれている。

1.国賓→国旗掲揚する
2.公賓→  する
3.公式実務訪問賓客 → する
4.実務訪問賓客 →しない ←今回の習副主席の来日は、ココ!
5.外務省賓客 → しない


今回の習近平副主席の来日は、通常ならば国旗掲揚の対象とはならない。
にもかかわらず、なぜ国旗を掲げたのか?

外務省の説明
「今回は外交的な配慮から掲揚した」




誰もが知りたい、“あの人”の行き先(ヘラトリ33号)

2009年12月15日 | 民主党政権
世界の眼がわかる! ヘラトリ・トピックス〔第33号〕

『誰もが知りたい、“あの人”の行き先』
(ヘラトリとは、NYタイムズの国際版 International Herald Tribuneの略称です)


 編集者の方から、この「ヘラトリ」の発刊頻度を3日に1度程度にしたい旨、ご連絡があったかと思いますが、重要で速報性が必要なものについては、内容を短くして、早めにショート版でお届けしたいと思います。

 さて、新聞紙上では、民主党の小沢幹事長による「対中国一大(600人!)朝貢派遣団」(12/12津山支部、12/13鳥取支部における総裁の御言葉)の異様さが、目を引いておりますが、その間、鬼?の居ぬ間に(正確には「小沢氏居ぬ間に」(産経新聞見出し))、小沢さんにいじめられた「渡部恒三元衆院副議長を囲む会」が、10日夜、都内赤坂で開かれました。

 七奉行と称して集まった面々は、松下政経塾出身者を中心に、いずれも、小沢氏に一言言いたい人達で、

野田佳彦財務副大臣(千葉4区)、
枝野幸男元政調会長(埼玉5区)、
前原誠司国土交通大臣(京都2区)、
玄葉光一郎衆院財政金融委員長(福島3区)、
樽床伸二衆院環境委員長「(大阪12区)」など、

ナチス少年団のような、小沢訪中議員団よりは、こちらの方が、よほど面白い顔触れです。

 さて、13日の鳥取支部精舎御説法では、大変重要なことを、おっしゃっておりました。

「(小沢氏の国家社会主義者ぶりや、独裁者になりたいという憧れが、目に余るけれども)、何とか死ぬ前に彼を折伏したい。今のまま死ぬと、地獄に堕ちて魔王となり、日本列島に、1000年は居座ることになる」と。

やはり、こういうことは、きちんと伝えていかないといけないですね。
第29号でもお伝えしましたが、郵政選挙で圧勝して急に国家主義者、全体主義者のような雰囲気になってきた小泉元首相に対して、
「あなた、東條英機の霊に取り憑かれているよ!」とアドバイスしたら、一発で目が醒めましたから。(実際、当時の首相官邸では、軍人さんの亡霊が、多数目撃されて、話題になっていました。)

それからもう一つ、御法話の中で、おっしゃっていたことは、
「民主党も、一枚岩ではない。元々保守なんだけれども、自民党の時代が長くて、出られる選挙区がなくて、たまたま民主党から出た人も、沢山いるから」とのことでしたね。

長谷川慶太郎の言葉を借りれば、「年末の予算編成で、支離滅裂な結果となって、“鳩山空想社会主義”が、破綻する日も近い」です。
しっかりと、メッセージを弘めていきましょう。

最後にもう一点。
御法話の中では、
「ゼネコンと航空機(業界)は、断固救う」と、おっしゃっていました。
ゼネコンについては、前々からそういう議論があり、「ヘラトリ」第20号でも、構想をお話していましたが、航空機(JAL)については、各種御説法の中でほのめかされてはおりましたが、公式に明言されたのは、初めてだと思います。

「未来に繋がるものは救う。未来に必要になるものは、押していく」と、はっきり明言されました。

 これは、全くそのとおりで、同じく「ヘラトリ」第20号でも言いましたとおり、超超高速旅客機(マッハ5,NYまで2時間)によって、新しい未来を拓きたいなら、日の丸旅客機会社(ナショナル・フラッグ)を潰しては駄目ですよ。

 この点については、私も、情報・アイデアを集めていますが、日航(JAL)の経営について、前向きの情報・アイデア・企画のある方は、是非、御一報下さいませ。(来年は『創造の法』の年です。)
(2009.12.13)